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心地よく生きる権利を、死ぬ気で守れ。

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鬱傾向のある人ほど、「不平等」に対して普通の人より脳が反応するという実験報告がある。

以前、ある著名な社会学者がこのようなことを言っていた。
“格差社会の何が悪い?”
10年くらい前なら、一つの意見として受け入れられたかもしれない。けれども、今後はそうもいかないのである。

日本はいま、世界から“あること”で注目されている。それは、世界で初めて超高齢化社会に突入しようとしている国だからだ。世界的にもまだ前例がなく、どのようにして我が国がその問題を乗り越えていくのか。成功例、失敗例、どちらの手本になるのか腕の見せ所を迎えようとしている事実をもっと報道していただきたい。

この問題を乗り越える解決策は意外と単純だとわたしは思っている。それは、「健康寿命」を伸ばすことである。とにかく、寝たきりの人を増やしてはいけない。

そして、もうひとつ重要なこと。
それは孤独な人を生み出さない社会づくりである。超高齢化社会にとって最大の敵は「孤独」なのだ。昨年、イギリスで「孤独担当大臣」というポストが新設され話題になった。

孤独な人を生み出さないためには「横」のつながりが不可欠なのはいうまでもない。そのためには、もっと「平等」というものを社会に浸透させていかなくてはいけないと感じている。

自分だけ得をすればいいという考えでも、実は脳の扁桃体というストレスと密接に関わる部位が激しく反応することが分かっている。要は、得を意識しすぎても、損を意識しすぎてもダメなのだ。

タンザニアのハッザ族には鬱の人も腰痛の人もいない。それは平等という概念が徹底的に浸透しているからだと言われている。(腰痛とストレスの関係性を知りたい方はこちらの記事を)

人は誰でも、心地よく教育を受け、心地よく働き、心地よい生活を送る権利を持っている。もし、それを邪魔する者がいれば、徹底的に戦うべきだ。

心地よく生きる権利を奪おうとすることは、平等の放棄であり、人としての権利、つまり人権を奪おうとしていることを意味する。

だから、理不尽な圧力、悪意、不平等に屈してはいけない。絶対に。
身近なところから、個人レベルで戦っていこう。

戦う人をわたしは応援する。

Live your life !

(写真は鎌倉市・由比ヶ浜で撮影)

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