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趣味の工芸や染色のはなし

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染色作家を目指し、奮闘中。 テキスタイルを制作するときのコンセプトやそこに至った経緯など。
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ついに幻の貝紫染を体験。

ついに幻の貝紫染を体験。

こんにちは。

以前より見聞きしていた貝紫。

このnoteの始まりの記事も貝紫染めがきっかけでした。

ついに、夢にまで見た貝紫染を体験しました!

以前もお話に出てきたのですが、初めからお話させてもらいます。

東京の大島でパレ・ラメールという貝の博物館に行ったことがきっかけで、もともと美大では染色をしていたこともあり、貝の染料があるのではないか?と調べたことがきっかけでした。

ありました…

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染色作家への道。

染色作家への道。

こんにちは。今日はわたしのテキスタイル制作についておはなしさせていただきます。

どんな作品をつくっているか
どんな考えでつくっているか

などを今後、お伝えしていければとおもいます。

わたしの制作スタイルは自宅でコツコツ染めるスタンプ捺染という技法です。

布を蒸す工程を、工房などにお願いするのではなく、自宅で蒸しと洗いを行いはじめました。(写真は蒸す前のものと、サンプルで蒸した右下のものです

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貝紫染めのポワサンコ

貝紫染めのポワサンコ

次の布の制作に、なにか変わった染料はないかと探していて。
東京の大島に行った時に「ぱれ・らめーる」という、貝の博物館に行ったのを思い出したので。
検索してみたら…まさか!あるのね!貝の染め物!

その名も、貝紫染め(かいむらさきぞめ)。

かなり興味があったので、調べていたら。日本にも古くから貝紫染めってあるんだけど。
メキシコのミシュテカ族に伝わる貝紫染めは、ほかの貝紫とは別格。
普通は、貝を捕

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