#日記
「東京五輪がそれでも開催される理由」を米紙が“数字”を使って徹底解説【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.86】
ここ1年と数ヵ月間、東京五輪をめぐって議論がなされる際には、ある種類の数字が目立っていた──増加する新型コロナウイルスの感染者数、増加するリスク要因、不充分なワクチン接種率。
こうした懸念にもかかわらず、五輪はこの夏、ほぼ確実に開催される。その最新の証拠は6月21日、日本国内の在住者は、観客数が制限された会場で観戦できると発表されたことだ。
五輪の開会式まで1ヵ月。五輪はなぜ、このような状況下
サティア・ナデラに聞く「デジタルへの依存は私たちを脆弱にしたのでは?」【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.43】
マイクロソフトという巨大IT企業を率いるサティア・ナデラは「フィナンシャル・タイムズ」の2019年の記事でこう書いている。
「2014年の時点では、多くの人が、マイクロソフトを技術的に終わりに近づいた会社だと考えていた。ところが、いまこの会社は再びワクワクしながら働ける場になっている」
サティア・ナデラがCEOになってからのマイクロソフトの快進撃には目覚ましいものがある。クラウドコンピューティ
中国発なのに「日本のイケア」⁉︎ スペインメディアが相次ぎ報道【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.30】
名創優品(メイソウ)が同国内で勢いを増している様子を報道した。各社とも「日本版イケア」として見出しに掲げ、捕捉的な見出しや文中で同社を「中国企業」と紹介した。
だが、同社は中国の起業家・葉国富が設立した多国籍企業。日本のメディアでも過去に「『日本の衣』をまとった中国企業」や「無印良品とユニクロとダイソーを足して3で割った中国ブランド」などと紹介されたこともある。
ちなみに同社もスペイン向けのS
ブレクジット後のイギリス、連合王国が解体する可能性が高まっている【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.27】
イギリスのジョンソン首相は、ブレクジットを実現させたが、同様にイギリスを形成する4つの国、特にスコットランドでも独立を求める声が高まっている。
2021年5月6日にはスコットランド議会選挙が開催されるが、その結果によっては独立の機運がさらに高まる可能性がある。同様に北アイルランドやウェールズでも英国離脱を目指す動きが生まれているという。
英誌「エコノミスト」によると、スコットランドではイギリス
日本で「馬刺し」となるために送られる馬の処遇がまるで「拷問」のようだ【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.19】
今回は、私たちが食べている馬刺しについて、「非人道的な」苦痛を強いられていると、英紙が報じている内容を紹介する。実は私たちが消費している馬肉の半分弱が輸入されたものなのだ。
2013年以降、およそ4万頭の生きた馬がカナダ西部の空港から日本に22時間から最大で28時間の時間をかけて空輸されている。だが、そのあいだ馬たちに食べ物や水、休息が与えられることはない。
日本へ新鮮な馬肉を届けるというこの
「フェミニスト」男性はベッドでもジェンダー平等を実践するのか?【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.18】
今回は、カナダのセックスに関する全国調査データによる、「フェミニスト」を自認する男性は具体的な行動レベルで、そうでない男性とどう違うのか?という点について性生活について視点を当てたものだ。
フェミニストであることを公言するセレブや芸能人も最近は多くなってきた。とはいえ、さまざまな立場の男性がフェミニストの価値を支持しはじめてはいるが、その多くが口先だけではないかと厳しい視線にさらされている。
徹底してプライバシーを保護する「プライベートブラウザ」がジワジワ来ている【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.16】
今年1月、グーグルがウェブ広告のターゲティングに使われる「サードパーティクッキー」の使用を段階的に禁止すると発表した。
そんな中、最近では新興のブランドでプライバシー保護を徹底していることから「プライベートブラウザ」と呼ばれるブラウザが注目を浴びつつある。
これは過去3年間に登場したブラウザで、まだあまり有名ではないが、DuckDuckGo(ダックダックゴー)やBrave(ブレイブ)などのブラ
「賛同者」だけと群れたがる私たちだから──アダム・グラントが説く“批判的なネットワーク”の重要性【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.5】
今回は批判的な繋がりの重要性について説いた記事を紹介する。
ウォートン・スクール経営学教授のアダム・グラントは、成功は「自分の意見を批判する」人たちに囲まれた状況からよく生まれる、と語っている。
しかしその事実に反して、私たちは自らの周りを「賛同者」だけで固めがちだという研究結果もある。それなので、批判的なネットワークを構築することがすごく大事だということになるのであるが、この記事では、それを
ユーチューバーが払わなかった税金は、私たちが払うことになる【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.11】
スペインでは最近、ユーチューバーの一部が「多額の税金を払っているためアンドラに移住する」と公言したことをめぐる議論があった。
興味深いのは、若いフォロワーの多くがそれを支持した一方で、年配の人たちが、それを不正だと指摘した点だ。その点について経済学者のガブリエル・ズックマンはインタビューで意見を述べている。
その内容について今回は共有したいと思う。
彼によると今回の問題は世代間によるものでは
“卓越した頭脳”の持ち主に学ぶ「知性を磨く8つの習慣」【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.10】
「優秀な人々」は他の人と比べて何が違うのだろうか──? 彼らの思考パターンを、「フィナンシャル・タイムズ」紙では、実体験を交えつつ分析している。
この記事では、「知性は自分で磨くことができる中で、その方法の一つは、卓越した頭脳の持ち主から学ぶことだ」ということで、その人たちの傾向を紹介している。
「優秀な人々」の8つの傾向について
ということで、この記事で紹介されていた、8つの傾向について解説
「キットカットの旅」で「分断の時代」のアイデンティティを考える【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.6】
今回はキットカットを題材にフィナンシャルタイムズが食べ物のアイデンティティについて解説をしている内容だ。
一般的に食べ物や飲み物って、自らの独創性(もしくは民族的な一体感)を明確にするものだと言われている。たとえば、ホットドッグは「アメリカ的」で、スシは「日本的」など。
しかし実際問題、どこの国のものかという「ラベル」が強い場合はあるけれども、飲食物自体は世間が考えるほど固定的ではないらしい。