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八百屋のちょっとまじめな話

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「野菜で笑顔を結ぶ」をモットーに、ほれた農家さんのおいしい野菜や果物を販売している八百屋(@函館)のちょっとまじめな話。3児の父ならではの視点で書いた「主夫な八百屋の子育て日記」…
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#子育て日記

amazon kindle で「主夫で八百屋もおもしろい!」出版しました!

amazon kindle で「主夫で八百屋もおもしろい!」出版しました!

1月に話題にしていました、「八百屋のエッセイ集」無事出版しました。

タイトル「主夫で八百屋もおもしろい 函館発 子育て八百屋すず辰の雑記帳」。

https://www.amazon.co.jp/dp/B08X1R6Q2N/

函館の八百屋すず辰のエッセイ集。

「日々の料理が楽しくなる八百屋」として美味しい野菜・果物を販売し、函館で食いしん坊な人が集う八百屋。3児を育てる主夫でもある店主が、店

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「父、サンタってホントにいるんだね」と小4の息子が言った。

「父、サンタってホントにいるんだね」と小4の息子が言った。

(子どもたちには内緒の話ですが、とてもほっこりしたので書いちゃいます)

2020年のクリスマスは、(研究者の)女房が調査で船の上だったため、私が初めて「サンタ」に。

例年は、夜型の女房がサンタ担当。朝型で夜に弱い私は紅白歌合戦を最後まで見たことはなく、さっさと寝て朝一番に起きて子どもらの寝顔を見つつ、「おっ、プレゼントあるある」とつぶやくのが恒例でした。

中学生になり、ほっとくと12時近くま

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主夫な八百屋の子育て日記、amazon kindleに登場!

主夫な八百屋の子育て日記、amazon kindleに登場!

毎週作成している店のチラシに書いてきた子育てネタを再編集した冊子「主夫な八百屋の子育て日記」をを電子書籍にしました(amazon kindle)。

5/12(火)17:00~17(日)16:59まで無料で購入できますので、この機会に良かったらお読みください。

子育て真っ最中の方も、すでにお子さんが巣立った方も、そして子育てはそのうちいつかって方も、クスッと笑っていただける、そんな冊子です。少し

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今こそ、社会全体で「声かけ」を!

今こそ、社会全体で「声かけ」を!

『ライオンのグータッチ』という番組があります。土曜の9:55からの放映で、毎回スポーツに“一生懸命打ち込んでいるのに結果が出せない子どもたちのもとを“その道のエキスパート”である有名アスリートや著名人が訪れ、徹底的にサポート!夢を追いかける全ての子供たちの成長を見守る応援ドキュメントバラエティ”です。(番組HPより)。

だいたい3~4週に渡って少年少女たちの成長が描かれます。 昨年の10月の回は

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軽く咳が出るので、大事を取って一日休んでみた。

軽く咳が出るので、大事を取って一日休んでみた。

3/9(月)、少し咳が出るため、大事を取って臨時休業しました。

いつもなら気合いを入れて働く程度でしたが、元々のどが弱く、こじらせると「ぜんそく様気管支炎」になることがごくたまにあり、そうなるとこのご時世にコンコン咳をしまくってはお客さんに引かれるなぁと思い。

あと、万が一、新型コロナに知らぬ間にかかっているなら、さっさと自己免疫で治すに限るので。

 で、午前中一寝。起きて、息子たちと函館駅

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子どもが野菜嫌いで何が悪い!、と野菜好きな八百屋は思います。

子どもが野菜嫌いで何が悪い!、と野菜好きな八百屋は思います。

八百屋として、子育て中の親御さんに訴えたいことは、写真の本のタイトルの通りです。

「子どもが野菜嫌いで何が悪い!」、
管理栄養士である幕内秀夫さんの著書です。

実は私、子どもの頃は結構な野菜嫌いでした。

たまご焼きに入ったねぎに吐きそうになり、肉詰めピーマンはお肉とソースの味で四苦八苦しながら食べ、しいたけもぬるっとした食感がダメでした。

それが、気づけば食べられるようになり、今では野菜の

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「どれがおいしい?」と聞かれても、まずはお客さんの好みを訊かないことには答えられません(^^;

