世間の評価軸〜その行動が自分の価値観と一致しているか

世間における人間の評価方法について考えてみる。
(ちなみにこれは私の価値観ではなく、経験から導いた現実である)

まず対象となる競技の評価方法が定量的である場合は非常にわかりやすい。

・100m走ならタイム
・野球なら本塁打数、打率、防御率など
・営業職なら売上高や件数など

これらの競技においては、人格や人間力といったものは評価の優先順位がかなり低くなる。
すなわち、どんなに人間力があろうが、定量的なアウトプットがない場合には評価はゼロ点に近い。

次にその競技の評価方法が定量的でない場合はどうか。

この場合は競技ごとのアウトプットが、それを評価する者の価値観と一致しているかが重要なポイントである。

体操競技、フィギュアスケート、シンクロナイズドスイミングなど

あらかじめルールや枠が決められており、その価値観といかに高度に一致した演技ができるかがポイントとなる。

そして一般的に仕事をしている人のほとんどは、この後者の枠で評価されている。

その行動やパフォーマンスが評価者(上司など)の価値観と一致しているかが重要であり、そこに人間力が入り込む余地はあまりない。

逆に言えば、もし評価者と価値観を共有できなくても、その行動さえ価値観にフィットしていればよく、組織内の弱者が生き残る道はこのあたりにあると言えそうだ。

※人間力が評価されるのは結果を残したその後であり、先に来ることはない

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