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読書日記。

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日常生活の中で読んだ本、資料として読んだ本、活字を追いかけるために読んだ本。 色々とありますが、読んだ本について書いています。 ここは家族と同居するようになり、本を読んでいるとご…
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2022年11月の記事一覧

読書日記~柳澤健「1964年のジャイアント馬場」編。

読書日記~柳澤健「1964年のジャイアント馬場」編。

 柳澤健さんといえばプロレス関連の本を色々と出している人という印象がありますね。
個人的にお気に入りなのは「1976年のアントニオ猪木」でして、猪木さんが亡くなられた時に猪木さん関連本を取り上げた時に、記事にしています。

 プロレスに関しては言葉にしてはいけない部分というか、領域みたいなものは明らかに存在しているように思います。
「1976年のアントニオ猪木」はその部分や領域を明らかに踏み越えて

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読書日記~中野晴行編「マンガ家誕生。」編。

読書日記~中野晴行編「マンガ家誕生。」編。

 部屋の掃除をすると、文庫本で目立つのはちくま文庫だったりします。
研究本だったり、アンソロジー本だったりを積極的に私が買ってしまうのが最大の理由ですね。
今回取り上げる「マンガ家誕生。」はアンソロジー本であり、ある種の研究本なのがらしいですなー。

・中野晴行編「マンガ家誕生。」(ちくま文庫)

 作品が掲載されているマンガ家さんが表紙にリストアップされていますが、以前書いた記事の本と掲載作品が

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読書日記~高護「歌謡曲-時代を彩った曲たち」編。

読書日記~高護「歌謡曲-時代を彩った曲たち」編。

 高護さんの名前を意識し始めたのは歌謡曲の伝説的ミニコミ「REMEMBER」や「よい子の歌謡曲」を読み始めた1985年前後だったと記憶しています。
特に印象に残っているのはジャックスの『Legend』が再発された時期、彼らについて書かれた黒沢進さんによる文章です。
1954年生まれということで、黒沢さん、高さんにゴジラが挙げられていたのが妙に頭から離れないのでした。

 「よい子の歌謡曲」や「RE

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読書日記~北島一平・中村俊夫共著「みんなGSが好きだった」編。

読書日記~北島一平・中村俊夫共著「みんなGSが好きだった」編。

 1966年生の私にとってGSのヒット曲といえばブルーコメッツ「ブルーシャトウ」、タイガース「花の首飾り」、テンプターズ「エメラルドの伝説」にスパイダース「夕陽が泣いている」あたりを懐メロ番組で知っていた程度だったんですよね。

 小学生の時、かまやつひろしさんの「我が良き友よ」がヒットして、かまやつさんが書いた「バン・バン・バン」や「あの時君は若かった」とかを堺正章さんと井上順さんが歌っているの

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読書日記~「MUSIC MAGAZINE 2004年6月号」編。

読書日記~「MUSIC MAGAZINE 2004年6月号」編。

 音楽雑誌で優れた特集というのは、ひとりのアーティストもしくはひとつのバンドを取り上げたものの方が多くて、あるひとつのテーマだとなかなか上手くいかないことも多かったりするように思うのです。

 が、この「ミュージック・マガジン 2004年6月号」は特集のテーマ「あの頃、東京。」がぴったりはまった、今となっては珍しいケースではないでしょうか?
そもそも、ニュー・ミュージック・マガジン~ミュージック・

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読書日記~牧村憲一「『ヒットソング』の作りかた」編。

読書日記~牧村憲一「『ヒットソング』の作りかた」編。

 牧村憲一さんといえば連想してしまうアーティストがあまりにも多くて、どう説明したらいいのか考えてしまう私です。
フリッパーズ・ギターや竹内まりやさんのデビューについて尽力された方であるのはもちろん、ここを頻繁に覗くような方々には加藤和彦さんのいわゆるヨーロッパ三部作や六文銭のスタッフだった方と説明すればいいのかな?
個人的にはテイチク・レコード内に設立されたノン・スタンダード・レーベルでのエピソー

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読書日記~地球音楽ライブラリー「アルフィー」編。

読書日記~地球音楽ライブラリー「アルフィー」編。

 実は私、アルフィーというより坂崎幸之助さんのファンなんですよね。
坂崎さんのラジオ番組がとにかく好きなんですけど、アルフィーのCDはベスト盤を2種類持ってるだけだったりします。。
坂崎さんがNACK 5でやっている番組本についての記事のリンクを貼っておきます。

 この本がとにかく面白い。番組で実現したトークを単行本化したものなんですが、亡くなった方もいらっしゃったり、もはやプロモーションとして

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読書日記~監修:桑原茂一2「これ、なんですか?スネークマンショー」編。

読書日記~監修:桑原茂一2「これ、なんですか?スネークマンショー」編。

 しかし、寒いですねー。ちょっとした事情がありまして、我が家は更に寒くなってますが。。
その辺の事情は多分後々説明するかもしれませんが。。しないかもしれません。

 こういう不条理な気分の時に読みたくなる本が私にはありまして、白熱したサッカー中継に視線をやりつつ読んでいる次第です。

・監修:桑原茂一2「これ、なんですか?スネークマンショー」(新潮社)

 スネークマンショーといえば、私が中学生の

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読書日記~「ヤング・マガジン No.4 2.18 FEB,1985」編。

読書日記~「ヤング・マガジン No.4 2.18 FEB,1985」編。

 実家に戻って、山のように積まれた段ボール箱には隙間なくマンガ雑誌が入っていました。
その中には私が高校生~予備校生時代に買ったものが含まれていて、かなり愕然としたのですが、そんな中にずっと探していた本があったのです。

・「ヤング・マガジン No.4 2.18 FEB,1985」(講談社)

 この号を私が探していたのは大西結花さんの巻頭グラビアが目当てだったわけではなく、メトロファルスのビデオ

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