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#朝井リョウ

宝物のような本たちとの出会いに祝福を #2022ベスト本

宝物のような本たちとの出会いに祝福を #2022ベスト本

うまくいえないけれど、「この本は自分の人生にとって財産になりうる」という本のなかには、景色を忘れられない本と、言葉を忘れられず思考を促される本とがある。

そんな本を、私自身の言葉で抱きしめたい。

2022年最後のnoteは、今年読んだ72作品の中でも特別な8冊について。

ひとこと読書記録のバックナンバーはこちら↓

*ネタバレはありません

①「アートを巡る旅に出よう。きっと何か、変わるから

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子どもだけだと思ってた

子どもだけだと思ってた

とある日曜日、久しぶりの家族での外出。

その目的は年末に行くスキー旅行のために妹のスキーウェアを新調することだった。何軒か店をまわりながらも、退屈さに痺れを切らした私はショッピングモールにて単独行動を開始した。

しばらくきていない間に改装に入ってしまったイトーヨーカドーエリアを横目に見ながら、エスカレーターで下の階にくだっていると、目の先にガチャガチャコーナーが現れた。

近づいてみて驚いた。

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朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』
世界の見え方、登場人物への評価、「自分とは」への答えが章を経るごとに変わっていく。はじめはスローペースで読んでいたけれど、螺旋Pの伏線が見え始めてから読む手が止まらなかった。誰もが何かしらの気づきを得られる一冊。

朝井リョウ『そして誰もゆとらなくなった』
まさに「なにも考えずに読んで爆笑できるエッセイ」そのもの。ユーモアとかクスリどころじゃなく、お笑い番組見て大笑いする感じのおもしろさ。ゆとりシリーズは大好きで、1作目以外は単行本で揃えてる。朝井リョウさんのエッセイ、これからも読みたい。