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1年間、服を買わないで過ごした私に起きた驚愕の変化について

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興味を持ってもらえることが多くなってきたので、マガジンの形にまとめました。
運営しているクリエイター

#断捨離

とびきりおしゃれな年上の友人 ①

とびきりおしゃれな年上の友人 ①

とびきりおしゃれな年上の友人が何人かいる。素敵なエピソードがあるたびに何か書いていきたいと思う。

松尾たいこさんとは、もともとは著者―編集者のお付き合いだった。担当させていただいた、松尾さんの初のエッセイ『東京おとな日和』は、私にとっても、思考のターニングポイントになる本だった。

私は松尾さんと出会って、自分の専門外のことを、知っているふりをせずにすぐに詳しい人に聞くという生き方に変えた。私は

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「普通の服」の時代 後篇

普通の服を着こなすために必要なことユニクロが、「安価さよりベーシックさ」をより重視しているという指摘を、前回は書いた。

そして、その質は値段に比して悪くない。

でも、私はめったにユニクロで服を買わない。買えない、というより買えない。

個人的な理由がある。それは、

めぼしい商品の小さいサイズがすぐに売り切れてしまうこと。

だ。おそらく体の小さい人、細身の人であれば、誰もが経験済みだと思う。

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「普通の服」の時代 前篇

「普通の服」の時代 前篇

推測・ユニクロが安くなくなった理由スタイリスト・にしぐち瑞穂さんとBRITISH MADEというブランドの主催するイベントで、トークショーに出させていただいた。

その打ち合わせの時に、お話していて気付いたことがある。

それは、日本中で多くの人が、普通の服を着たい時代になっているんではないかということ。ちょっと前に話題になったエフォートレスとか、ノームコアとかとはちょっと違うと思う。もう少しエレ

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トークイベントのお知らせ

何にでも、いわゆる「中の人」には語れないことがあると思っている。

たとえば、私はファンデーションについて、どうしても使う必要性がわからなくて、結果、5年ほど前から「ファンデーションなし、下地も時々しか使わない」という方法をとっている。スキンケアも、数多くの化粧品に詳しい知人友人の言を聞き流して、化粧水と時々美容液くらいしかやらない。

もともとの肌が強いのもあるんだけれど、33歳の今まで、これで

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メイクと髪型のリニューアル①

服を1年買わなかった間に、人とのコミュニケーションのなかで、明らかに変わったなと思うことがあった。それは、同じ服の繰り返しなのに、以前より、「どこで服を買っているのか」を訊かれる回数が増えたこと。

考察するに、その原因の一つは、私らしい着こなしのスタイルを発見できたことによって、自信がついたこと。これは今までのnoteでも散々書いてきた。

もう一つ、まだ書いていなかった考察がある。それは、髪型

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汚れた服を黒く染めてみる。

汚れた服を黒く染めてみる。

服を買わない生活をして最初、おそらく多くの人が陥ることがある。

それは、気に入った服をヘビーローテーションで着すぎてしまい、劣化させてしまうこと。

私も、気に入っていた黒のスキニーの膝を真っ白にしてしまった。

そこで見つけたのが、これだ。

京都紋付

東京人の京都コンプレックスをなんともくすぐるこのお店の名前……。そして、ここでは、黒い衣料の染め直しに限らず、他の色の衣類も黒に染め替えてく

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1着買ったら3着捨てよう――③

参考までに、フェイスブックにあげた3着の服と3足の靴。

・アレキサンダーワンのビッグシルエットニット

・トリココムデギャルソンのカットソー(前側がファー素材・ジュンヤワタナベ期)

・editionの切り替えニット

・ニューバランスのスニーカー(ほぼ未使用)

・アディダスの白スニーカー(数回着用)

・コンバースのグレーのハイカット(使用感あり)

普段、写真を撮りなれていないのがバレバレ

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1着買ったら3着捨てよう―②

6着の服を捨てることになった。

3着分の捨てる服はすぐに決まったのだが、あと3着分の捨てる服を決めるのには難航した。

障害になっていたのは何かというと、愛着心だ。

どう考えても、この冬に全然着なかったアイテムが3着あった。でもそれはすべて、好きなデザイナーの服だったり、あまり着ていないため、状態がよかったり、捨てるには忍びないものばかりだった。

そういう時の選択肢はいくつかある。たとえば私

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1着買ったら3着捨てよう―①

新しく始めたことがあるので、シリーズ化してみようと思います。

クローゼットをさらに洗練させるために、しばらく、「1着服を買うごとに3着服を手放す」というのを実践することにした。いつまでやるかはとくに決めていない。

これもまた、にしぐち瑞穂さんのアドバイスである。

「クローゼットのアイテムの絶対数を減らしたいのですが?」

という質問に答えてくださった。

「買うときに自問自答するんです。それ

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