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後輩から学んだ『おとぼけ、愛され力』についての話。

はじめに
このマガジンは『どうでも良い事』から『人生の教訓』に至るまで、自分の人生で『書き残したい衝動に駆られた事、興味関心が湧いた事』を書き残しています。
登場人物の氏名は、基本的に仮名を使っていますが、内容は『事実』です。

今日は、ボクのサッカー仲間であり、地元の後輩、大海くんの”愛すべき、おとぼけエピソード”を基に『愛され力、人間力』について書き残したいと思います。

まず、大海くんという人物は、誰もが知る大手広告代理店で活躍する30代後半のイケメンであるとお伝えさせて下さい。

顔は、元KAT-TUNの田口淳之介さんにそっくりで、身長も高く、体型もスラッとしていて、よく本人と見間違われる程です。

更に顔が良いだけではなく、スポーツ万能で何をしても絵になる『容姿端麗』とはまさに大海くんの事だと思います。

そんな外見も中身も完璧と言って申し分無い大海くんは一つ大きな特徴があります。
それは・・・本人が意図せずとにかく”おとぼけ”なのです。

俗に言う”天然”なのです。

私は、大海くんと出会って10年程になるが、最初は随分とイケメンで感じの良い後輩だなと思っていました。

しかし、大海くんの本当の魅力は”容姿端麗”以上に”おとぼけ”ひいては”愛され力”なのでは無いかとある時に悟りました。

ついては、そんな大海くんの今までの”おとぼけ”エピソードを随想録的な形で書き残したいと思い今、タイピングを走らせています。


おとぼけ、愛され力:初級

まず、手始めに大海くんの”おとぼけエピソード”の初級から始めていきたいと思います。

誰かがサッカーを”上空から撮影したい”と言って小型ドローンを持ってきた事があり、そのドローンを見て、大海くんが『これカメラ付いてるんですか?』と真顔で聞いていたのです。

カメラがついていなかったら、ただのラジコンです。笑

まぁ、この程度のアクシンデントは誰にでも”あり得る話”ではあります。

他にも、雨の日にサッカーの試合前のウォーミングアップで、一人傘をさしながら練習をしていました。
普通に危ないし、後で試合で濡れるのだから今のうちに濡れて身体を慣らしておくのもウォーミングアップな気もしますが、大海くんは満面の笑顔で『これで濡れないんですよ。』と言っていました。

まさかの『傘の利点』について教えてくれたのです。

おとぼけ、愛され力:中級

そんな大海くんは、サッカーの試合の時に、”スネ当て”を忘れてしまった事があり、この話が”おとぼけエピソード”の中級につながります。

スネ当てとは、足を保護するための用具で、相手のスネを誤って蹴ってしまった時に、怪我を防ぐためのプロテクターの事を言います。

そのスネ当ては、怪我防止の観点から、試合の時は着用を義務付けられていて、試合前にチェックをされます。

ある日の試合、冒頭の通り大海くんは”スネ当て”を忘れてしまったのでした。
そして、大海くんは何故か”スネ当て”を忘れた事をチームメイトの誰にも言っていなかったのです。

大海くんが”スネ当て”を忘れている事を誰も知らない状態で、試合前にスネ当てチェックが始まりました。

審判による”スネ当て”チェックが始まってすぐ、予想していなかった展開が起きました。

大海くんが、審判にスネ当てチェックをされると、なんと!スネから”みかん”と書かれた”ダンボール”が出てきたのです。

段ボールをスネに入れている大海くんを見て、審判も、チームメイトも、対戦相手も『???』の顔をしています。

すると大海くんが『いや〜バレちゃいましたか!絶対大丈夫だと思ったんですけど!』とまた何故か満面の笑顔でいました。

もちろん、大海くんは出場停止。その日は試合に出られませんでした。

試合後に『何で、審判の前に陣取ったの?』と大海くんに質問した所、『審判の前に堂々と立ってたら気づかれないと思ったんですよ!』と自信満々に返してくれました。

大海くんがやった事は、『警察の前で、薬物を隠して堂々と立ってみる』と同じ理論です。

大海くんレベルになると、天然がチャレンジングになる事を知りました。

おとぼけ、愛され力:上級

最後に、私が感じた大海くんの”おとぼけエピソード”の上級を書き残して終わりにしたいと思います。

それはサッカーの試合中に起きた話です。

こちら側がファウルをしていまい、相手にフリーキックを与えてしまった場面。相手は十分にゴールを狙える距離でした。

相手チームは、直接ゴールを狙ってフリーキックを蹴る様子を見せていたので、ゴールを防ぐために大海くんが率先して壁を作りました。

壁というのは、普通は3人から4人で作るものですが、何故か、この日は大海くんが1人だけが壁になってしまいました。

大海くんも『えー!ボクだけ壁ですか?』と言う表情を見せています。

そんな状況の中で、相手チームのキッカーが、強烈なフリーキックを蹴った直後に事件は起きました。

1人だけ壁になった大海くんの”みぞおち”に相手の強烈なフリーキックが直撃したのです。

相手キッカーも動揺して『ごめんなさい!』と大海くんに駆け寄った時に、芝生に何か落ちているのです。

何と!
それは以前見かけた、”みかん”と書かれた”段ボール”だったのです。

何と!
この日も”スネ当て”を忘れて、こっそり足に段ボールを入れていたのです。

偶然その日は審判に見つからず試合に出ていましたが、相手のフリーキックが被弾した事で、何故かスネから”段ボール”が外れるという珍事を起こしたのです。

やはり、おとぼけの上級者となると、伏線回収と、ミラクルを同時に起こす才能を持ち合わせている事を知りボクは関心しました。

大事なのは外見よりも”人間力”

今回、私の愛すべき後輩である大海くんの”おとぼけ愛されエピソード”を未来に残したいと思い、随想録的な形でnoteに書き残しました。

書いていて気づいたのですが、改めて”愛され力”ってとっても大事だなと感じました。

人の”本当の魅力”は、もっと内面にあり、子供に抱くような”愛おしさ”にあるように思えます。

そしてその”愛され力”が、『人間力を司どる根源』にあるように思えました。

編集後記
自分自身も”人間力”を上げる努力をしなければ行けないと思いました。

それはつまり、これからの人生、自分自身も”あの人面白いよね”と言って頂けるように、人間力を高めていく努力をしていく必要があると感じました。

具体的には、自分しか気づけていない他者の魅力や才能の発見だったり、ついつい見過ごしてしまう身近な幸せを、独自の視点で解釈し発信していく事だったりを、コツコツ続けていく事で、自分自身の人間力も磨いていきたいと思います。

その為にも、もっともっと人間力溢れる人に会って、色々な事を吸収して、創作していく必要があると感じました。


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