武雄キン子

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等の話(その17)

等の乳首に異変が起きたのは今朝のことだった。 あんなに痒くて痒くて仕方なかった左の乳首がまったく痒くないのだ。 代わりに右の乳首が激しい痒みに襲われていた。 等は…

武雄キン子
4か月前
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等の話(その16)

等は夢を見た。 飛行機に乗ってオーストラリアに着いた。どうやら今オフにドジャースと契約したらしい。 ドジャースのオーストラリアキャンプにインしたのだ。 ロッカール…

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5か月前
2

等の話(その15)

等は見知らぬ男に呼び止められた。 『君、いいオナラするねぇ。』 等は心の中で叫んだ。 『えーー!何、この人ーーー?!』 つづく

武雄キン子
5か月前
1

等の話(その14)

等は心の中でつぶやいた。 『なんで左の乳首だけ痒いんだろ』

武雄キン子
5か月前
2

等の話(その13)

等は歌った。 『あれは3年前。臭いオナラ駅に残し、動き始めた汽車にひとり飛び乗った。』

武雄キン子
5か月前
1

等の話(その12)

等がスマホを手にすると心当たりのない着信履歴が。 履歴を削除しようとすると電話番号の下にウガンダの文字が。 『ウ、ウガンダ!』 等は怖くなり急いで削除した。 『国際…

武雄キン子
5か月前
1

等の話(その11)

等は布団の中で呟いた。 『ああ、屁して。』 と、その瞬間。 『あっ!やばっ!これウンコだ!』 気付くのが遅かった等であった。

武雄キン子
6か月前
1

等の話(その10)

等はスマホでニュースを見ながら呟いた。 『生成AIかぁ。ある意味終わってるなぁ。』

武雄キン子
6か月前
2

等の話(その9)

等は掻いた。 訳あって痒くて痒くて仕方なかった。 左の乳首が。

武雄キン子
6か月前
2

等の話(その8)

等は時々思う。 今、自分が見ている世界は現実なんだろうかと。 もしかしたら長い長い夢でも見ているんじゃないかと。 夕暮れの交差点。 信号待ちしながら、またそんなこと…

武雄キン子
6か月前
1

等の話(その7)

等はひどく動揺していた。 ひどく動揺しながらペヤングを作っていた。 お湯を注ぎ3分経ち、流しに行って湯切りをするとソース色のお湯が出てきた。 『しまった!かやくと一…

武雄キン子
6か月前
1

等の話(その6)

等は思った。 亡くなった人の分まで元気に生きなくちゃなって。

武雄キン子
6か月前
1

等の話(その5)

等はよくオナラをする。 『ぷぅ〜〜〜〜。』 長くてとても高い音だった。 『大分高音が出るようになったなぁ。』 そして、等はつぶやいた。 『これならロッキーのテーマ行…

武雄キン子
6か月前
2

等の話(その4)

等の家の隣に熊谷さんが越してきた。 引っ越しの挨拶でいただいたお菓子を母に見せると 『ご挨拶に行ってきた方がいいかね。』と聞かれた等は高齢で足の弱った母に 『表で…

武雄キン子
6か月前
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等の話(その3)

等はよくオナラをする。 そして、彼女によく言われる。 『オナラで返事するのやめて!』

武雄キン子
6か月前
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等の話(その2)

等が生まれる前年8月に発売され大ヒットした歌『スーダラ節』。 等の父は大のハナ肇とクレージーキャッツのファンで、中でも『スーダラ節』を歌った植木等さんが大好きで…

武雄キン子
6か月前
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等の話(その17)

等の乳首に異変が起きたのは今朝のことだった。
あんなに痒くて痒くて仕方なかった左の乳首がまったく痒くないのだ。
代わりに右の乳首が激しい痒みに襲われていた。
等はすぐに悟った。
連日激しい痒みに悩まされ続けている左の乳首をすぐ隣で見続けていた右の乳首が左の乳首を見るに見かねて激しい痒みを譲り受けたのだと。
愛であった。
それはまさしく無償の愛であった。
等は感動した。

