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日々のエッセイ

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2019年から湖畔暮らし。自然、家族、ヤギ、トリ、仕事、そして考え事の日々。
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#書くこと

なくても困らないけどあると日々が豊かになる文章

なくても困らないけどあると日々が豊かになる文章

これは今後、私が書いていきたいと思う文章である。

過去から現在に至るまで、note以外でも書く場をいくつか持ってきた。趣味として無料で書いてきたものもあれば、仕事として有料で書いてきたものもある。紙媒体・Web媒体・エッセイやコラム・SEO記事などひとくちに「文章」といっても、その種類はさまざまだ。

幅広く書いてきて今の私が思っていることは「なくても困らないけどあると日々が豊かになる文章」を今

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渡り鳥の群れと朝の色

渡り鳥の群れと朝の色

年が明けてからすぐ、とある作業のために1年以上ぶりにひとりでお気に入りのカフェへ行った。プリペイドカードに残高がいくら残されているのかも忘れていたほど、久しぶりだ。

昨年は一年のうちのほとんどが妊婦生活だったから、前半はつわりで具合が悪いことが多かったし、後半はなるべく自宅で過ごしていたし、赤ちゃんが生まれてからは一日が一秒のような速さで過ぎていったから、とてもカフェに行く余裕はなかった。

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エッセイという秘密を晒す理由

エッセイという秘密を晒す理由

先日知人との会話の中で、「なぜ書いた文章を人目に晒すのか」という話になった。

知人はふだん、Evernoteと呼ばれるツールを使い、自分にしか見えないように日記や日々感じたことを記録しているという。一方私は、ここnoteという不特定多数の人の目につく場所でエッセイを綴り、記事を残している。

エッセイは日記と異なり、出来事よりも書き手の「感情や考え」が如実に反映されるものだ。それはある意味、書き

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誰かが書く文章の可能性

誰かが書く文章の可能性

たとえ日本国民の大勢が知っているような有名な書き手が書いたものでなくても、ふとした時に誰かの目に止まり、その誰かの心の支えになる文章があるのではないかと思う。

「心の支え」とやや大袈裟に表現したけれど、単純に生活に彩りが生まれたり、気持ちが上がったりする文章も指しているつもりだ。

そしてそんな文章をたくさん読めれば読めるほど、なんとも言えない柔らかい充実感に包まれていく。特にお気に入りのカフェ

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監督の背中

監督の背中

これまで無縁だと思っていた世界があるとして、突然その世界に触れる機会が訪れて、想像以上に興奮したり、ハマることは誰しもあると思う。

自分にとっての無縁は何だったのか。それはエンタメ事業(テレビ、ドラマ、映画、ゲーム、イベント等)である。もちろんそれらを体験しないわけではない。ただ、作り手に回りたいと思ったことが微塵もない(というか作れる素養が自分の中に見つからない)という意味で、無縁だった。

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