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読んでためになる無料マガジン第2号

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勇気をもらったり、心がほっこりしたり、そうだそうだ!と思える無料記事を集めたマガジン第2号
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2017年11月の記事一覧

1-3. ラマダン(断食期)にテロが多い理由

1-3. ラマダン(断食期)にテロが多い理由

【3行まとめ】
・ラマダンは断食を通じて弱者に共感をする月であり、寄付がよく集まる。イスラム過激派は、ラマダン月にテロを行い、多くの寄付を集める。サウジには宗教警察がいて、教義に違反すると厳しい刑罰が課される

(写真は、首都リヤドの公開処刑場。写真中央の排水口に、死者の血が流されたとされている。現在、処刑は非公開。)

・年に一度の断食 ラマダン月にテロが多い理由
 イスラム教徒は、年に一度、お

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1-2. サウジのマクドナルドが男女別の理由

1-2. サウジのマクドナルドが男女別の理由

【3行まとめ】
・不倫や婚前交渉を未然に防ぐために、日常生活から男女の分離が徹底されている。また、運転、海外旅行、就職など、女性への様々な制限がある。さらに、映画や公共の場での音楽が禁止されており、娯楽が乏しい。

(写真は、男女別に仕切られたマックのカウンター。首都リヤドにて。)

・厳格な男女の分離 マクドナルドも男女別 
 イスラム教において、姦通(不倫、浮気、婚前交渉など)は、社会の秩序を

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1-1. サウジのお店が昼間に閉店する理由

1-1. サウジのお店が昼間に閉店する理由

【3行まとめ】
・サウジの国教はイスラム教。礼拝の時間にお店が閉まるなど、日常生活に様々な影響。また、アルコールと豚肉が厳格に禁止されている。イスラムの教えを理解するには、7世紀当時を想像するとわかりやすい。

(写真は、イスラム教のお祈りの時間に閉店しているレストランの看板。西部の港町ジェッダにて。) 

 サウジアラビアと聞いて、皆さんは何を想像されるでしょうか。「アラブの石油王」、「砂漠」な

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はじめに

はじめに

※初めての方へ
無料マガジンをご覧ください。目次を整理して読みやすくしています。
https://note.mu/saudi_arabia/m/m109376622c60

 2017年の夏に、サウジアラビア政府の政策コンサルタントとして勤務しました。「日本人がなぜサウジ政府で」と疑問に思われるかもしれません。

 サウジ政府は、政策立案を行うため、米国の大学や戦略コンサルと提携しています。私は

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試される私のCreativity

試される私のCreativity

先日、某国際機関の新規プロジェクト形成のために情報収集をしているというコンサルタントさんに依頼され、パキスタンの保守的な州で女性の保健医療サービス利用を促進させるためのコミュニケーション術についてお話ししてきました。

何度か書いてきたことでもありますが、パキスタンの風習・文化(多くは厳格なイスラム教の解釈に基づく)のために、女性の社会参画が進まないのはもとより、医療を含む公共サービスの恩恵を享受

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クリスマスツリー作りは始まった

クリスマスツリー作りは始まった

今日で11月も終わり。

本当はクリスマスの飾りというのは12月8日 から始めるものらしいのです。(8日はImmacolataと呼ばれるキリスト教関係の大事な日で、イタリアでは祝日です。)

ということで、今年も恒例クリスマスツリー作りが始まりました。12月1日からはアドベントカレンダーになるから今日中に終わらせないとな。

友達もやってきて勝手に作ってくれます。大きくなったなこども・・・

簡単

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発展途上国は幸せか?

発展途上国は幸せか?

インドは人口13億人もいて

一口にインド人と言っても、色んな民族がいて話す言葉もそれぞれ

細かく分けると800言語もあるらしい

州が違うだけで、インド人同士でも言葉が通じないし

州によっては、隣の州と紛争を起こしているようなところもある

日本人の考える、「一つの国」というのとはちょっと概念が違う気がする

そんなインドは、未だに発展途上国

発展途上国と言って

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社会的養護の課題の全体像(2017)のスライド資料をダウンロード可能にしました

Living in Peace理事長最後の仕事の一環として(今後も活動は続けます、念のため)社会的養護の全体像が分かる資料2017年版をつくりました。PDFファイルはここからダウンロード可能です。商用利用(商用利用しようがない気もするけど)だけはご遠慮ください。

「普通じゃない」転職観。

「普通じゃない」転職観。

今の仕事のためにパキスタンに来て1年と1カ月。 残りの任期は7カ月を切りました。 あと半年ちょっとで無職になる開発ワーカー、そろそろ次の仕事を探さなくてはなりません。 国連での仕事を考えるなら、現在出ている空席公募ポストで業務を開始できるのは早くても半年後なので、現在の契約期間終了から半年~1年前には次のポストを探していて当然の世界です。

という話を違う業種の転職未経験な友人にしていたら、2~3

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選択的夫婦別姓への反論へ(その3)

今週はワンオペ育児の青野です。青野じゃない子供たち三人と、仲良く破茶滅茶な毎日を過ごしております。

さて、恒例となりつつある「選択的夫婦別姓への反論への反論」です。ネタが尽きてきましたので、ちょっと過激なやつも拾っていきます。 → 過去の反論(その1)(その2)

「夫婦別姓は日本の文化を根底から破壊するから絶対反対」なかなか熱いな。ただ、一つだけ、想像してほしい。その昔、日本で夫婦同姓制度が作

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選択的夫婦別姓への反論へ(その2)

前回のエントリーへの反響が大きく、様々な方から新たな反論をいただきました。また、一つずつ拾っていきたいと思います。

「別姓の夫婦に生まれた子供が、両親が同姓であることを望んだらどうするんだ?」家族で話し合って決めたらよろしいんじゃないでしょうか。引越しから家族旅行の行き先まで、家族で話し合うことはたくさんあります。率直に話し合える家族は素敵ですね。

今は、逆に「同姓の夫婦に生まれた子供が、両親

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FRJ参加費の支援を行います!

FRJ参加費の支援を行います!

ファンドレイジングって聞いたことがありますか?

最近ではすっかり当たり前になったクラウドファンディングはファンドレイジングの一つですが、特にNPOなどが活動や運営に必要な資金を調達することをファンドレイジングと言います。

商品やサービスを販売することで収益を得る会社と違い、NPOは社会課題の解決や民間や行政サービスでは提供されない社会サービスを提供することが主な役割となっていますが、そのような

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