【女子旅】サウジアラビア旅行で感じたこと【実情】

ども、旅するおたく、SEICAです!

サウジアラビアへ行ってまいりました。個人的に、今回が今までで1番難易度の高い旅でした。

何より、情報が少ないのが難点でした。観光VISAの発給が開始したのが2019年9月末。今回の旅の目的でもあったBTSのコンサートが10月11日…。VISA発給から1〜2週間で入国された方達が発信してくださっていた情報をTwitterをなどで収集し、それを手掛かりにして

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3-1. イランがサウジの宿敵となった理由

第1章では、サウジの国教であるイスラム教について説明を行い、第2章では、サウジの政治・経済・社会情勢といった内政について説明を行いました。第3章では、サウジと国際社会の関係について目を向け、外交情勢について説明を行います。

(中東情勢入門の難しさ)
 中東情勢と聞くと、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。イスラム国のテロの様子、シリアの空爆の様子、湾岸戦争でミサイルが飛び交う様子、どれも穏やかで

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2-10.サウジ人てどんな性格?

前章に引き続いて、サウジ人はどんな気質・性格なのかを私なりに分析してみたいと思います。もちろん、十人十色でみんな性格は違いますし、サウジ人に対するステレオタイプを持っていただくことは本望ではないので、おおまかな印象として受け止めていただけると幸いです。

・男社会サウジアラビア 
 イスラム教による男女の厳格な別離のために、サウジは強い男社会の絆で結ばれています。サウジにいて驚かされるのは、手をつ

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2-9. サウジと日本文化の意外な共通点とは?

【3行まとめ】
最近のニュースを騒がせるサウジは、日本とは全く違う国だと思ってしまいますが、地縁・血縁が強い階層社会であることや、おもてなし精神がおおらかなところは、日本と似ていて、不思議な親近感を覚えます。

 サウジの政治・経済に続いて、次のトピックは社会・文化です。男女の不平等や失業問題など、現下の社会問題については、すでに紹介いたしましたので、本項では、もう少し長期的なスパンで見たサウジ社

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2-8. サウジの経済改革 ビジョン2030とは?

【3行まとめ】
・サウジは、市場規模と成長性から有望視されているが、政府の不透明性が高く、企業は投資をためらっている。次期皇太子は、ビジョン2030の旗のもと、経済・社会改革を急速に進めているが、課題は山積み。

・産業育成を阻む壁:政府の不透明な規制 
 前項で業種別に述べたように、サウジの市場の魅力は、その市場規模と成長性にあります。JETRO発行のレポート、「リヤドスタイル」によると、サウジ

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2-7. サウジの石油はなぜ安いのか

【3行まとめ】
・サウジの石油産業は、採掘コストの低い油田に恵まれ、引き続き有望産業。石油相場が下落する中、失業対策には新たな産業が必要。石油以外の産業を育成するため、インフラ・建設などの分野が有望視されている。

 これまで、サウジの失業対策として、労働者側のアプローチ(労働供給側)に注目をしてきました。本稿では、企業側のアプローチ(労働需要側)について見てみましょう。

 さらなる雇用を創出す

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2-6. サウジが雇用対策としてやるべきこと

【3行まとめ】
・石油価格が下落し、サウジ経済が悪化している。政府が取り組むべきことは、国民へのバラマキや、海外企業へのサウジ人採用の義務付けではない。教育の立て直しや、女性の活躍のための環境整備が不可欠である。

 石油価格が下落し、サウジ経済が悪化しつつあります。経済が悪化し、失業が増えれば、人々の不満が溜まり、反政府的な運動への萌芽となりかねません。

 サウジ政府の最重点目標は、サウード家

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2-5. サウジの王族がリッツ・カールトンに拘束された本当の理由

【3行まとめ】
シェール革命によって石油価格が下落し、サウジの経済が悪化。政府のバラマキの額が減り、庶民の不満が高まっている。庶民の不満を解消するため、政府は王族を拘束。さらに、政府は王族の保釈金で財政赤字を補う。

・米国シェール革命による原油価格低迷の衝撃
 日用品から軍事まで、何でも海外に依存するサウジ経済は、石油資源による安定した収入があって初めて成り立っています。

 石油資源による安定

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2-4. 外国人労働者がサウジを嫌う理由

【3行まとめ】
・サウジ経済は外国人労働者によって支えられている
・外国人労働者の労働環境は過酷を極めており、人権侵害が課題
・サウジは政策立案から軍事まで欧米コンサルに依存しており脆弱な構造

(写真は、首都リヤドのインド・パキスタン系の外国人労働者が居住する地区。きらびやかな建物とは正反対。トラックに山積みの靴を路上で売っている。サウジに着いてしばらくは、この地区に住んでいました。)

・出稼

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2-3. 石油が湧くサウジの苦悩 高い失業率

【3行まとめ】
・サウジは世界最大級の石油埋蔵量を誇り、国家権力の源となっている
・石油収入によって、国民の勤労意欲が低下し、失業率が高くなっている
・労働者は、教育水準が低く、かつ職を選り好みしている

(写真は、砂漠の中に突如現れる石油関連とみられるプラント。)

2.内政
(2)経済:石油依存経済のいまとこれから

・国家権力の源 世界最大の石油埋蔵量
 サウジアラビアを論じる上で、最も重要

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