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初めての課金 | Stock創業ストーリー #8

「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」ことをミッションに情報共有ツール「Stock」を運営している、株式会社Stock 代表取締役の澤村大輔@d_sawawa388)です。

Stockの創業から現在までのストーリーを書いていこうと思います。
今回は初めてユーザーに課金してもらった日の気持ちを振り返ります。

>前回の記事はコチラ<

|| さらなるヒアリングへ

βローンチして、サーバーがダウンしてしまうほど申し込みが殺到しました。エンジニアには申し訳ないのですが、嬉しい誤算です。

そのおかげで、Stock を使ってどう思っているかヒアリングできるユーザーの数が大幅に増えました。

それまでとにかくヒアリングする方を探していた私は、話が聞けるユーザーがいるということがとにかく嬉しく、毎日4~5社くらいは足を運んでヒアリングし続けました。

たとえば全くITに詳しくないご高齢の方でも、直感的に使えることがわかり、とても嬉しかったのを覚えています。

ヒアリングによってこれまで以上に大幅なプロダクト改善を進めることが出来たのですが、一つの懸念が残ります。それは「無料なら使うかもしれないが、本当にお金を払ってまで使う人がいるのか?」ということでした。

|| 「無料だから使う」ではないか?

お金を払っていただくことを「マネタイズ」といいますが、このマネタイズに私は少なからぬ不安を抱いていました。

「無料なら使う」「無料だから使っている」というプロダクトは世の中に無数にあります。が、財布の中からお金を払ってまで使うという「一歩その先のプロダクト」はほんの一握りです。

ましてStockは情報共有ツールですから、世界中に大量のプロダクトがある領域です。

そんな領域で、本当にStockにお金を払う人が存在するのか。そこの点について最後の最後まで確信が持てませんでした。

|| 喜びよりも安心感だった

βローンチしてから、数か月後に課金システムを導入。すると、しばらくして通知が来ました。

「有料プランへの申し込みがありました」

一か月あたり6,480円のプランの課金です。この瞬間は今でも忘れられません。

このときの感情は喜びというよりむしろ「あぁ、本当にStockにお金を払ってくださる方がいるんだ……」という安心感でした。

自分たちが提供しようとしていた価値は間違っていない。Stockは、見たこともお会いしたこともない方が、お金を払ってでも使いたいと思ってもらえるようなプロダクトなんだと実感した瞬間でした。

原型ができて「これだ!」と思ってヒアリングを始めた当初は、「いらない」「お金を払う人は絶対にいない」と言われ続けていましたが、それにめげず開発をやめないで良かったと心から思いました。

***

【次回予告】
おかげさまでStockは少しずつ認知されます。実はここまでのお話はすべて自己資本でまかなってきた頃のストーリーです。広告費などもゼロ。

次回のストーリーでは、資金調達を決意するきっかけについて書こうと思います。

無題1

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#2:鬼ツッコミ
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#5:「100人のLikeより1人のLove」
#6:「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」
#7:βローンチでサーバーダウン
#8:初めての課金
#9:資金調達を決意
#10:初めての資金調達
#11:私たちのこれから

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