資金調達を決意 | Stock創業ストーリー #9
|| どのように集客するか悩んでいた
βローンチを経て、2018年4月にStockは正式ローンチしました。
ローンチしたはいいものの、それからどのようにしてStockを伸ばそうかと考えていました。
メディアの方に取材して頂くと、その直後はユーザーが一気に増えてくれます。しかし、それはあくまでも一時的なもので時間が経てばすぐに流入は止まってしまうであろうことは容易に想像できました。
継続的に新規ユーザーを獲得するためには、集客の戦略を練らなければいけません。しかし、何から始めればよいのかピンとこない。これといったアイデアが浮かばずにいました。
|| 嬉しい誤算で5万社が導入
しかしここで嬉しい誤算がありました。
「Stockの存在をどうやって広めようか」という集客戦略を考える前に、新規ユーザーが増えてきたのです。
初期のユーザーさんが「これいいよ」と紹介してくれて、紹介を受けた人もまた「これは良かった」と別の人に紹介……。紹介の波が来たのです。
私たちが最も寄り添いたいのは「非IT企業」の方々。ですので、そうした方々の拡散手段はSNSではなく「口コミ」です。拡散力はネットに比べて弱いかもしれませんが、リアルな体験談の信用度は非常に高いのだと思います。1社、また1社と確実に新規の申し込みをいただきました。
このような口コミがバイラルで始まり、集客戦略を立てるまもなく、ローンチから2年半で広告費ゼロのまま5万社の方がStockを導入してくださることになったのです。
|| 非IT企業の方々の業務インフラ
資金調達をすることなく、5万社の方が導入してくださり、さらにユーザー数は増えていきました。元々はこのまま自己資本のまま事業を維持・拡大していこうかと思っていました。
しかしある日、サーバーに不具合が起こってしまいます。一時的にStock が使えない状態になってしまったのです。
実際には短時間でサーバーは復旧したのですが、しかしその短時間でユーザーから問い合わせが殺到。
Stockのサーバーが止まると、当然のことながら復旧するまでユーザーはStockを使うことはできません。
「Stockがないと仕事にならない」
「すべての情報をStockで管理しているのに、アクセスできないと困る」
という声が殺到したのです。問い合わせ数は優に100を超えていました。
どの方も、その社内で核となる情報を格納されています。中には医療機関の方もいらっしゃり患者様のカルテを格納されている方もいました。
この瞬間、Stockはすでに非IT企業の方たちの業務インフラになっているのだなという実感を持ちました。少し大げさに言えば、Stockはほんの少しずつかもしれないけれど社会インフラになりつつあるとすら思いました。
|| そして資金調達へ
これまではベンチャーキャピタルなどの外部資金は入れず、自己資金だけで出来る範囲でやってきましたが、これではもう成長スピードが足りないかもしれない。もうすでに多くの方の業務インフラになっているのだから私たちはしっかりとそれに応える社会的責任があるという想いが芽生えたのです。
サーバーのトラブルを機にStockが社会インフラになっていることを実感しました。
ちゃんと資金を入れて体制やプロダクトを強化して、世の中に対する責任をきちんと果たしていくべきだと思い立ちます。
そこから知人の起業家の方たちと相談を何か月か重ね、2020年に資金調達することを決意したのです。
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