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#マンガ

『闇金ウシジマくん』ゲイくん編、ヤミ金くん編

2004年出版(日本)
真部昌平

※ネタバレあり

 最近、「ヤミ金くん」編を読みましたので感想です。また、「ゲイくん」編も以前に別で書いた感想をこちらにも載せます。(話の順番だと本当はゲイくん編が先です)

「ヤミ金くん」編

 明かされるウシジマくんたちの中学時代。

 ウシジマくんは中学二年生のとき、柄崎と加納のクラスに転入。
 そして二人は生意気なウシジマくんを集団リンチ!!

 リンチ

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「嘘喰い」「少年のアビス」最近好きな漫画たち

「嘘喰い」「少年のアビス」最近好きな漫画たち

嘘喰いと少年のアビス

※ネタバレがあります。

最近はまっている漫画、「嘘喰い」を全巻読みました。
こちらについては後で全巻感想を書こうと思っています。ストーリーもさることながら絵や演出・表現がとんでもなく良いので、画像を引用して紹介したいのでデジタルで読みましたが単行本を買うつもりです。あと嘘喰いの絵への「好き」は漫画の好きよりもアートへの好きに近いので、やっぱり紙でほしい! と思いました。

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『ゲゲゲの鬼太郎』~アイデンティティの模索~

※こちらの感想は2018年5月末に書かれたものです。

1965年出版(日本)
著作、水木しげる 

幽霊族の鬼太郎が、人間と妖怪の間に立ってトラブルを解決する物語です。

※ネタバレあり

 4月より『ゲゲゲの鬼太郎』第六期がスタートしました(2018年)。

 ゲゲゲの鬼太郎は、主人公の鬼太郎が、人間と妖怪の間に立ってトラブルを解決する物語です。普段は妖怪側に属して生活していながら、人間の

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賭博黙示録カイジ

賭博黙示録カイジ

1996年出版(日本)
著作、福本信行  

 友人の連帯保証で多額の借金をしたカイジが、返済のために命がけのギャンブル勝負を繰り広げる。

※ネタバレあり

(この感想は何年か前に書いたものです)
 賭博黙示録カイジ。最近、スピンオフされた「中間管理録トネガワ」にハマっている関係で、つい最初から読み返してしまいました。
 私はこの漫画の続編「賭博破戒録カイジ」に出てくる「一条」というキャラクタ

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『綿の国星』~ねこ耳と哲学と ~



(イメージ画)

1978年出版(日本)
著作、大島弓子

 ※ネタばれ含む

 主人公は生後数か月のメスの子猫。大人になったら人間になると信じて疑わない。
 ある日、お母さん(前の飼い主)に捨てられ、死にかけていたところを須和野時夫に拾われ、「須和野チビ猫」となる。
 小説家のお父さん、専業主婦で猫アレルギーのお母さん、そして悩みを抱える浪人生の時夫……新しい家族に囲まれ、チビ猫の生活が再

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『六三四の剣』~「修羅の剣」編~

『六三四の剣』~「修羅の剣」編~

1981年発表(日本)
著作、村上もとか

イメージ画

※ネタばれ含む

 
 スポーツやらないくせに子供のころから何度も読み返している、私の人格形成において避けては通れない作品です。

 その一巻に読み切りとして載っているのが『修羅の剣』です。

『修羅の剣』

 東堂修羅は奈良の柳生の里に住む少年で、父親は日本一になったことのある剣道の「鬼」です。修羅の父と六三四の父は大学の先輩後輩にあたり

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『六三四の剣』~乾俊一について熱く語る編~

『六三四の剣』~乾俊一について熱く語る編~

 ※ネタばれ含む

 
 スポーツやらないくせに子供のころから何度も読み返している、私の人格形成において避けては通れない作品です。

 とても長い物語なので、とりあえず、私の愛してやまない乾俊一さんについて語ります。 
 そのほかのこともおいおいに書いていきます。
 私の好きな男性キャラの中でもかなり上位に入る、大好きなキャラクターです。

 乾俊一、高校一~三年生。高校生編から登場する新たなる六

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『トーマの心臓』~天国に至る翼~



(イメージ画)

1974年発表(日本)
著作、萩尾望都

※ネタばれ含む

 ギムナジウムに通う男子生徒たちの物語。春が始まる前の最後の雪の日に、学校のアイドルだったトーマが陸橋から落ちて死亡した。生真面目でクラスの委員長を務めるユーリの元に、トーマからの遺書が届く――。
「ユリスモールへ さいごに
これがぼくの愛
これがぼくの心臓の音
きみにはわかっているはず」
 トーマの死の真相が事故で

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『ライチ☆光クラブ』~砂上の楼閣~

2006年出版(日本)

著作、古屋兎丸

 光クラブは中学生の少年たちが集まった秘密組織で、帝王ゼラを中心として世界征服を目指していた。そのために必要なものとしてロボットを作り、さらにそのロボットで少女を誘拐する。だが、光クラブは内側から徐々に崩壊していった……。

 以前に感想を書いた『ぼくらの☆ひかりクラブ』の本編です。
 元々は演劇だったものを漫画化した作品ということで、舞台らしい臭さ

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『説得ゲーム』~新ジャンル、中二病☆BBA~

漫画の感想です。

2000年発表(日本国)
著作、戸田誠二
説得ゲーム

※イメージ画

 ゲーム会社に勤める主人公・尾崎の元に「説得ゲーム」というゲームが届く。
 その作風は主人公が学生時代に交流のあった女性の作るゲームにそっくりだった。
 制作者がその女性と確信した主人公は、女性を見つけ出し、彼女の自殺を食い止める「リアル説得ゲーム」をすることになる――。

 ※ネタバレ含む 

 戸田誠二

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