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本について

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#本

とっかえひっかえ、移り気読書

とっかえひっかえ、移り気読書

 一日一冊本を読んでいた頃に戻りたい。
 否、別に戻りたくはない(どっちだ)。
 あの生活をもう一度したいというだけで、別に時は戻したくない。今の知識が失われるのはまっぴら御免である。

 子供の頃は学校の図書室で本を借りて翌日その本を返し、また別の本を借りるという生活をしていた。以前どこかで話した気がする。
 昔から読む本の傾向はあまり変わっていない。ミステリーかファンタジー小説が大多数。字の小

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実に素晴らしきかな積読ライフ~そんなもん称賛するな~

実に素晴らしきかな積読ライフ~そんなもん称賛するな~

 どうして積読が増えるのか。
 その謎を探るべく調査隊を派遣した訳ではないが、少しだけ考えてみた。
 ところで、多くの人は偏見を整理しているだけで「考えた」と思ってしまうものらしいが、心当たりはあるだろうか? 自戒の意味を込めて特に何の脈絡も無く記載したが、そもそも偏見の整理すら出来ない人間も居る気がするが、どうなのだろう。この話を掘り下げていくと積読の記事ではなくなるので、今はやめておこう。

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読みたい本が多すぎる

読みたい本が多すぎる

 今日の文章は本当に表題通りというか、表題以上の意味は無い。本に憑りつかれた人間が「どうすれば本を読破出来るのか」と答えのない(或いはごく限られた答えしか無い)問いをああでもないこうでもないと頭を悩ませている様が確認できるだけである。よって、ここで帰って頂いて構わない。

 初めて読んだ本は何かは覚えていない。初めて一人で本を読み始めた歳も覚えていない。
 記憶に残っている児童書や絵本はいくつかあ

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本に直接書き込むことに対する一意見

本に直接書き込むことに対する一意見

 私は何でもかんでも疑ってかかる。これはもうMBTIなどを通り越えた私の本質だと思っている。以前はすぐに疑ってかかる自分が好きではなかったが、今は諦観にも似た受け入れ態勢を整えている。
 そんな私だが、ただ疑ったり批判したりするのではなく、自分に挑戦出来ることであれば挑戦してからケチをつけようという腹積もりで過ごしている。最終的にケチをつける気満々であることは否めない。
 今までNoteに掲載した

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食わず嫌いの本はありますか?

食わず嫌いの本はありますか?

 最近読んでいた本は千田琢哉氏の「20代で身につけるべき『本当の教養』を教えよう」という本だ。
 この本の感想はまた後日記述するとして、この本の最後の方に、「人生を変えたいと思ったならば、学生時代食わず嫌いだった本を読め」と記載されていた。本嫌いだった著者がとある本と運命の本と出会い、それから貪るように本を読み始め、文筆家になるに至ったという実体験を元にした言葉のようだった。
 この話を見て驚いた

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冷めた私の熱い指南書~「覚悟の磨き方」~

冷めた私の熱い指南書~「覚悟の磨き方」~

 吉田松陰という人物をご存知だろうか。
 私が語るべくもないだろう。かの有名な「松下村塾」を開いた人だ。教育にあたった年月は僅か1年あまりだったが、その後の日本を率いる傑物を何人も輩出している。清く立派な性格をしていたと同時に、どこか向こう見ずなところもあったらしく、世界を知るべくあの黒船に乗り込もうとして捕まり、投獄された先で囚人たちと学問をしていたという逸話もある。
 そんな師の生き様やお言葉

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私の本の読み方~非効率を求めて~

私の本の読み方~非効率を求めて~

 私は幼い頃からたくさんの本を読んできた。1日1冊、無いし2冊3冊と読んでいたこともあった。今ではそこまでのペースは維持できていないが、それでも毎日30分は本を読む時間を確保している。
 そうして本を読んでいる中で、私はいよいよ読書というものがなんなのかよく分からなくなってきた。
 たくさん読めばいいのか。冊数は少なくとも学びが多ければいいのか。一部しか読まないのか。全て通して読んだ方がいいのか。

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