大石惠一|職場環境を整える社労士

みらいく社会保険労務士法人代表。就職氷河期に新卒で入社できた会社は残業休日出勤は日常茶…

大石惠一|職場環境を整える社労士

みらいく社会保険労務士法人代表。就職氷河期に新卒で入社できた会社は残業休日出勤は日常茶飯事の超絶ブラック企業。職場環境劣悪を体感し退職。働きやすさを追求中に「社会保険労務士」取得。自ら働きやすい職場環境を提案する立場となり法人労務専門の社労士として活動中。

記事一覧

組織開発を学ぶ「現実はいつも対話から生まれる」

社会保険労務士の大石です。 今回は、ケネス・J・ガーゲンとメアリー・ガーゲン著『現実はいつも対話から生まれる』ついてお話ししたいと思います。この本の帯には『対話型…

労使トラブル防止!労働条件の明示のポイント

従業員の募集、採用等の場面では、労働条件を適切な形で示すことが重要です。労働条件について、近年、特に気を付けたいポイントについて解説します。

働く人の「こころの健康」を守る取り組みとは~令和6年度厚生労働白書より~

先日、令和6年版「厚生労働白書」が公開されました。本記事では、厚生労働白書の第1部「こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に」から、働く人の「こ…

健康診断、実施していますか?~9月は職場の健康診断実施強化月間です~

厚生労働省では、毎年9月を「職場の健康診断実施強化月間」と位置付け、集中的・重点的に啓発を行っています。

2025年4月建設業の安全衛生対策に関する保護措置の対象が拡大されます

2025年4月から、建設業の安全衛生対策に関する保護措置の対象が拡大されることになりました。建設業における労働災害の現状と法改正の内容について解説します。

令和6年度地域別最低賃金の引き上げについて

先日、中央最低賃金審議会において2024年度の最低賃金引き上げの議論が行われ、今年度の地域別最低賃金引上げ額の目安は「50円」とされました。これを受けて、各都道府県に…

2024年11月施行|フリーランス新法のポイント

働き方の多様化により「フリーランス」で働く人が増えていることを受けて、2024年11月1日から、フリーランスの取引に関する新しい法律が施行されます。特に業務委託してい…

マイナ保険証の仕組みとよくある質問

現行の健康保険証の発行について、2024年12月2日で終了し、今後はマイナンバーカードでの保険証利用を基本とする仕組みに移行します。今回は、マイナ保険証について解説し…

人事異動のメリットとデメリット、トラブルを回避するためのポイント

人事異動の裁量権は企業側にありますが、どのような人事異動でも自由に命じられるとは限りません。労働契約上の根拠がない場合や、従業員の個別の状況を考えない人事異動は…

【事例紹介】高島屋グループのカスハラ対応方針とは

昨今、いくつかの大企業がカスタマーハラスメント(カスハラ)に対する方針を一般に公表し、話題を集めています。 今回は、カスハラに対する対応方針について解説します。

少子化対策|経済的な支援制度が始まります

少子化を危惧する声は長年あるものの、少子化には歯止めがかかっていません。その原因の一つとしてされる経済的負担を軽減するための給付制度が決まりました。今回は制度の…

連日の猛暑に負けないための熱中症対策

私は静岡県に住んでいますが、ここ数日は連日「熱中症警戒アラート」が発令され猛暑日が続いています。 この「熱中症警戒アラート」が発令された際のキーメッセージは以下…

雇用保険対象拡大|2024年改正雇用保険法成立でなにが変わる?

2024年5月10日、雇用保険適用拡大や教育訓練給付拡充などが盛りこまれた「雇用保険法等の一部を改正する法律」が参議院本会議で可決・成立しました。雇用保険適用拡大や教…

割増賃金の算定基礎から除外となった在宅勤務手当について

コロナにより在宅ワークが浸透しましたが、「在宅勤務手当」についての明確なルールがなく、実務上問題が生じていました。 今年4月、厚生労働省より公表されたルールについ…

年度更新と算定基礎届|年に1度の手続きでもスムーズに

6~7月といえば、「梅雨」「紫陽花」などが思い浮かぶと思いますが社会保険労務士業界では「年度更新」「算定基礎届」が1、2番になるぐらい存在感のある手続きです。 とは…

SNSで話題「会社の飲み会に残業代出ますか?」にどう対処しますか?

X(旧Twitter)などのSNS で、「会社の飲み会に残業代は出るのか」という従業員と社長とのやり取りの動画が話題になっています。その動画内に登場する社長は「残業代は出な…

組織開発を学ぶ「現実はいつも対話から生まれる」

組織開発を学ぶ「現実はいつも対話から生まれる」

社会保険労務士の大石です。
今回は、ケネス・J・ガーゲンとメアリー・ガーゲン著『現実はいつも対話から生まれる』ついてお話ししたいと思います。この本の帯には『対話型組織開発、教育、心理療法etc.注目を集める「社会構成主義」最良の入門書』とある通り、組織開発に取り組む人には押さえておきたい本になります。

社会構成主義とは?

