🚙移動販売物語💨5輪目「復活！！ツキはボーッとしてりゃ逃げちゃうもん」

たこ焼き号が戻ってきた！

でも。まだ完全復活とはいかず
原因らしき部品を交換し、今のトコは症状が改善されているので
しばらく様子を見て欲しいと
修理代は、後日見積りが終わり次第請求しますって
多分、めちゃくちゃ高くはないけど。今の自分にはかなり痛い出費

ここ数年、だいたい３カ月ごとに調子が悪くなったりエンジンが停止
以前、ローバーＭＩＮＩ(自営の為廃車)を１０年近く乗ってて
その時も、だいたいこんな感じで頻繁に壊れ、修理してたから
ハーレーもそうだけど、ずっと壊れる乗り物ばかり
(あ、人間関係もかなり壊れましたが)

ＭＩＮＩもハーレーも、壊れるからって数年で手放す人が多く
移動販売も、ウォークスルーバンが壊れたって理由で廃業する人も居た
多くの人が、壊れる事を解ってて買っているのに
実際に壊れると、それを理由に手放す

『自分もＭＩＮＩ買いました！』
『ハーレー買いました！』
『移動販売始めました！』

・・・数年後

『もう売りました』『やめました』

この繰り返し

『自分は壊れても乗り続けます』
『自営が大変なのは知ってるので、大丈夫です』

メンテを教えたり、部品やグッズをあげたりと
いろんな事をしても、やっぱりすぐに手放す人が多い
何をするのも本人の自由なんだけど。何十年も繰り返し経験してると
・・・この人もすぐ手放すんだろうなって思ってしまう

今回、自分がお世話になった車屋さんも
扱っている車の多くが昭和時代の車で
当然、買いに来るお客さんには故障やトラブルの話しをする
それでも、やっぱりすぐに手放す人が居る

『旧車が好きです！』
『ハーレーがずっと好きで、ようやく買いました！ずっと乗り続けます』
『ハーレーで日本一周したいです！』
『移動販売がずっとやりたかったんです！』

言葉では何でも言えるし、熱く語る事はできる
でも、実際にできるかって言うと殆どの人が出来ない

”やりたい事”　と　”やれる事”　の差は大きい

出来ない人ってのは、全てとまでは言わないけど中途半端な事が多い
逆に、何かを成し遂げる事が出来る人ってのは一貫性があり
多くの言葉に重みがある
その言葉の多くは、本人が経験した事が多く
ＴＶや雑誌から切り取り、借りてきたような言葉じゃない

自営を始める前、自分がやろうとしている事に対し
多くの人が『無理だ』『出来ない』『すぐ潰れる』『バカか？』
という反応だったけど
自営を始めてから、長くお店を経営している人や
かなり大きい会社の ”創業者” の方と話す機会が増えると
多くの人が自分と似たような経験をしていた
同じ社長でも。２代目や３代目より、やっぱり ”創業者” なんだよね

そして、自分が新しいアイデアやビジネスの話しをすると
『それは○○が問題にならない？』『○○はどうするつもり？』
と、改善点を含め、前向きな反応になる事が多く
一つの言葉からいろんな事を汲み取り、対応する事が出来る
普通の人が見過ごす事でも、視野が広く知識があるから
会話のキャッチボールというか、話しがどんどん進む

逆に、昔からの知り合いや、会社員の多くは
『絶対に無理』『何考えてんの？』
という反応で、そこで会話は終わり。完全にバカにした感じ
でも、それは別にその人達が悪い訳ではなく
そんな人達と一緒に居たのは自分で、聞く事も間違い
自分が、そんな人とばかり付き合うような人間だったって事
周りが悪いのではなく、その環境に居た自分が悪い
だから、その人達と会う時間や連絡する時間があるのなら
もっと違う事に時間を使った方がいい
本当に能力のある人なら、時間的にも精神的にも余裕があるから
いろんな人達と付き合えるんだろうけど
自分にはそんな能力も余裕も無いダメな人間。付き合える人には限界がある

だから、今は自営のおかげで付き合う人の幅が広がり
相談にのってくれる人が増え
逆に、いろんな会社の経営者から相談を受ける事もあるし
かなり前の事だけど、超有名企業の代表の方から
『何か困った事があったすぐ連絡してきなさい』と
名刺を渡された事があった
凄く嬉しかったけど、今までどんなに困っても連絡はした事はない
あの会社の代表が、たかがたこ焼き屋の自分にそこまで言ってくれた
その事だけで、自分にはもう充分過ぎるぐらい助けて貰った
周りに散々バカにされ、ゴミくずのように扱われていた自分を
超一流企業の偉い人が、そうやって自分を扱ってくれた
それだけで、本当にうれしい気持ちになれた


