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Satoshi KATSUTA
2017年9月4日 12:44
悔しいけど負けを認めなくてはいけないとき。負けとまでいかなくても、ちょっと無理だな、これは適わないな、とかそんなことを思う瞬間がある。たとえば、友達の家に行って出てきたご飯が、とても豪勢な料理だったとき「あれ、こんなのうちでは作れない」と思うような感覚が近しい(と思う)。この感じを背負った後にどう思うかは人それぞれだ。「負けないように頑張ろう」と前向きな人もいれば「これはちょっと適わないからぼ
2017年8月28日 11:01
夏の終わりを感じるのはいつなのだろうか。ある人はお盆が終わるころといい、また、別のある人は夏休みが終わる8月31日という。この問いに正解があるわけではなく、考え方は人それぞれだ。ただ、ぼくにとっては昨日だった。夏休みに恒例となっている神宮球場での打ち上げ花火が最終日だったからだ。毎年、この日がぼくにとって夏の最終日だ。それが、8月31日だろうと8月27日だろうと大きな違いはない。7時半頃か
2017年8月23日 11:50
人生の中で人はどれくらいサヨナラをするのだろうか。ふと、そんなことを考えた。そのサヨナラにもたくさんの種類がある、とぼくは思っている。人の死という永遠のサヨナラ、卒業、転職によって離ればなれになることによるサヨナラ。恋人との別れによるサヨナラもあるだろう。こう、書き並べてみると一般的に「サヨナラ」は寂しいものだという認識があるのではないか?むしろ、悲しい、寂しいといったものしかないようにさえ見
2017年8月18日 12:00
柔らかい風というにはちょっとだけ手に残る感触がある。そんな風が吹いていた午後4時半の青山通り。雨は降っていない。お盆休みの余韻だからか平日にしては人通りは多く、銀杏並木にも多くの人で賑わっていた。球場に入ったのは17時を少しまわったくらいだろうか。いつものゲートから入場し、スタジアムの中へと入る。観客席を見渡す。「これはまずいな」と直感的に悟った。「客入りが多い。いつもの席に座れないかもしれな
2017年8月10日 11:55
日常、非日常その境界線はどこにあるのだろうか。そんなことをよく考える。何の変哲もない味のうどん、いや、美味しくないと言ったほうが正確かもしれないソレ。でも、海水浴に行き気心の知れた彼女、彼氏、友人たちと海の家で食べてみたら美味しかった。そう感じられることはないだろうか?誰しもが一度は経験があるはずだ。(いや、あるよね?)この感覚こそが非日常なのではないのだろうか?とぼくはひとつの結論を出した。
2017年8月4日 11:50
およそ3時間の熱戦を終え帰路につく。いつものように、銀杏並木から青山通りへと向かう。小雨がぱらついている。この日はどんよりとした雲に覆われる中、試合は進みゲームセットとほぼ同時に泣き出した。ヤクルトは序盤から敗色濃厚な展開の中で終盤の逆転劇。観るものをハラハラさせつつ、最後はハッピーエンドというエンターテイナーぶりだった。青山通りは多くの人で賑わい、外苑前から表参道は野球ファンだけでなく、サラ
2017年7月28日 10:47
笑顔が多かった。3連戦の最終日。ミスはありつつも快勝したヤクルト。終了も1時間ほど早く、ファンの心、身体に優しい試合だった。試合終了後に行われる「関東一本締め」(いわゆる一本締め)をDJの声に合わせて行い、ほぼ満員のスタジアムを後にする。球場から銀杏並木への道は緑のユニフォームを着た仲間たちで溢れていた。心なしか、みな笑顔に見える。暗がりの中だから表情は見ないのだけれども、きっとそうだ。そ
2017年7月24日 01:25
前日(7月22日分はこちら)https://note.mu/tamagawanoboru/n/na90c6ecbbab1?creator_urlname=tamagawanoboru昨日の喜びはなんだったんだろうか。一夜明けると「彼氏づらしないで」と言われたかのような現実を突きつけられた。 そんな心境だ。(え?昨日のアレはなんだったの?思わせぶりすぎない?)と考えたがやめ
2017年7月10日 09:25
(日差しが熱い)と思いかけて(あ、日差しは強い)だなと思い直してしまう。文字を扱う身としては当然かもしれないが、そんなことはどうでもよくなるほど暑かった。いつもの、銀杏並木を歩く。ニューヨークで買ったお気に入りのTシャツも球場へ着く前から汗でにじんでいる。ぼくは、痩せ形ということもあり、汗はあまりかかない。にもかかわらずTシャツの色がにじむ。銀杏並木の隙間からこぼれる、いや、照りつける太陽
2017年7月9日 02:33
7月7日、七夕の夜。ぼくは神宮球場ライトスタンドで勝利を見届けるはずだった。9回表の時点で8-3と5点リード。高校野球ならいざ知らず、プロ野球の試合で1回に5点差をひっくり返されることは、そう多くない。しかし、そう多くはないということが、起こってしまう。それが現実であり今年のヤクルトだ。例えるなら期日まで余裕を持って原稿を納品したものの、修正が繰り返され、最終的にはボツにされた。なんともやるせ