Yusuke Hatano

Life is a journey | 1998年生まれ | 2020年にアメリカの大…

Yusuke Hatano

Life is a journey | 1998年生まれ | 2020年にアメリカの大学を卒業後、外資系コンサルティングファームにて勤務 | 2024年に退職し世界を放浪中

マガジン

  • 移動遺伝子 Mobile genes

    毎週金曜日更新予定。マガジン「移動遺伝子」は、移動する中で生じる洞察や考察を共有し、読者と一緒に思考を深めていくためのプラットフォームです。このマガジンは、単なる旅の記録ではなく、移動が私たちの思考や視点にどのような影響を与えるかを探求していきます。 Updated every Friday, the magazine “Mobile Genes” is a platform for sharing insights and reflections that arise during travel, aiming to deepen thinking together with its readers.

  • 最近読んだ本

    備忘録を兼ねて、最近読んだ本を紹介していきます。

最近の記事

Tourism 2.0

今週もバリ島にいます。 I am in Bali this week as well. バリ島はやはり観光客が多く、街を歩いていると韓国語、中国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語など、いろんな言語が聞こえてきます。どこを切り抜いても観光地なので、僕も観光客同様の体験をせざるを得ない状況に置かれています。。ヒンドゥー教の寺院に行けば、神聖な空間であるにも関わらず、みんなこぞっていろんなポーズを取ったりしながら写真を撮っています。インスタにあげるのでしょうか。あち

    • 小さな幸せの瞬間を大切に Embracing small moments of happiness

      今週もバリ島にいます。 I am in Bali again this week. 冬の寒い日に食べるジェラートも素敵ですが、夏の暑さの中で汗をかきながら食べるジェラートもまた格別です。ジェラートは、ある意味で人生の縮図のようなものかもしれません。暑い日に食べるジェラートはすぐに溶けてしまいますが、溶けたジェラートはただの甘い液体になり、ジェラートそのものの美味しさは失われます。人生でも、このような瞬間は数多く存在するのではないでしょうか。ジェラートは幸せの象徴です。その

      • 身体性を取り戻す Reclaiming physicality

        今週はインドネシアのバリ島にいます。 This week, I am in Bali, Indonesia. やはり、南の島はいいですね。特にアジアは。肌に合うといったら良いのでしょうか。インドネシア自体は初めてですが、1日経っただけでも随分と長くいるような感覚に陥ります。勝手が分かっているからか、すぐにこの土地に馴染めているような気がします。肩の力を抜いて過ごせている1週間です。 Indeed, southern islands are wonderful, espe

        • Voices in Tbilisi: Struggle and Identity

          エッセイ『分断された世界で居場所を探して Seeking belonging in a divided world』をもとに、ChatGPTで歌詞を生成し、Sunoに流し込んで、ラップを作ってみました。

        マガジン

        • 移動遺伝子 Mobile genes
          16本
        • 最近読んだ本
          3本

        記事

          最近読んだ本(5月編)

          僕の放浪旅もあっという間の3ヶ月が過ぎてしまいました。 街のエネルギーや変化に疲れ、ジョージアでの2週間が1ヶ月のように思えた5月でした。 さて、毎月の恒例となりました、備忘録も兼ねて、5月に読んだ本の紹介です。 合計:18冊(2024年累計:57冊) 普通という異常 健常発達という病アイデアの接着剤プロフェッショナルマネジャー ~58四半期連続増益の男Age of Revolutions: Progress and Backlash from 1600 to the P

          最近読んだ本(5月編)

          観光客としての東京 Tokyo through the eyes of a tourist

          今週は東京にいます。 I am in Tokyo this week. 僕の旅もすでに3ヶ月が過ぎ、ベトナム、タイ、ウズベキスタン、ジョージアと4カ国を回ってきました。このタイミングで東京へと戻ってきたのは、気軽に食べれる美味しいご飯が恋しくなったということでもあります。久しぶりの東京ですが、家を手放した僕にとっては、行き先のひとつでしかなく、いち観光客として、アメージングジャパンを堪能している次第です。 My journey has already passe

          観光客としての東京 Tokyo through the eyes of a tourist

          革命の四原則とエネルギー The four principles of revolution

          今週もジョージアにいます。 This week, I’m in Georgia. 今週は人生をかけてやりたいことについて深く考える1週間となりました。そのきっかけは、ジョージアに住む友人との再会でした。彼は大学4年生の途中で中退し、その後外資系広告会社で働いた後、3年前にジョージアへ移住しました。彼と話すうちに、「生きること」そして「自分が心から楽しめることに全力を注ぐこと」の大切さに改めて気づかされました。現在、彼はジョージアで日本語を教えたり、漫画家として初めて連載を

