共同創業者との出会い | Stock創業ストーリー #1
初めて起業に興味を持ったのは大学生の頃でした。
サイバーエージェントの藤田晋氏の「渋谷で働く社長の告白」という本を読み、大きく影響を受けたのです。年齢や経験やその他条件に関わらず、世の中に大きなインパクトを与えることが出来る「起業家」という仕事が存在することを知って衝撃を受けました。いつか自分もこのような世界で挑戦したいと考えるようになりました。
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|| 世の中にインパクトを与えるために
大学を卒業し社会人になり、その後は紆余曲折あったがついに「世の中にインパクトを与えるサービスを生み出したい」という思いだけを抱えて起業を決意しました。
まず、起業にあたっては一緒に目標に向かう仲間が必要だと思い共同創業者を探しました。
知り合いのツテを辿るよりも、起業家交流会に参加するより前に、その時は何となく直感的にひとまずググったのです。
「起業 仲間 募集」
見るからにショボい掲示板くらいしか見つかりませんでした。しかもまったく更新されておらず、書き込みは月に2~3人しかありませんでした。
けれども、諦めず上から順番に書き込みを見ていったら1人だけピンとくる人がいました。ほんの2~3行程度の書き込みでしたが、日本語を見れば、その書き手と自分の水が合うかどうかは何となく分かる気がして、会ってみようと思ったのです。
新宿アルタ下のルノアールで待ち合わせていると、定刻の数分前に「すみません、ちょっと遅れます」と連絡がきました。その後も何度か「もう少しだけ遅れます」という連絡が来て、結局1時間半待たされました。
危うくキレて帰りかけましたが、当時他にやることもなかったので、しょうがないからどんな人間かも分からない相手を待ち続けました。1時間半後、リュックを背負った怪しい男がヒョコヒョコと現れたのでした。
|| そして、創業へ
かなり独特なキャラだけど、話していたらとても優秀だということが分かりました。外資系コンサルティングファームであるアクセンチュアでコンサルタントをした後、リクルートでエンジニアディレクターをしているということでした。
2~3時間ルノアールで話し続けたのですが、その中で偶然1986年1月1日という誕生日が一緒だということが判明します。
(最初は冗談で話を合わせてきているのかと思い、お互いに免許証まで見せ合ったシーンを今でもよく覚えています)
さすがにこのタイミングで正月の誕生日被りは、神様から「この男と何かを始めろ」というメッセージではないだろうか。私は昔から神様を信じているので、これは間違いないだろうと思ったのです。
2~3時間話しただけですが、神様を信じて「一緒に何かやらないか」とその場で彼を誘ってみます。
「事業アイデアは?」
「ない」
「お金は?」
「ない」
「会社は?」
「ない」
「ただ、世の中を突き動かすサービスを作ろうと思っている。必ず素晴らしい景色を見せることが出来る。一緒に世の中を突き動かすサービスを作らないか?」
と、会って2~3時間の相手でしたが起業に誘いました。一瞬ぽかんとした後、すぐに5秒くらいで「分かりました。ではどうすれば良いですか?」と答えました。
「ではまずはリクルートを辞めてもらえないだろうか」
「なるほど、了解しました。ではリクルートを辞めてきますね」
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その月末、彼はまだ出会って2~3時間しか経っていない相手に言われた通りなんと本当にリクルートを辞めて「澤村さん、リクルートを辞めてきましたよ」と連絡してきたのでした。
このような流れで、私と彼は世の中に大きなインパクトを与えるべく、起業をスタートさせました。
誰に、何を、どのようにーー。まだこの時点では一切白紙でしたが、とにかく世の中にインパクトを与えるための第一歩がスタートしました。
新宿のルノアールで1時間半も待たされたけど、あのとき、キレて帰らなくて本当に良かったとその後何度も思いました。
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