澤村 大輔 @情報共有ツール「Stock」代表

最もシンプルな情報ストックツール「Stock」の代表取締役社長。http://stoc…

澤村 大輔 @情報共有ツール「Stock」代表

最もシンプルな情報ストックツール「Stock」の代表取締役社長。http://stock-app.info。 「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」というミッション実現を目指しています。1986年1月1日 生まれ。

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最近の記事

【番外編②】ベンチャーキャピタル(DNX venturesさん)から見たStock

|| 自己紹介はじめまして、DNX venturesの新田と申します。 DNX venturesはB2B SaaSを中心としたスタートアップに投資をするベンチャーキャピタルです。 株式会社Stock(以下、Stock)さんとは日々経営のディスカッションなどを行っておりますので、投資家の目線から、Stockの魅力をお伝えできればと思っております。 || 出会いのきっかけと最初の印象出会いのきっかけは、マネーフォワードの辻社長から弊社代表の倉林にご紹介をいただいたことがきっかけ

    • 「自分たちが存在する世界線」と「存在しなかった世界線」の差分を広げる | Stockが大切にしている考え方 #10

      Stockでは、「『自分たちが存在する世界線』と『存在しなかった世界線』の差分を広げよう」というフレーズがよく登場します。 一見すると複雑な言葉ですが、その意味はシンプルです。 きょうはこの言葉の意味と、この言葉を私たちStockのメンバーが日々どのように実感しているかをお伝えします。 || 「もしStockが無い世界線だったら」自分たちが世の中に生み出した価値は、「『自分たちが存在する世界線』と『存在しなかった世界線』の差分」と定義できると思います。 『自分たちが存在

      • グレーが最悪 | Stockが大切にしている考え方 #9

        Stockの考え方に「グレーが最悪」というものがあります。 「白」でも「黒」でもなく、中途半端に間をとった「グレー」な施策をするのは悪手だという考え方です。 これはなぜかと言うと、「グレーな施策は、Next Actionに繋がらないから」というのがその理由です。 仮に「白」で間違えた場合には、次は「黒」で試してみようというNext Actionに繋がります。逆に「黒」を選んで間違えたなら、次は「白」というNext Action に繋げればよいと判断できます。 しかし「

        • 「すみません」から入れるか | Stockが大切にしている考え方 #8

          私たちがとても誇らしく、そして「いかにもStockらしいな」と感じる文化の一つに、「何か問題が起こった時に、まず『すみません』から入る」というものがあります。 何か問題が起きたらまず「すみません」から入るなんて当たり前じゃないか?と一瞬思われるかもしれません。 しかし、世の中でこの当たり前のことが徹底的に浸透しきっているチームは、実はかなりレアケースなのではないかと思います。 「想定外の出来事がありまして ……」 「協力会社のせいでして ……」 「私はやったのですが、原因

        【番外編②】ベンチャーキャピタル(DNX venturesさん)から見たStock

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        • Stockが大切にしている考え方
          13本
        • 創業ストーリー
          11本

        記事

          全員がフェアであるために「論理的」であることを重視 | Stockが大切にしている考え方 #7

          Stockでは、「論理的に物事を進める」ことを非常に重要視しています。 これはStockで働く全てのメンバーが、フェアな立場で自分の意見を言える環境にするためです。 || 結局、勝つのは「声が大きい人」では? 「『役職』や『入社年次』は気にせずに、全員がフェアに議論しましょう」と推奨する職場はとても多いと思います。 しかし、ただそのように呼びかけるだけであれば当然、単に「声が大きい人」の意見が勝つことになります。「声が大きい人」とはつまり「年齢が高い人」「役職がある人」「

          全員がフェアであるために「論理的」であることを重視 | Stockが大切にしている考え方 #7

          サンクコストを切り捨てろ | Stockが大切にしている考え方 #6

          Stockでは「サンクコストを切り捨てろ」という言葉がよく使われています。「サンクコスト」というのは行動経済学の概念で「すでに支払ってしまって、どうせもう戻ってこないコスト(お金・時間・労力)」のことを言います。 たとえば、5,000円の入場券を買って遊園地に行ったら、入場した瞬間めちゃくちゃつまらないと発覚したとき、あなたならどうしますか? || 「サンクコスト」を切り捨てて、その時点で最適な選択をする 5,000円で入った遊園地が本当につまらない。しかも入場した瞬間に

          サンクコストを切り捨てろ | Stockが大切にしている考え方 #6

          「Proactive(能動的)」なアクション | Stockが大切にしている考え方 #5

          Stockでは 「Proactive(能動的な)」という言葉が日常的に飛び交っています。 「とてもProactiveなアクションで助かりました」 「Proactiveに対応してくださり、ありがとうございます」 という具合です。 || 「期待値ゼロ」の状態でアクションを始められる 「Proactive(能動的)」というのは、つまり「『誰かに頼まれた訳ではないのに』自発的に動き出す」ということです。 この「Proactive(能動的)」な動きの凄いところは、何しろ依頼者

          「Proactive(能動的)」なアクション | Stockが大切にしている考え方 #5

          圧倒的なスピードは、相手の心を打つ | Stockが大切にしている考え方 #4

          以前、「AIか何かでサポートメールの返信をしているのですか?」とStockのユーザーさんに聞かれたことがありました。 詳しく尋ねると「とてもクオリティの高い返信が、いつでもとんでもないスピードで返ってくるから」とのことでした。会社をやっていて嬉しかった言葉のひとつです。 もちろん込み入ったカスタマーサクセスを任せられるほど今のAIの技術は進んでおりませんので、Stock社内メンバーが、一通ずつ心を込めて丁寧にご対応させて頂いています。 Stockでは、すべての行動におい

