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「フェミニスト」男性はベッドでもジェンダー平等を実践するのか?【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.18】

今回は、カナダのセックスに関する全国調査データによる、「フェミニスト」を自認する男性は具体的な行動レベルで、そうでない男性とどう違うのか?という点について性生活について視点を当てたものだ。

フェミニストであることを公言するセレブや芸能人も最近は多くなってきた。とはいえ、さまざまな立場の男性がフェミニストの価値を支持しはじめてはいるが、その多くが口先だけではないかと厳しい視線にさらされている。

フェミニズムの前提にあるのは、ジェンダーの平等を支持することだ。

男性がフェミニズムに関わるのは、時代遅れのジェンダー役割から距離を置き、社会政治的なトレンドに合わせるのに役立つからかもしれない。

そこで、この記事の著者は、フェミニスト男性が寝室でも平等を大切にしているかを調べた。具体的には、フェミニスト男性が性生活の面で非フェミニスト男性とどう異なるのか?ということだ。

セックスと性についての大規模な調査から、異性愛を自認する男性のデータを取り出して分析

どれくらい直近でなんらかの性行為におよんだかという項目で見てみると、フェミニスト男性が非フェミニスト男性よりも多くセックスしていると回答していたことがわかった。

具体的には、フェミニスト男性は非フェミニスト男性より直近で女性パートナーと性交し、オーラルセックスを施しかつ受けてもいた。

フェミニスト男性はより直近でパートナーにオーラルセックスを施したと回答しているが、非フェミニスト男性よりも直近でオーラルセックスを受けてもいた。

これらの結果は、フェミニスト自認がプライベートな状況で違いを生むということが私たちの研究からは明らかになった。

プライベートな性的経験で、フェミニスト男性とどっちつかずの男性は、フェミニズムを否定する男性よりも高い割合で、女性の快感を目的にした性行為をしている。

つまり彼らが、女性パートナーを大切にし、性的快感における平等を実践しているかもしれないのだ。

フェミニストを自認する男性の多くは、ジェンダー平等を支持すると明言している。そして彼らが性交でもジェンダー平等を実現しようと取り組んでいるということだ。

フェミニスト男性は、オーガズムのジェンダーギャップを埋めることで、性(交)の不平等を脱却していける、とこの記事では結論づけらているが、

もし女性が彼氏と結婚とか付き合うとかを考えるときは、相手のジェンダーに対する意識を聞くといいのかもしれない。

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