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空を飛ぶ土竜
2022年3月30日 23:18
克彦が死んだ日僕は妻と芝居を見に出掛けた訃報を受け取った時泣きじゃくっていた妻は芝居に行く道の車の中では明るく 芝居の粗筋など僕に聞かせたりした妻が僕の気持ちをどう考えているのか僕にはよく解らなかったが話題に克彦をのせない妻に全てをまかせたまま芝居を観てそれなりに笑いそれなりに拍手などして帰る車の中でも 流行の歌など聞きながらお互い 克彦のことには一言も触れずにしまった
2022年5月4日 22:42
春が今 ちひさな花のかたちして黄色な風に揺れてをります春がちひさくお花畑のまんなかで欠伸をしてゐるやうだ 風が未来とは また巡り来る春に咲く ちひさな花のちひさな記憶のんびりと春を擬人化して歌ってみました。ちょっと童画風に。ハハコグサ、キンポウゲ、スイセン、カタバミ、タンポポ、ヤマブキ・・春の花は小さくて黄色くてという印象があります。ゴールデンウィーク、いい天気ですね。でも
2022年4月18日 21:52
たんぽぽと猫と ぽかぽか 過ごしをり
2022年3月14日 23:33
春の陽はあたたかく窓に揺れながら権力に抗すべくなく無力心を痛めているのに、どうすればいいかわからずにいる。その中途半端な気持ちを苛むように、悲惨な状況を告げる映像が毎日テレビに映し出される。 誰かを独裁者と非難しても、世界が、日本が、結局救えないのだと批判しても、お前は何ができるかと、お前は叫べるのかと、お前は銃を持てるかと、そう問われても、答えるすべを持たないおのれの無力感情に支配さ
2021年4月30日 22:25
その日 僕の道を陽があたたかく照らしていた春が春らしく輝き始めた田んぼのあぜ道れんげが一面に咲いていたおばあちゃんが乳母車を押しおじいちゃんが鍬をかつぎおやじの引くリヤカーをおふくろが押しそうして時が静かに流れていた決して楽とは言えず決して豊かでもなかったがただ静かに時は流れ人のために生きることが当たり前だった限りないそして無自覚な善良がそこにはあった
2021年4月27日 21:39
とりとめもないことですが菜の花がゆっくりと風に揺れております
2021年3月24日 21:38
触るるとき その身の琴を響かせて をみなといへる 春のさみどり