創業者というのは、当たり前だけど行動力がある
そして、できそうも無い事でも簡単に諦めない
まず、何が問題で出来ないのか
そして、出来るようにするには何が必要なのか
その事を一つ一つ地道に考え、クリアする事が出来る
ココは多分大きな違いで
修理(トラブル)に関しても、起きた問題に対しいろんな事を考え
一つ一つ可能性を潰し、解決に向かっていく
凄く普通で当たり前の事なのに、殆どの人が出来ないって事なのかも

今回、車のメンテに関してと今後のお店の経営に関しても
いろんなアドバイスを頂いた
かなり厳しい現実で、本当に大きな決断になるけど
経営者として自分よりはるかに先輩で、車に関しても詳しい
正直、車の修理よりも、自分を修理してくれているようで
本当に心強い存在

すぐに答えが出せる事ではないけど、最近ずっと考えてた事なんで
ある意味では、少し楽になるのかも

　”ツキはボーッとしてりゃ逃げちゃうもん”

タイトルのこの言葉
先日、たまたま本屋にあって手に取り

『コレ買わなきゃ』って思った本

とんねるず　の　”大志”

最後の章に書いてあった言葉で、その後に

「いまだって、おれたちは必死よ。毎日毎日・・・政治や経済なんてむずかしいことはわかんないけど、でもとりあえず、知ってて損はないから新聞はスミからスミまで読んでおこうとかやってるもん。
何の仕事をしていてもそうだけど、それなりの男になりたいと思ったら、そうした努力は絶対にしてなきゃだめだよ。」

この本を書いていた時のとんねるずは２０代半ば
オールナイトニッポンを始めてしばらく経った頃で、ちょうど自分が毎週聞いてた頃
自分も子供の頃から新聞を読んでて、さすがにスミからスミまでって程じゃないけど
知識は大事って当時から思ってて、それが今でも役に立ってる

今回、突然本屋に行く事になり、その本屋で偶然見つけ
一番最初に読んで、一番印象に残った言葉

当時、あれだけ人気があって、ラジオも物凄く勢いがあった
言葉も行動もイケイケ
その当時に、これだけの危機感があったのは流石だと思った
だからこそ、あれだけの間ずっと冠番組を持てたんだよね
自分も、一番忙しく、売り上げも最高を記録している時
倒産や廃業の本を沢山買って
こんな時だからこそ、しっかりと勉強しなきゃって思って行動した
臆病者は自営に向いているってよく言う理由はそこ
危機感って教えられるモノではなく、備わっているモノ

きっと、とんねるずも、臆病者とまでは言わないけど
そういった感覚があったから、長くやれてたと思う
だからこそやっぱり　”とんねるず”　が言っているこの言葉に
凄く意味があって
　
　「”ナニ”　を言ったのか」　よりも
　「　”誰”　が言ったのか」

そこなんだよね

　”言葉”　ってのは、言う人間によって重みが増して、生きた言葉になり
生きた言葉になるから、気持ちに変化がある

逆に、SNSでは　”死んだ言葉”　が氾濫してて
せっかくいい言葉なのに、その人が使う事によって安っぽくなり
言葉が死んでしまう
自らの体験で生まれた言葉じゃないから、当然意味を理解できていないし
守る事もできない。そんな人が本当に多い
セミナー！？みたいなモノに頻繁に行ってる人って
全てとは言わないけど、この傾向が強い
行動する事はいい事だけど、行動の仕方がちょっとズレてるかもね

経営って、戦略や技術みたなモノもそりゃ大事
でも、以前テレクラの話しでもしたけど

💘テレクラ物語➿11コール目：Don't think.Feel！[漢達の闘いの火蓋は、扉を開けた瞬間から始まっている]考えるな、感じろ！｜たこハシロウ【日本で一番長く深く移動販売を愛する男】 (note.com)

一番大事なのはやっぱり
　”モチベーション”　
　”気持ち”　の問題で　”心の健康”　なんだよね

そして、その事の大事さが解っていて
そこをどうやって保つのか、どうすれば維持できるのか
そこまで考える事ができるから、いろんな事を継続できたんだと思うし
多くの人からいろんな相談を受けた時、人とはちょっと違う対応ができて
他の人には絶対にできない悩みを、自分にだけ打ち明けてくれる人が多いんだと思う
自分もやっぱり、いろんな人に相談にのって貰っているから
今回の事もまた、大きな経験として凄くいい時間を過ごせたと思う

それにしても、愛車が目の前にあるって幸せ！

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