子どもが野菜嫌いで何が悪い!、と野菜好きな八百屋は思います。
八百屋として、子育て中の親御さんに訴えたいことは、写真の本のタイトルの通りです。
「子どもが野菜嫌いで何が悪い!」、
管理栄養士である幕内秀夫さんの著書です。
実は私、子どもの頃は結構な野菜嫌いでした。
たまご焼きに入ったねぎに吐きそうになり、肉詰めピーマンはお肉とソースの味で四苦八苦しながら食べ、しいたけもぬるっとした食感がダメでした。
それが、気づけば食べられるようになり、今では野菜のおいしさを伝える八百屋に!
子どもの頃ダメだったものが、大人になったら好きになるってあるよな、と思っていたのですが、この本によると、赤ん坊と大人で、舌にある味を感じ取る細胞(みらい細胞)の数に違いがあるそうです。
赤ん坊が1万二千個ほどあるのに対し、大人は6千~9千個。
赤ん坊の方が多いのは、まだ内臓が未発達の小さいうちは、食べて良いものが少なく、口に入れる前に選別するために、より味覚が繊細になるそうなんです。
次の表は、子どもの好きな、嫌いな野菜ランキング(前著より)。
嫌いな野菜の定番、「ピーマン」、「ねぎ」、「ニラ」、「人参」は香りが強いですし、「なす」「オクラ」「しいたけ」などは食感が独特。味覚が敏感な子どもが毛嫌いするのもある意味当然。
日々成長しエネルギーが必要な子どもたちは、いもや豆(枝豆・とうもろこし)など糖分の多い野菜を好むのです。
他にもなるほどな話がたくさん載っています。
子どもの好き嫌いで悩む親御さんが多い昨今、もっと「子どもの好き嫌いは気にしなくてもいい!」ってどんどん伝えていきたいなと思う八百屋なのです。
一方で、子どもの時のトラウマから、食べられなくなった野菜もあるかと。
身体の成長と共においしさも変わってきます。ぜひ大人になったら嫌いなものにチャレンジを。せっかくなら、よりおいしいものをというときは最寄りの八百屋にご相談くださいませ。
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