takeshi

1976年生まれの会社員。 40歳を過ぎてから読書にはまっています。

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1976年生まれの会社員。 40歳を過ぎてから読書にはまっています。

最近の記事

人生とは日々生存確率を上げる営み

人間という生き物も、自然界に置かれた生物として日々生存競争にさらされている。 空腹時に食欲が満たされれば、生存確率が上がり幸福な状態となる。 日々勉強し、知識や経験値が上がれば、他者よりも抜きん出る事で生存する確率が上がり、心理的安心感につながる。 身体と心は一体なので、日々身体を鍛え、精神を高め、知識を広げ、経験値を上げる事で内面を磨き、外界での生存競争に備えていこう。

    • 好きなことを好きなようにやるには

      好きなことを仕事にするのはオススメしない。 仕事では市場原理に沿った成果、すなわちお客様ニーズの満足が要求される。 それにより、取組み内容に制約が生まれるため、自分の価値観に沿った自由な行動は認められない。 好きなことを好きなようにやるということは、自分の価値観に沿って行動することが前提となる。 このような行動は、自分がお金を払ってお客さんになって実施する方が、満たされる確率が高まる。 好きなことはお金をもらいながらやるのではなく、お金を払ってやる方が楽しめる場合が多

      • 「会社なんてどこも同じ」である本当の理由

        それは資本主義社会である以上、システムへの適合を求められるという点では基本的にどんな会社も同じだからです。 会社のシステムの本質は、かつて欧米諸国がやってきた植民地経営と同じですよね。 資本家がいて、それに従順に従う労働者がいて、労働者はシステムへの適合を求められる。 今の環境から逃げるだけの転職がうまくいかないのはそのためです。 職場が変わっても、資本主義システムは同じ訳ですから。 仕事の対象となるものが、自分の得意とする特徴とフィットしていない場合は、自分の特徴が

        • 成功ではなく勝利を日々積み重ねる

          北京オリンピック、スピードスケート女子1000mで高木美帆選手が金メダルを獲りました。 日本人選手が他国選手を凌駕して勝利する姿を見るのは、やはり気持ちがいいものですね。 勝負事で勝利することの喜びは、人間の生存本能をくすぐります。 これは善悪の話ではなく、本能から湧き上がるものですから、誰しも持ち合わせている感情だと思います。 日々小さな成功を積み重ねろ、という言い回しにいつも疑問を抱いていましたが、日々小さな勝利を積み重ねる、という行為こそが人間の本能に由来する喜びに

        人生とは日々生存確率を上げる営み

          愛知中学入試結果(合格最低点)

          愛知中学入試結果(合格最低点)

          美意識の重要性

          美意識向上を目的として、書道を習い始めてからもうすぐ1年になります。 準5級から始まり、5級、準4級と順調に級を重ねてきました。 私が習っている書道では、昔の中国古典の文章、昔の人が書いた文体を正確に模倣していくというスタイルです。 そこでは自分の書いた文字が、お手本と比べてズレがないか、のこだわりに自分なりの美意識が求められます。 自分なりにこだわって、お手本にどれだけ近づいた所で納得ができるか。 この感覚の向上は普段の仕事にも役に立ちます。 普段の自分の仕事の完成

          美意識の重要性

          世間の評価軸〜その行動が自分の価値観と一致しているか

          世間における人間の評価方法について考えてみる。 (ちなみにこれは私の価値観ではなく、経験から導いた現実である) まず対象となる競技の評価方法が定量的である場合は非常にわかりやすい。 ・100m走ならタイム ・野球なら本塁打数、打率、防御率など ・営業職なら売上高や件数など これらの競技においては、人格や人間力といったものは評価の優先順位がかなり低くなる。 すなわち、どんなに人間力があろうが、定量的なアウトプットがない場合には評価はゼロ点に近い。 次にその競技の評価方法

          世間の評価軸〜その行動が自分の価値観と一致しているか

          一般的な日本の会社の評価ポイント

          世間一般が考えるような、頑張ったかどうか、プロセスがどうだったか、どういう人格か、能力がどうか、結果がどうだったかは日本の一般的会社の社員評価のポイントではない。 その人の思考法、思考パターンがその会社のシステムに適合しているかどうかが評価の対象であり、出世の要素である。 大抵の会社の中間管理職に求められるのは、経営層の指示に対して従順であるかどうかであり、すなわちその指示に基づいて、部下たちに強制労働を強いることができるかがポイントとなる。 部下たちが抱く「この仕事は

          一般的な日本の会社の評価ポイント

          ジャニーズは努力が9割

          本書からは、ジャニーズタレントと言われる人たちも、元々は普通の人であり、生まれ持って特別だった訳ではないという事を教えられました。 筆者は男性でありながら、稀に見るジャニーズオタクであり、その鋭い洞察力とそれを表現する文章力にも長けています。 現在活躍中のジャニーズタレントの人たちも、それぞれが異なった強みを持っており、それをどうやって磨き、生かして生き残ってきたかのプロセスを学ぶことは、私たちが生きていく上でも大変参考になります。 努力とは、単にガムシャラにすればよい