          圧倒的なスピードは、相手の心を打つ | Stockが大切にしている考え方 #4

          「本人に操作性のない事柄」での差別は、絶対に禁止 | Stockが大切にしている考え方 #2

          || 「本人に操作性のない事柄」での差別は理不尽多くの人たちが(特に若い人たちが)働く上で理不尽に感じることに、『年齢』『入社年次』『性別』『国籍』など、「本人に操作性のない事柄」での差別があると思います。 「まだ若いから」「まだ入社〇年目だから」などを理由にチャンスをもらえず、とても悔しい思いをしたことがある人も多いのではないでしょうか。 こう言われたら、こちらとしてはもはやもっと歳を取るか、そもそも早く生まれるしかありません。 「もっと早く生まれれば良かったということ

          「本人に操作性のない事柄」での差別は、絶対に禁止 | Stockが大切にしている考え方 #2

          「心身の健康」よりも大切なタスクは、絶対に存在しない | Stockが大切にしている考え方 #1

          Stockでは毎週「週次ミーティング」というものを開催しています。 社員もインターン生も、Stockに関わる全ての人が集まって、開発・ビジネス・経営の最新状況を週に一度共有する場です。 この週次ミーティングで、代表である私がメンバー全員に必ず毎週繰り返し繰り返し伝えているのが、「みんなの『心身の健康』よりも大切なタスクは、絶対に存在しない」ということです。 どんなに「もう分かっていますよ」と言われても、毎週毎週何度でも何度でもメンバー全員に繰り返し伝え続けています。 |

          「心身の健康」よりも大切なタスクは、絶対に存在しない | Stockが大切にしている考え方 #1

          【番外編③】なぜ今の時代に、IT企業のStockが「週5でフル出社」するのか?

          2020年からの新型コロナウイルスをきっかけに世界中で一気に「リモートワーク」という働き方が広がりました。 特にオンライン上で業務を完結させやすいIT業界では、国内外を問わず「リモートワーク」を取り入れる企業が非常に増えています。 しかし、Stockはこの時代のIT企業にも関わらず、迷うことなく「週5でフル出社」という働き方を選択しています。 その理由を一言でいうならば、Stockのミッションである「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」という世界に、

          【番外編③】なぜ今の時代に、IT企業のStockが「週5でフル出社」するのか?

          【番外編①】Stockはどんな社風なんですか?

          「Stockはどんな社風なんですか?」「Stockの人たちってどんな人が多いんですか?」というのは、採用で面談をしているとよく聞かれる質問のひとつです。 なかなか回答が難しい質問ですが、たしかに自分が応募する立場ならやはり非常に気になるので、真面目なことから緩いことまで(?)、思いつく限りひたすらStockの社風に関することを列挙してみました! || Stockメンバーの雰囲気編❚ 20代~30代前半が中心 とても若くて活気のあるチーム。 ❚ みんな超穏やか スター

          【番外編①】Stockはどんな社風なんですか?

          私たちのこれから | Stock創業ストーリー #11

          >前回まで記事はコチラのマガジンから!< || 自分でも驚きの成長速度いくつか壁には直面しながらも試行錯誤して迂回した結果、偶然にも生まれた「Stock」というプロダクト。 そして、Stockを作り込んでいくにつれて「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」という非常に取り組み甲斐のある大きな大きなミッションに出会うことができました。いまでは20万を超える企業の皆さんに導入していただくまでに成長しました。 最初は「こんなものは必要ない」「売れない」と、

          私たちのこれから | Stock創業ストーリー #11

          初めての資金調達 | Stock創業ストーリー #10

          >前回の記事はコチラ< || そういえばやったことのない資金調達資金調達がもし可能ならば、やりたいことはもっと増えてきます。あれも必要、これも必要、こういうこともやらないといけないーー。そうやって具体的な計算をしていくと、今後のStockのプロダクトをより強固にするためには、1億円の資金が必要だということが分かりました。 さっそく投資家の方たちにプレゼンをしようと思ったのですが、これまでStockはずっと自己資金で運営してきたので、私には直接のベンチャーキャピタルの知り合

          初めての資金調達 | Stock創業ストーリー #10

          資金調達を決意 | Stock創業ストーリー #9

          >前回の記事はコチラ< || どのように集客するか悩んでいたβローンチを経て、2018年4月にStockは正式ローンチしました。 ローンチしたはいいものの、それからどのようにしてStockを伸ばそうかと考えていました。 メディアの方に取材して頂くと、その直後はユーザーが一気に増えてくれます。しかし、それはあくまでも一時的なもので時間が経てばすぐに流入は止まってしまうであろうことは容易に想像できました。 継続的に新規ユーザーを獲得するためには、集客の戦略を練らなければい

          資金調達を決意 | Stock創業ストーリー #9

          初めての課金 | Stock創業ストーリー #8

          >前回の記事はコチラ< || さらなるヒアリングへβローンチして、サーバーがダウンしてしまうほど申し込みが殺到しました。エンジニアには申し訳ないのですが、嬉しい誤算です。 そのおかげで、Stock を使ってどう思っているかヒアリングできるユーザーの数が大幅に増えました。 それまでとにかくヒアリングする方を探していた私は、話が聞けるユーザーがいるということがとにかく嬉しく、毎日4~5社くらいは足を運んでヒアリングし続けました。 たとえば全くITに詳しくないご高齢の方でも

          初めての課金 | Stock創業ストーリー #8