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不器用と夕暮れ

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エッセイを読むことが好きで自分でも書いてみようと思い挑戦してみました。とても不器用な人間です。夕暮れが大好きなのでこのタイトルにしました。
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記事一覧

しあわせだけれど愛されたい(7月エッセイ)

しあわせだけれど愛されたい(7月エッセイ)

ここ最近、とても幸せだ。

要因としては、まず第一に仕事でのストレスが少ないこと。

そしてゆったり時間を過ごせるようになったこと。

そのおかげで精神的にも余裕が生まれ、ありきたりな例えだが、花が咲いているのを見て穏やかな気持ちになれるようになった。

あと、交友関係が広がったこと。

恋愛で満たされなくても、同僚や友人と楽しく過ごすことができている。

だが、「愛されたい」という欲求は恋人しか

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鋼(6月エッセイ)

お久しぶりです。

5、6月分のエッセイを投稿できずに明日から7月、2024年下半期に突入ですね。

余裕がなかったわけではなく、ただなんとなく2ヶ月が過ぎていたという感覚です。

noteに触れていなかったわけではなく、何度も書こうとして、途中でやめて、いくつもの中途半端な下書きがただ保存されています。

今までは自分の思いの丈をnoteに綴っていましたが、なんだかここ最近、それを人に話すように

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置かれた場所で咲きなさい(4月エッセイ)

置かれた場所で咲きなさい(4月エッセイ)

新年度に入り、社会人4年生になった。

3個下の後輩が職場にいると、もう甘えたことはできないなという気持ちになる。

4年目の私の仕事内容は今までとは少し異なる。

これまでの仕事よりも軽く、時間的な余裕がかなりある。

心身ともに限界を超えていた私にとって、今年度は回復期間であり充電期間である。

なんなら物足りなさすぎて暇でしょうがなく、自分がいなくてもいいのではないかと思ってしまうくらいだ。

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真・新・sin(3月エッセイ)

真・新・sin(3月エッセイ)

令和5年度お疲れ様でした。

大学を卒業してから社会人としての3年間、俺はもがきながらも甘えながら、職場や同僚や仕事の相手ではなく、何よりも自分を大事に過ごしてきた。

それは1年目で精神的にズタボロにされたり、後輩が辞めたり、いろいろあって自分優先にしなければいけないと思ってきた。

そもそも社会人として、一人間として、俺にはコミュニケーション能力や体力、根性など足りないものが多すぎた。

この

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充電(2月エッセイ)

充電(2月エッセイ)

今月分のエッセイ投稿がこんな月末になってしまった。

社会人1年目のエッセイで「noteの投稿が遅い時は余裕がない時です」なんて書いた気がするが、今回は逆だ。

今月は割と仕事に余裕があり、毎週末にサウナに行ったり、家でゲームをしたり、のんびり過ごしていた。

今週の金曜日から3月に入り、新年度が刻々と近づいている。

今は春に向けて心身ともにエネルギーを溜めている、いわば充電期なのだ。

主に心

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抱負っていうか目標、自戒も込めて(1月エッセイ)

抱負っていうか目標、自戒も込めて(1月エッセイ)

新年明けましておめでとうございます。

今年はビジュアル面を頑張りたいと思う。

髪の毛、眉毛、スキンケア、服などだけではなく、筋トレを特に頑張りたい。

毎日部位を決めて筋トレをする。

深刻に下半身の筋肉を鍛えないといけないとわかったので、スクワットは毎日する。

スクワット+何か。

これを毎日やる。

自分で決めたことを続けること、体に筋肉がついていくこと、これらが自信となり自己肯定感が上

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2023という1年間(12月エッセイ)

2023という1年間(12月エッセイ)

今回は『不器用と夕暮れ』の著者、素朴さんに激動の2023年についてインタビューしていきます。

Q. 2023年は楽しかったですか?

う〜ん、いきなり難しい質問ですね(笑)いろんなことに必死だったので「楽しかった」という印象は強くはありません。今年は自分の中でいろんなことが変化した1年でした。

Q. いろんなことが変化?

はい。例えば、職場の人間関係で深刻に悩んでいましたが、紆余曲折あって改

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特級呪霊(11月エッセイ)

特級呪霊(11月エッセイ)

この間、仕事帰りに後輩とファミレスで話していたら、見知らぬ女の子が俺の前で立ち止まった。

じっと俺のことを見つめていた、というより睨んでいたと書いた方がいいかもしれない。

最初は知り合いかと思ったが、心当たりはなかった。

というか、まだ睨んでいる。

もしかしてこの子は俺にしか見えていない?

