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移動遺伝子 Mobile genes

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毎週金曜日更新予定。マガジン「移動遺伝子」は、移動する中で生じる洞察や考察を共有し、読者と一緒に思考を深めていくためのプラットフォームです。このマガジンは、単なる旅の記録ではなく…
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#一度は行きたいあの場所

人生は分散と健康 Wisdom of diversification and health

人生は分散と健康 Wisdom of diversification and health

今週も東京にいます。

I'm still in Tokyo this week.

今回は、旅のまとめ最終回ということで、「分散すること」と「食事と健康」について書き記していこうと思います。

As this is the final installment of my travel summary, I'd like to write about "diversification" and "

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移動し続けること Expanding horizons through traveling

移動し続けること Expanding horizons through traveling

今週も東京にいます(この冒頭の挨拶はいつまで続けたら良いのでしょうか・・?)。

I'm still in Tokyo this week (how long should I continue with this opening greeting...?).

前回に引き続き、旅の学びをまとめていきたいと思います。 今回は、移動すること大切さについてです。

Continuing from la

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多様性の中にある「自己」 The "self" within diversity

多様性の中にある「自己」 The "self" within diversity

今週も引き続き、クアラルンプールにいます。

This week, I am still in Kuala Lumpur.

マレーシアの民族の多様性については毎週のようにお伝えしていますが、これは言語においても同様です。マレーシアの公用語はマレー語(バハサ・マレーシア)ですが、実際はそれほど単純ではありません。街を歩けば、中国語(主に広東語や福建語)、タミル語などの言語が飛び交っています。

I

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甘美な多様性の裏側 The sweet side of diversity

甘美な多様性の裏側 The sweet side of diversity

今週もクアラルンプールにいます。

This week, I am in Kuala Lumpur.

クアラルンプールの活気あふれる街並みを歩いていると、マレーシアの多様性が目に飛び込んできます。マレー系、中華系、インド系を中心とした多民族国家であるマレーシアは、その多様性が食文化にも反映されています。各民族の伝統料理が共存し、時には融合しながら、独特の食文化を形成しています。

Walking

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都市と自然と未来 City, Nature, and the Future

都市と自然と未来 City, Nature, and the Future

今週はマレーシアのクアラルンプールにいます。

This week, I am in Kuala Lumpur, Malaysia.

この街に足を踏み入れた瞬間、バリ島で感じていた独特の浮遊感から解放され、地に足のついた現実世界に戻ってきたような感覚に包まれました。街を歩けば、高層ビルが林立する近代的な景観と、緑豊かな自然が織りなす独特の都市空間が広がっています。

The moment I s

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Tourism 2.0

Tourism 2.0

今週もバリ島にいます。

I am in Bali this week as well.

バリ島はやはり観光客が多く、街を歩いていると韓国語、中国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語など、いろんな言語が聞こえてきます。どこを切り抜いても観光地なので、僕も観光客同様の体験をせざるを得ない状況に置かれています。。ヒンドゥー教の寺院に行けば、神聖な空間であるにも関わらず、みんなこぞっていろん

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小さな幸せの瞬間を大切に Embracing small moments of happiness

小さな幸せの瞬間を大切に Embracing small moments of happiness

今週もバリ島にいます。

I am in Bali again this week.

冬の寒い日に食べるジェラートも素敵ですが、夏の暑さの中で汗をかきながら食べるジェラートもまた格別です。ジェラートは、ある意味で人生の縮図のようなものかもしれません。暑い日に食べるジェラートはすぐに溶けてしまいますが、溶けたジェラートはただの甘い液体になり、ジェラートそのものの美味しさは失われます。人生でも、この

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身体性を取り戻す Reclaiming physicality

身体性を取り戻す Reclaiming physicality

今週はインドネシアのバリ島にいます。

This week, I am in Bali, Indonesia.

やはり、南の島はいいですね。特にアジアは。肌に合うといったら良いのでしょうか。インドネシア自体は初めてですが、1日経っただけでも随分と長くいるような感覚に陥ります。勝手が分かっているからか、すぐにこの土地に馴染めているような気がします。肩の力を抜いて過ごせている1週間です。

Inde

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観光客としての東京 Tokyo through the eyes of a tourist

観光客としての東京 Tokyo through the eyes of a tourist

今週は東京にいます。  

I am in Tokyo this week.

僕の旅もすでに3ヶ月が過ぎ、ベトナム、タイ、ウズベキスタン、ジョージアと4カ国を回ってきました。このタイミングで東京へと戻ってきたのは、気軽に食べれる美味しいご飯が恋しくなったということでもあります。久しぶりの東京ですが、家を手放した僕にとっては、行き先のひとつでしかなく、いち観光客として、アメージングジャパンを堪能し

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革命の四原則とエネルギー The four principles of revolution

革命の四原則とエネルギー The four principles of revolution

今週もジョージアにいます。

This week, I’m in Georgia.

今週は人生をかけてやりたいことについて深く考える1週間となりました。そのきっかけは、ジョージアに住む友人との再会でした。彼は大学4年生の途中で中退し、その後外資系広告会社で働いた後、3年前にジョージアへ移住しました。彼と話すうちに、「生きること」そして「自分が心から楽しめることに全力を注ぐこと」の大切さに改めて気

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分断された世界で居場所を探して Seeking belonging in a divided world

分断された世界で居場所を探して Seeking belonging in a divided world

今週はジョージアの首都トビリシにいます。  

This week, I am in Tbilisi, the capital of Georgia.  

ジョージアでは、通称ロシア法案と呼ばれる「外国からの影響に対する透明性法案」を巡り、政府と野党の対立が激化しています。この法案は、国外から20%以上の資金を受け取る団体やメディアを「外国勢力の利益のために働く組織」として登録することを義務付け

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目で見て肌で感じる An expedition into embodied knowledge

目で見て肌で感じる An expedition into embodied knowledge

今週は、ウズベキスタンのタシュケントから、ジョージアのトビリシに移動してきました。

I traveled from Tashkent in Uzbekistan to Tbilisi, Georgia, this week.

今回の一連の旅を通じて、やはり経験に優ることはないなと再認識しています。

Through these travels, I've reaffirmed that the

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色と個性 Colorful personalities

色と個性 Colorful personalities

今週はウズベキスタンの首都タシュケントにいます。

This week, I am in Tashkent, the capital of Uzbekistan.

ウズベキスタンでは日中の気温が20度後半となり、比較的過ごしやすい日々を送っています。連日40度以上が続いたバンコクと比べると、とても過ごしやすく、道端にはたんぽぽの綿毛も目にすることがあり、春の訪れを感じています。

In Uzbe

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伝統文化のアップデート Reimagining tradition

伝統文化のアップデート Reimagining tradition

今週もバンコクにいます。

I'm still in Bangkok this week.

先週お伝えした通り、バンコクはソンクラーン祭りという新年を祝う伝統的な正月行事で街中が賑わいを見せています。通りを歩く人々は水鉄砲を手に構え、いつでも攻撃を開始できるように常に臨戦態勢です。水鉄砲を持っていなくとも、スマホを防水ケースに入れて首からぶら下げているなど、防御にも余念がありません。僕の日本の友

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