          革命の四原則とエネルギー The four principles of revolution

          分断された世界で居場所を探して Seeking belonging in a divided world

          今週はジョージアの首都トビリシにいます。 This week, I am in Tbilisi, the capital of Georgia. ジョージアでは、通称ロシア法案と呼ばれる「外国からの影響に対する透明性法案」を巡り、政府と野党の対立が激化しています。この法案は、国外から20%以上の資金を受け取る団体やメディアを「外国勢力の利益のために働く組織」として登録することを義務付けるものです。政府は透明性と主権の保護を主張していますが、野党は市民社会の抑圧と批

          分断された世界で居場所を探して Seeking belonging in a divided world

          目で見て肌で感じる An expedition into embodied knowledge

          今週は、ウズベキスタンのタシュケントから、ジョージアのトビリシに移動してきました。 I traveled from Tashkent in Uzbekistan to Tbilisi, Georgia, this week. 今回の一連の旅を通じて、やはり経験に優ることはないなと再認識しています。 Through these travels, I've reaffirmed that there's no substitute for personal experien

          目で見て肌で感じる An expedition into embodied knowledge

          本当の探究とは? 探究学習に内在する矛盾

          ベネッセのホームページを見ると、探究学習についてこのように書いてある。この記事で述べたようにとある縁で、僕は現在高校生向けのオンラインの探究学習プログラムの運営の手伝いをしている。そんなことから、探究学習とは何なのか、一体このプログラムの理想の形は何なのかということについて、日々頭を捻らせている。 個人的には、そもそも探究「学習」が「教育」の中の一部に存在していること自体が未だ理解できていない。現在、千葉工業大学の学長を務める、伊藤穰一さんによれば、教育とは誰かに何かを与え

          本当の探究とは? 探究学習に内在する矛盾

          旅で見つける余白 Living Your Own Time

          今週もタシュケントにいます。 This week, I am still in Tashkent. 先週お伝えしたとおり、タシュケントは春を迎え、町中は緑に囲まれ、とても心地よい日々を送っています。そんなこともあり、毎日、特に観光をすることもなく、本を読んだり、考え事をしたりして過ごしています。改めて、人生において、余白・余裕が大切であると思う1週間になりました。 As I mentioned last week, Tashkent has welcomed sprin

          旅で見つける余白 Living Your Own Time

          最近読んだ本(4月編)

          気づけば4月ももう終わり。日本ではGWらしいですね。 僕の旅も、タイのバンコクから、ウズベキスタンのタシュケントへと場所を移しました。 というわけで、備忘録も兼ねて、4月に読んだ本の紹介です。 合計:16冊(2024年累計:39冊) ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済 10の講義だからタイはおもしろい~暮らしてわかったタイ人の「素の顔」~マッキンゼー ホッケースティック戦略―成長戦略の策定と実行普通をずらして生きる――

          最近読んだ本(4月編)

          色と個性 Colorful personalities

          今週はウズベキスタンの首都タシュケントにいます。 This week, I am in Tashkent, the capital of Uzbekistan. ウズベキスタンでは日中の気温が20度後半となり、比較的過ごしやすい日々を送っています。連日40度以上が続いたバンコクと比べると、とても過ごしやすく、道端にはたんぽぽの綿毛も目にすることがあり、春の訪れを感じています。 In Uzbekistan, the daytime temperatures are in

          色と個性 Colorful personalities

          探究学習にリベラルアーツの視点を

          4月から縁あって、高校生向けの探究学習プログラムに再び携わることになった。 このプログラムは、オンラインで全国から集まった100名近くの高校生が、個々の関心分野別にグループで、3ヶ月間の探究活動を行うものだ。各グループには大学生がファシリテーター役(伴走役)として配置され、僕の役割はその伴走役となる大学生たちをマネジメント・サポートすることである。 プログラムの流れとしては、まず自己紹介やアイスブレイクを経て、個人とグループの目標設定を行う。その後、それぞれの関心事を共有

          探究学習にリベラルアーツの視点を

          伝統文化のアップデート Reimagining tradition

          今週もバンコクにいます。 I'm still in Bangkok this week. 先週お伝えした通り、バンコクはソンクラーン祭りという新年を祝う伝統的な正月行事で街中が賑わいを見せています。通りを歩く人々は水鉄砲を手に構え、いつでも攻撃を開始できるように常に臨戦態勢です。水鉄砲を持っていなくとも、スマホを防水ケースに入れて首からぶら下げているなど、防御にも余念がありません。僕の日本の友人も、ソンクラーンを目当てにバンコク訪れていましたが、なぜこれほどまで外国人観光

          伝統文化のアップデート Reimagining tradition

          人生とはリミックス Life is a remix

          今週もバンコクにいます。 I'm still in Bangkok this week. タイは夏真っ盛りで、連日38度を超える猛暑が続いています。人間の体温以上の気温に包まれる日中は、外を歩くのは危険なため、ショッピングモールを転々としながら、日中は涼を求めています。 Thailand is in the height of summer, with daily temperatures exceeding 38 degrees Celsius, which is m

          人生とはリミックス Life is a remix