まず、社会構成主義について簡単に触れておきましょう。社会構成主義とは、私

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労使トラブル防止!労働条件の明示のポイント

労使トラブル防止!労働条件の明示のポイント

従業員の募集、採用等の場面では、労働条件を適切な形で示すことが重要です。労働条件について、近年、特に気を付けたいポイントについて解説します。

働く人の「こころの健康」を守る取り組みとは~令和6年度厚生労働白書より~

働く人の「こころの健康」を守る取り組みとは~令和6年度厚生労働白書より~

先日、令和6年版「厚生労働白書」が公開されました。本記事では、厚生労働白書の第1部「こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に」から、働く人の「こころの健康」に関する内容を抜粋してご紹介します。

2025年4月建設業の安全衛生対策に関する保護措置の対象が拡大されます

2025年4月建設業の安全衛生対策に関する保護措置の対象が拡大されます

2025年4月から、建設業の安全衛生対策に関する保護措置の対象が拡大されることになりました。建設業における労働災害の現状と法改正の内容について解説します。

令和6年度地域別最低賃金の引き上げについて

令和6年度地域別最低賃金の引き上げについて

先日、中央最低賃金審議会において2024年度の最低賃金引き上げの議論が行われ、今年度の地域別最低賃金引上げ額の目安は「50円」とされました。これを受けて、各都道府県において最低賃金の引上げが決定されています。

2024年11月施行|フリーランス新法のポイント

2024年11月施行|フリーランス新法のポイント

働き方の多様化により「フリーランス」で働く人が増えていることを受けて、2024年11月1日から、フリーランスの取引に関する新しい法律が施行されます。特に業務委託している企業の担当者の方にとっては、施行前に確認しておく必要がある法律です。

マイナ保険証の仕組みとよくある質問

マイナ保険証の仕組みとよくある質問

現行の健康保険証の発行について、2024年12月2日で終了し、今後はマイナンバーカードでの保険証利用を基本とする仕組みに移行します。今回は、マイナ保険証について解説していきます。

人事異動のメリットとデメリット、トラブルを回避するためのポイント

人事異動のメリットとデメリット、トラブルを回避するためのポイント

人事異動の裁量権は企業側にありますが、どのような人事異動でも自由に命じられるとは限りません。労働契約上の根拠がない場合や、従業員の個別の状況を考えない人事異動は、労使トラブルの火種となる恐れもあります。一方、人事異動を正しく運用できれば、企業には業務の属人化の防止や組織の活性化、従業員には新たなキャリア形成の機会の獲得などのメリットが生まれます。人事異動におけるメリットとデメリット、トラブルを回避

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【事例紹介】高島屋グループのカスハラ対応方針とは

【事例紹介】高島屋グループのカスハラ対応方針とは

昨今、いくつかの大企業がカスタマーハラスメント(カスハラ)に対する方針を一般に公表し、話題を集めています。
今回は、カスハラに対する対応方針について解説します。

少子化対策|経済的な支援制度が始まります

少子化対策|経済的な支援制度が始まります

少子化を危惧する声は長年あるものの、少子化には歯止めがかかっていません。その原因の一つとしてされる経済的負担を軽減するための給付制度が決まりました。今回は制度の概要を確認していきます。

連日の猛暑に負けないための熱中症対策

連日の猛暑に負けないための熱中症対策

私は静岡県に住んでいますが、ここ数日は連日「熱中症警戒アラート」が発令され猛暑日が続いています。
この「熱中症警戒アラート」が発令された際のキーメッセージは以下の通りです。

とはいえ、仕事中の場合はそうも言っていられないという方もいらっしゃると思いますので、具体的な熱中症予防のポイントについて解説します。

雇用保険対象拡大|2024年改正雇用保険法成立でなにが変わる?

雇用保険対象拡大|2024年改正雇用保険法成立でなにが変わる?

2024年5月10日、雇用保険適用拡大や教育訓練給付拡充などが盛りこまれた「雇用保険法等の一部を改正する法律」が参議院本会議で可決・成立しました。雇用保険適用拡大や教育訓練給付拡充などが盛りこまれた改正の概要について解説します。

割増賃金の算定基礎から除外となった在宅勤務手当について

割増賃金の算定基礎から除外となった在宅勤務手当について

コロナにより在宅ワークが浸透しましたが、「在宅勤務手当」についての明確なルールがなく、実務上問題が生じていました。
今年4月、厚生労働省より公表されたルールについて採り上げます。

年度更新と算定基礎届|年に1度の手続きでもスムーズに

年度更新と算定基礎届|年に1度の手続きでもスムーズに

6~7月といえば、「梅雨」「紫陽花」などが思い浮かぶと思いますが社会保険労務士業界では「年度更新」「算定基礎届」が1、2番になるぐらい存在感のある手続きです。
とはいえ、業界外の方にとってはそもそも「年度更新」「算定基礎届」とはなに?という方もいらっしゃると思いますので、今回はこの年に1度の手続きについて解説していきます。

SNSで話題「会社の飲み会に残業代出ますか?」にどう対処しますか?

SNSで話題「会社の飲み会に残業代出ますか?」にどう対処しますか?

X(旧Twitter)などのSNS で、「会社の飲み会に残業代は出るのか」という従業員と社長とのやり取りの動画が話題になっています。その動画内に登場する社長は「残業代は出ない。強制参加の業務ではないので来なくてもいい」と答えていますが、同時に「業務外では同僚とコミュニケーションをとりたくないという発言は敵を増やすだけなのであなたの得にならないよ」と従業員を諭していました。
今回は、会社の飲み会に残

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