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成長の正体

先日お亡くなりになられた野村克也元監督は様々な著書の中で、
「失敗と書いて成長と読む」
という言葉を残されています。

また田中角栄元首相は、その語録の中で
「失敗はいやというほどした方がいい。そうするとバカでもない限り骨身に染みる。判断力、分別がついてくる。これが成長の正体だ」
と述べられています。

会社という組織でも、成長という言葉が頻繁に使用され、社員は成長を促されます。

会社でいう成長の意味として、経営者目線でものを考える、上位視点に立ってものを考えるなどが要求されているのではないでしょうか。

しかしこれは成長の一側面でしかありません。

人生という広い視点でみた場合、それらを含めた多くの考え方・価値観・視点を身に付けることが成長につながるのではないでしょうか。

狭い範囲での考え方から抜け出し、様々な価値観を受け入れ、多くの視点を獲得することで、人間は今までにない姿勢で物事に取り組むことができます。

その結果として「あの人は変わった」と周囲に評価されることもあるでしょう。

また視点が増えると、それまでの偏った視点で悩んでいた出来事が些細なことに映り、人生における幸福度が増していきます。

このように考えると、失敗を含めた様々な実体験や、読書などを通して多様な物の考え方に触れることが人間の幸せにつながって行くのだと思います。

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