          ジャニーズは努力が9割

          会社選びは宗教選び

          どのような国でも、民主主義や社会主義といった、その国家を形作る元となる哲学があります。 どのような家庭でも、お金の使い方や教育方針といった親の哲学があり、そこに属する者たち、特に子供達はその哲学、言い換えれば宗教に従わなければなりません。 これらと同様にどんな会社にも、どのように社会に貢献するか、従業員をどのように扱うか、お金をどのように使うかといった哲学があり、それが経営方針というものに謳われているはずです。 それらの哲学すなわち宗教に自分は従うことができるか、会社選

          会社選びは宗教選び

          海外旅行の魅力

          それは外の世界への憧れ。 楽園や天国に憧れるのと同じ感覚。 見たことがないから想像を膨らませる。 きっとそこには何かいいことが、幸せなことがありそうな気がする。 未知の経験が出来そうな気がする。 それと同じ感覚が、初めて学校に登校するとき、家を出て自立するとき、職場が変わるとき、結婚するときにもあるでしょう。 だから海外旅行に行けなくても、常に新しいことにチャレンジしていれば、同じ感覚を味わえて、幸せを味わうことができると思います。

          海外旅行の魅力

          自分の中での「幸せ時間」の定義

          人は皆、幸せを目指して生活して仕事をして生きていると思いますが、一生懸命やればやるほど幸せが遠ざかっているケースが多々あります。 人それぞれ「幸せ時間」は異なると思いますが、私にとっての「幸せ時間」とは「自分時間」を如何に多く確保できるかになります。 私にとっての「自分時間」の定義は ①仕事ではない時間  (会社に拘束されていない時間) ②会社に拘束されていても、自分が充実している時間 となります。 さらに詳しく見てみると、充実している時間とは、「時間がコントロール

          自分の中での「幸せ時間」の定義

          受験勉強に臨むにあたって必要な心構え

          4月から我が家の長男が6年生となりますが、次のステージとして本人の希望もあり、私立中学を受験することにしました。 そこで受験勉強に臨むにあたって必要な心構えを私なりに整理して伝えることにしました。 1. 受験勉強の本質は問題の解き方の習得(暗記)である広義の意味での勉強の中の1つに過ぎない受験勉強というのは、あくまで先人達の知恵の習得であり、突き詰めるとそれを如何に習得(暗記)して、限られた試験出題範囲内でそれを発揮できるかに尽きます。 ですので、学習の過程で習う概念を

          受験勉強に臨むにあたって必要な心構え

          組織へ抱く理想像を捨てる〜世の不条理で悩まないために

          人間の本能として、人の上に立つ人間の理想的な姿は常に「徳」があり、「完璧」であり、「神」に近い存在であるべきである、という固定概念が誰しもあるはずです。 しかし実際に自分の組織の上司を眺めてみても、そのような人は皆無でしょう。 なぜなら、仕事での成長と人間的な成長というのは本質的には別の軸であり、仕事で成長して人の上に立つ立場にあるからといって、もう一つの軸(人間的成長)を磨いていなければ、その部分は未熟であるからです。 私達は上司である人間に、その2つの成熟を求めてし

          組織へ抱く理想像を捨てる〜世の不条理で悩まないために

          ワイン造りから学ぶ自分造り〜ワインも人間もクリマの産物

          出口 治明著 「働き方」の教科書 にこんな記述がありました。 『人間はワインと同じで「クリマ」の産物だクリマ(climat)はワインに関する用語で、ワイン造りに影響を与える地理的条件、すなわちその固有の土地を指す言葉だそうです。 ワインはその土地固有の産物で、同じ地域でも土地の傾斜や日当たりが変われば、ワインの味わいの仕上がりも異なってきます。 我々人間にも同じことが言えます。 ・育った国、土地 ・家族環境 ・通った学校 ・勤めている会社 そこに両親から受け継いだ

          ワイン造りから学ぶ自分造り〜ワインも人間もクリマの産物

          成長の正体

          先日お亡くなりになられた野村克也元監督は様々な著書の中で、 「失敗と書いて成長と読む」 という言葉を残されています。 また田中角栄元首相は、その語録の中で 「失敗はいやというほどした方がいい。そうするとバカでもない限り骨身に染みる。判断力、分別がついてくる。これが成長の正体だ」 と述べられています。 会社という組織でも、成長という言葉が頻繁に使用され、社員は成長を促されます。 会社でいう成長の意味として、経営者目線でものを考える、上位視点に立ってものを考えるなどが要求さ

          成長の正体