それとも俺に何か憑いているのか?

結局、その子は知らない家族の子どもだったし、帰り際も5秒は睨ま

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選択(10月エッセイ)

選択(10月エッセイ)

2023年、秋。

やっと過ごしやすい季節になった。

そんな中、最近迷っていることがある。

それはズバリ異動だ。

来年度も今の職場に残留するか、別のどこかへ異動する希望を出すかだ。

近いうちに結論を出さなければならない。

今の職場は仲がいい人もいるが、正直苦しいしあまり評判もよくない。

ただ、職場の文化への慣れがある。

異動希望を出して通った場合、一から人間関係を形成していかなければ

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激務とマッチング(9月エッセイ)

激務とマッチング(9月エッセイ)

ただでさえ忙しい仕事がさらに忙しくなり、目まぐるしい日々を送っている。

誰か、もしくは何かの支えがなくては乗り越えることができなかっただろう。

9月のエッセイがこんなギリギリの投稿になってしまうとは思わなかった。

激務をこなす一方で、俺は相も変わらずマッチングアプリに明け暮れていた。

これまでどれだけの女性と話したり会ったりしただろうか。

大体いつも1ヶ月程度頑張って、付き合うか諦めるか

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自分のことを好きになること(8月エッセイ)

自分のことを好きになること(8月エッセイ)

今年の夏はやけに暑い。

俺が子供の頃はこんなにも気温が高かっただろうか。

この勢いで温暖化が進んでいってしまったらと考えると不安になる。

しかしながら、だからといってエアコンの温度設定を26.5℃にというわけにはいかない。

熱中症は後遺症がある場合があるから本当に恐ろしい。

思いっきり25℃に設定してフル稼働だ。

高校時代からの友達と最近めちゃくちゃ遊んでいる。

この間は4年ぶりにデ

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俺たち、まだやれるよね(7月エッセイ①)

就職して社会人として働き始めて3年目の夏。最近、改めて俺という人間は何をやっても慣れないうちは必ず失敗するんだなと感じる。学生時代やアルバイト、もっと言えば今までの人生全て、失敗や間違いが付き物だ。

そして同様に俺という人間は失敗してから少しずつ成長していくということも自覚している。

社会人として働くということはアルバイトのそれとは全く違う。生きるためにはお金が必要で、そのために責任を負い

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「人のためにすることは結局、巡り巡って自分のためにもなっているものだし」(6月エッセイ①)

「人のためにすることは結局、巡り巡って自分のためにもなっているものだし」(6月エッセイ①)

 仕事が最近うまくいっていなかった。職場の雰囲気も最悪で、誰も助けてくれなかった。というか、俺が「助けてください!」と言えなかった。全てを自分1人で抱え込み、事が大きくなって、どんどん巨大化していくモンスターを目の当たりにしたときのように「もう無理だ……」という状態になってしまった。いつもそうだ。

 絶望の淵まで追い込まれていたとき、転機が訪れた。詳しいことは説明できないが、今は大丈夫だ。本当に

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GW(5月エッセイ) 

GW(5月エッセイ) 

 社会人3年目のGWだ。今年はどこか遠くへ行くわけでもなく、県内で過ごすことにしている。地元の友達と1年振りに会ったり彼女とデートしたりなどしている。

 彼女は本当に美人で可愛くて明るくておしゃべりで甘えたがりで、学生時代に体育は5しか取ったことがない、俺と真逆のタイプだ。いや、おしゃべりと甘えたがりは一緒だ。

 彼女と付き合ってから「なぜこんな素敵な人が俺と付き合ってくれているんだろう」と不

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