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#社会人1年目の私へ
シリコンバレーで再び「クリーンテックへの投資」が大ブームになっている【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.87】
マーティン・ロッシュアイゼンはかつて、グーグル創業者らが出資するスタートアップ企業の経営者だった。同社は化石燃料よりも安価に電力を生成できる太陽光発電を実現することで、世界にグリーン革命を起こそうとしていたのだ。
そんな彼がシリコンバレーの投資家に富をもたらす次の革命として注目したのが、グリーンエネルギーだった。
太陽光発電はやがて世界で最も安価な電力源となった。だがその立役者はシリコンバレー
「東京五輪がそれでも開催される理由」を米紙が“数字”を使って徹底解説【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.86】
ここ1年と数ヵ月間、東京五輪をめぐって議論がなされる際には、ある種類の数字が目立っていた──増加する新型コロナウイルスの感染者数、増加するリスク要因、不充分なワクチン接種率。
こうした懸念にもかかわらず、五輪はこの夏、ほぼ確実に開催される。その最新の証拠は6月21日、日本国内の在住者は、観客数が制限された会場で観戦できると発表されたことだ。
五輪の開会式まで1ヵ月。五輪はなぜ、このような状況下
中国政府に求愛するアップルは、政府の検閲に協力し、自らアプリも検閲・削除している【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.73】
アップルの最高経営責任者であるティム・クックは、データは安全に管理されていると述べている。しかし、貴陽と内モンゴル自治区のデータセンターでは、アップルは中国政府にその管理を大きく譲り渡している。
本紙「ニューヨーク・タイムズ」は、アップルの内部文書を閲覧し、17人の同社の現役あるいは元社員と4人のセキュリティ専門家へインタビューを重ね、そして5月前半にアメリカで行われた不当解雇に関する裁判で提出
中国の牛肉消費が予想超え 牛肉消費量世界一のアルゼンチンが価格上昇に耐えられず輸出を1ヵ月ストップ【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.72】
アルゼンチンで牛肉価格の高騰が止まらず、5月19日、同国政府は国内の市場価格を調整するため、暫定的に牛肉の輸出を30日間停止することを決定した。牛肉が“主食”とも言えるアルゼンチンで、国民は災難に直面している。
牧畜大国であるアルゼンチンは「一人当たりの牛肉消費量」が世界で最も多い国だが、牛肉の「総消費量」の世界一は中国である。今回の高騰の原因の一つは中国の食生活の変化によって牛肉輸入の需要が業
日々の「挫折」と上手く付き合えば、なりたい自分になれる【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.71】
挫折とは、私たちの望み通りにならなかったときに起きる感情的な反応。「そうなって欲しい」という思いは、期待と結びついており、期待が高ければ高いほど、それが実現しなかったときの挫折感も大きくなる。
現代では、自分ではコントロールできないくらい、多くの分野に乗り出していかなければいけない。つまり、自分ですべて操縦しきることができない。ごく普通のある日、両親や恋人、友人などから30件近い電話がかかってき
大ヒットするK-POPの裏で“作品を横取り”されるゴーストライターたち【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.68】
先日、韓国のテレビ局SBSで放送されている番組『それが知りたい』が、K-POPの楽曲制作とゴーストライターをめぐる複数の問題について調査した。それによると、学生を含む他人の作品を自分の創作物と詐称し、利益を受け取っている作詞家や作曲家がいるということだ。
『それが知りたい』の取材を受けた業界関係者の告白によれば、プロデューサーやA&R(アーティスト・アンド・レパートリーの略。音楽レーベルでアーテ
ナイキ、アディダス、ニューバランス──ブランドスニーカーの色に隠された心理学【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.67】
アクアブルーと強烈なライム色、そして葡萄のような深い紫。これらは「アディダス」「リーボック」「ニューバランス」の新しい配色であり、こうした色の不調和は意図的に生み出されたものだ。
スニーカー・カルチャーの時代において、一番人気かつレアで、誰もが欲しいと思う一足を生み出す競争は、かつてないほど苛烈を極めている。
そうしたなか、行き交う人々の流れを止めるのは、さまざまな色が強烈に衝突しているスニー
ピーター・ティールが立ち上げた謎のデータ分析企業「パランティア」の実態に迫る【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.60】
パランティア・テクノロジーズ。この社名はJ・R・R・トールキンの長編小説『指輪物語』に出てくる遠見の石「パランティア」から採られた。
同社の主要ソフトウェアは「ゴッサム」と「ファウンドリー」の2種類だ。いずれも膨大な量のデータを集めて処理し、人間のアナリストが見落としてしまいがちなつながりやパターン、トレンドを見つけ出す。
「データ統合」によって組織がいい決断を下せるようにするのがこの会社の目
「美人は辛いよ」実はブスのほうが“お得”かもしれない【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.59】
今回のテーマは「外見に魅力がなくても良いことがあるのか」。
実は美男・美女であることのメリットに関する心理学的研究は多いものの、ブサイクであっても、メリットはたくさんある。
ということで、それぞれのメリットやデメリットについて解説をしていく。
まず容姿が整っている人のメリットだが、美人のほうが、道を尋ねたときに人が立ち止まって助けてくれるという面白い実験がある。また、外見が良い人のほうが刑が軽
原発「処理水の海洋放出」─日本が安全を強調するほど失敗する理由【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.36】
日本政府が東京電力福島第一原子力発電所の処理水を海洋放出する計画だと発表してから、国内に留まらず近隣諸国で反対の声が上がっている。
なぜ放出は問題ないという日本の見解は理解してもらえないのか。その点について、オックスフォード大学の健康・環境学の専門家が、香港メディアで論じている。
日本政府は4月13日、爆発事故を起こした福島第一原子力発電所で収集された処理水(約125万トン)を海洋放出する方針
キャッシュレス決済は「購入の欲求」そのものを作り出す可能性がある【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.29】
「クレジットカードは現金の出費よりも苦痛が少ない」とよく言われるが、最新の研究によって、クレジットカードは「購入の欲求」そのものを作り出すほど脳に快感を与えていることが示唆された。
20年前、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院のドレーゼン・プレレック教授は、人はクレジットカードで買い物をする際、現金で支払う場合より高い価格、ときに2倍の価格であっても、支払いをいとわないという研究を発表し
「無視」の心理学─あなたが“無視される”理由、あなたが“無視をやめられない”理由【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.28】
身近な人から無視されているとき、私たちはどうしたらいいのだろう? そもそも、なぜ相手は無視という手段を選んだのだろう?
心理学者によれば、無視はされる側だけでなく、無視する側にも深いダメージを与える。さらに、無視という行為には常習性があり、簡単にやめることができないらしい。
「無視」と一口に言っても、敬遠、社会的孤立、音信不通など、多くの呼び方がある。心理学者たちはそれぞれの用語を細かく定義