「どれがおいしい?」と聞かれても、まずはお客さんの好みを訊かないことには答えられません(^^;

店で販売していて、味覚は人それぞれだなぁとつくづく思います。

今の時期だとリンゴ。「どのリンゴがおいしい?」と聞かれますが、まずは「食感・甘み・酸味」の好みを聞いてから。

我が家でいうと、娘はもっぱらのシャキシャキ甘い派で“フジ”が一押し。一方の息子たち。今の一押しは、バッキバキの強い食感で酸味が強い黄色いりんご“シナノゴールド”。

朝、リンゴを切ってやると「これおいしいヤツ?」と聞いてきま

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本日娘が中学入試。そして、受験といえば思い出す、”棚からぼたもち”のこと。

本日娘が中学入試。そして、受験といえば思い出す、”棚からぼたもち”のこと。

本日、長女(12)が中学入試です。午前の試験が終わって、午後からは作文の試験と面接でしょうか。面接は女房に任せて、私は店の営業です。

”受験”というと、いつも思い出すことがあります。

高校入学直後、保護者向けの入部説明会で顧問の先生が言った第一声。

「高校生活は4年間だと思ってください。3年間は部活漬けになるため、勉強はどうしても二の次になります。しかし、一浪すればみんなちゃんと進学していき

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みんなちがって、みんないい。

みんなちがって、みんないい。

4/2は、国連が定めた“世界自閉症啓発デー”です。世界中で自閉症について知り考える日です。

自閉症含めた発達障害の人は、脳内の働き方が大多数の方と比べ異なり、”脳のタイプ”が違うと言われています。

ただし、脳というはた目にはわからない器官の働き方が異なるため、外見からはわかりづらく“ちょっと変わった人”と認識されてしまうという問題が起きてしまいます。

例えば、発達障害の一つ、アスペルガーの人

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”私と小鳥とすずと”

”私と小鳥とすずと”

私が山口は下関での小学生時代、“好きな詩”を選んでくるという課題がありました。

そこで、私が選んだ詩が、山口の童謡詩人“金子みすゞ”さんの「わたしと小鳥とすずと」。

わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、地面(じべた)をはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように、たくさんの唄は知らないよ。

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ありがとう、きみがいたから。

ありがとう、きみがいたから。

「#私のパートナー」というハッシュタグを見て、すぐに浮かんだのはやはり女房のこと。

3年前の前厄の年に、突如持病が見つかりました(詳しくはこっちを)。
でいろいろあり、最終的に手術することに。3週ほど入院して、その退院前日のベッドで打ち込んだ文章です。長文ののろけですがご容赦を。

☆病気がわかった直後、「東京や大阪でいい先生探した方が…」、と珍しくあたふたと心配する女房。

数日後、主治医の先

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愛だろ、愛っ!

愛だろ、愛っ!

店主が学生時代にふと抱いた疑問。
「世界中に、飢餓や貧困で苦しんでいる人らがいるのに。自分は日本に生まれ、何不自由なく暮らし、そして今(大学生になって)なんとなく生きている。こんなんでいいのかな?」、と。

ISIS(いわゆる「イスラム国」)のことや、ウクライナの紛争、エボラ出血熱や、いろんな国のスラム街での貧困、そして飢餓。日本においては、震災での被害者の方々や、報道される家庭内殺人や自殺のこと

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涙もろくなりまして

涙もろくなりまして

年を取ると涙もろくなる、とよく言いますが、店主の場合、子どもを持ってから俄然涙腺がゆるくなりました。

学生時代、読書と言えば、ノンフィクションものやエッセイばかり読んでいた店主。小説といえば、せいぜい歴史小説ぐらいで、心の機微を描いた小説は読んでもピンと来ず。「行間を読む」ってことがテンでダメでした。

その後、恋愛の中でいろいろ鍛えられ、ネコを飼う中、親としての心情を知っていった次第です。

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