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ポジティブとネガティブは8:2が理想

こんにちはAKIです!

今回は、ちょっと視点をずらして、ネガティブについて書いて行きます。
光がなければ影が生まれないように、100%ポジティブよりも、多少ネガティブな要素があった方が、実は心のバランスがいいのです。

それでは行ってみましょう!

78:22の法則

ユダヤの法則と言われている、78:22の法則をご存じでしょうか?
世の中の全てと言ったら大げさかもしれませんが、例えば、人体で考えた場合、
■人の体を構成している成分の割合は、水分が78%に対してそれ以外の物質が22%
■呼吸では、肺呼吸が78%に対して皮膚呼吸が22%
■健康な人の腸にいる菌の割合は善玉菌が78%に対して悪玉菌が22%
■足の裏にかかる体重の割合は、かかとが78%に対してつま先が22%

だそうです。
その他にも、

■地球の海と陸地の割合は、海が78%に対して陸地が22%
■空気中の成分の割合は、窒素が78%に対して酸素が22%

このようにユダヤの法則の比率で成り立つものが多くあります。

つまり、人の心もポジティブな感情が8割ネガティブな感情が2割だとバランスが取れて健康的なのです。

ネガティブは細かい所に気づける

ネガティブな人は用心深く、細かい所に気づける繊細さがあります。
僕は学生の頃、登山部でした。アウトドア活動をやる上で、

雨が降ったらどうしよう。
怪我をしたらどうしよう。
道に迷ったらどうしよう。

を常に想定して行動していました。常に少し臆病でいるからこそ、イメージトレーニングができたり、正しい準備ができ、結果として生還して帰って来れたと実感しています。

ビジネスに例えるなら、今のビジネスがダメになる前に新しいビジネスを立ち上げておく。ガソリン車が売れなくなる前に、電気自動車を開発しておく。この様なイメージです。

仮にそのような状態になったとしても、精神的ダメージが少なくて済みむのです。

最も良い結果を望みながら、最も最悪な事態も想定しておく。これを防衛的悲観主義と呼びます。

つまり、物事の成功には、多少のネガティブな感情が必要なのです。

ネガティブな要素が人を大きく変える

ネガティブな感情には、人を大きく変える力があるります。
人はポジティブな出来事よりもネガティブな出来事に強く反応してしまいます。

例えば、嫌な臭いには強く反応しますが、心地よい臭いにはすぐに慣れてしまいます。

テレビで事件や事故のニュースが多いのは、その方が人を引きつけ視聴率が上がるからです。

つまり、ポジティブな出来事よりもネガティブな出来事の方が人間の感性に強く影響を及ぼすということです。

そして人は、そのネガティブな感情を消し去ったり、不快からなんとか抜け出そうと必死になれるそうです。

つまり、マイナスからプラスになる力はとても大きく、バカにされる、軽く扱われる、悔しい思いをする、その嫌な感情から逃れる為に人は必死で努力ができるのです。不快でネガティブな状況は、自分を変えるエネルギーみたないものです。

なので、ネガティブを避けなくてもいいのです。ネガティブがダメでポジティブであるべきと思い込んでいるとしたら、そうではありません。人が大きく成長できるのは不快な状況に置かれた時なのです。

快適さを追い求めると人は弱くなる

現代は非常に快適な環境で、SNSやネット、テレビなどで孤独や暇という不快から解放され、エアコンのお陰で、暑い寒いという不快から解放されました。
しかし、不快な状況を避け続けると人のメンタルは弱くなります。

例えば、いつも綺麗なトイレを使っていた人が、便座が冷たかったり、ウォッシュレットがなかったりしただけでストレスを感じてしまうでしょう。

また、暑い中で入った部屋にエアコンがなかったら、人は多少イライラしてしまうものです。

人は快適さを知ると、そこから少し下がるだけで不快に感じてしまうのです。つまり、困難の少ない環境に慣れてしまうほど、どんどん豆腐メンタルになっていきます。
逆に、不快で劣悪な環境、つまりネガティブな要素がある環境にいた人は精神が強くなりやすいのです。

因みに僕は、大雨の中テントで寝たり、火が付くまでご飯を食べられなかったり、登山やキャンプの経験を通じて、普段の生活のトラブルでは動揺しなくなりました。

ネガティブな感情は心のシグナル

ネガティブは、人間にとって大事な感情の一部なので、そこに良いも悪いもありません。

例えば、
隠し事がバレたときは後悔したほうがいい。
車に轢かれそうになったら恐怖を感じた方がいい。
子どもが学校でイジメられていたら、怒りが湧いてくるほうがいい。
何かを練習していて成長を感じない時は、苛立ちをかんじたほうがいい。

このようにネガティブな感情は、
「なにかが上手く行っていないからすぐに対応せよ!」
と言う心のシグナルなのです。
やってはいけないのは、ネガティブな感情を抑え込んでしまうこと。

つまり、ネガティブな感情をもった時に、
"この感情は私に何を教えようとしているのだろうか?"
と考えてみるといいです。

まとめ

ポジティブが100%になると、調べずに行動してしまうので、大きな失敗をしやすくなります。つまり石橋を叩かずに渡ってしまう状態です。
一方で、ネガティブが30%を超えると不安過ぎて行動ができなくなってしまいます。これは常に石橋を叩いている状態ですね。

ネガティブがなければ成長や変化はないし、ポジティブが無ければ行動ができません。体感でもいいので80:20になるよう心のバランスを保つことが大事です。

ネガティブな感情自体に良いも悪いもありません。全ての感情を受け入れてこそ人は成功できるのです。

リーダーは臆病であるほうがいい。

最後までお読み頂きありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう!


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