等の話(その16)

等は夢を見た。

飛行機に乗ってオーストラリアに着いた。どうやら今オフにドジャースと契約したらしい。
ドジャースのオーストラリアキャンプにインしたのだ。
ロッカールームに着くと大谷翔平くんとロッカーが隣同士だ。
チームメートと談笑。
『いやー。久しぶりに飛行機乗ったよー。』(一同大笑)
等はでっかい紙袋に着替えの服を入れて持ってきていた。
ロッカーを開け、服をしまおうと紙袋の中身を見ると何故だか服

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等の話(その15)

等は見知らぬ男に呼び止められた。
『君、いいオナラするねぇ。』
等は心の中で叫んだ。
『えーー!何、この人ーーー?!』
つづく

等の話(その14)

等は心の中でつぶやいた。
『なんで左の乳首だけ痒いんだろ』

等の話(その13)

等は歌った。
『あれは3年前。臭いオナラ駅に残し、動き始めた汽車にひとり飛び乗った。』

等の話(その12)

等がスマホを手にすると心当たりのない着信履歴が。
履歴を削除しようとすると電話番号の下にウガンダの文字が。
『ウ、ウガンダ!』
等は怖くなり急いで削除した。
『国際ロマンス詐欺⁉︎ウガンダから⁉︎えー⁉︎』

等の話(その11)

等は布団の中で呟いた。
『ああ、屁して。』
と、その瞬間。
『あっ!やばっ!これウンコだ!』
気付くのが遅かった等であった。

等の話(その10)

等はスマホでニュースを見ながら呟いた。
『生成AIかぁ。ある意味終わってるなぁ。』

等の話(その9)

等は掻いた。
訳あって痒くて痒くて仕方なかった。
左の乳首が。

等の話(その8)

等は時々思う。
今、自分が見ている世界は現実なんだろうかと。
もしかしたら長い長い夢でも見ているんじゃないかと。
夕暮れの交差点。
信号待ちしながら、またそんなことを思う等であった。

等の話(その7)

等はひどく動揺していた。
ひどく動揺しながらペヤングを作っていた。
お湯を注ぎ3分経ち、流しに行って湯切りをするとソース色のお湯が出てきた。
『しまった!かやくと一緒にソースも先に入れてしまった!!』

等はそんなにまで、何に動揺していたのだろうか。
それについては誰も知る由もない。

等の話(その6)

等は思った。
亡くなった人の分まで元気に生きなくちゃなって。

等の話(その5)

等はよくオナラをする。
『ぷぅ〜〜〜〜。』
長くてとても高い音だった。
『大分高音が出るようになったなぁ。』
そして、等はつぶやいた。
『これならロッキーのテーマ行けるな』

等の話(その4)

等の家の隣に熊谷さんが越してきた。
引っ越しの挨拶でいただいたお菓子を母に見せると
『ご挨拶に行ってきた方がいいかね。』と聞かれた等は高齢で足の弱った母に
『表で会った時にすればいいんじゃない。』と答えた。
翌日、母が
『隣の人、鈴木さんていうんだね。』
『鈴木さん?鈴木さんじゃなくて熊谷さんだよ。』
『だって鈴木さんて書いてあったよ。』
『うそ〜!熊谷さんだよ〜。』
お母さん、とうとうボケたかな

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等の話(その3)

等はよくオナラをする。
そして、彼女によく言われる。
『オナラで返事するのやめて!』

等の話(その2)

等が生まれる前年8月に発売され大ヒットした歌『スーダラ節』。
等の父は大のハナ肇とクレージーキャッツのファンで、中でも『スーダラ節』を歌った植木等さんが大好きであった。あまりにも好き過ぎて自分の息子に等と命名までしてしまったのだ。周りはふざけてると反対したようだが黙って役所に届けを出してしまったらしい。
後にその話を聞いた等は植木等さんに興味を持ち、植木さんの歌や映画に魅了され、植木等になりたいと

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