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不登校

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#不登校

中学3年間不登校だった僕が、なんとなく成人式に行った

中学3年間不登校だった僕が、なんとなく成人式に行った

この間Twitterでこんなエントリを見つけました。要は「不登校だったけど」「成人式に参加して」「勇気を出して(参加して)良かった」という話だったのですが、ひとつびっくりしたことがありまして。

これ、僕の成人式もかなり似たような感じだったのです。

自分も中学3年間不登校だったのですが、わざわざ当時住んでいた岐阜から京都へ帰省して成人式に出席しました。たしか年末年始休暇が終わっていったん岐阜へ戻

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敏感で繊細な僕が不登校になったのは「健康診断」がきっかけだった

敏感で繊細な僕が不登校になったのは「健康診断」がきっかけだった

ちょうど1年前、最寄り駅で電車を待っていると、小学校のときに隣のクラスの担任だった先生にばったりお会いしたことがありました。しかも同じ電車に乗るとのことだったので、移動中に当たり前のように近況報告や昔話に花が咲いたのですが、

「そういえば、キミは昔っから正義感が強かったよなあ」

と先生がおっしゃって、思わずハッとしてしまいました。

典型的なHSC(Highly Sensitive Child

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不登校支援の現場において、その人の不登校経験がほとんど役に立たないたった1つの理由

不登校支援の現場において、その人の不登校経験がほとんど役に立たないたった1つの理由

不登校のボランティアに携わりたい、または不登校の子どもと関わりたいと考えているあなたへ。

「自分も不登校だったので、その経験を活かしたいです」。

僕がスタッフをしているNPO法人では、不登校の子どもたち向けにフリースクール事業をやっています。正直、人手が足りているとは言えない状況なのでボランティアスタッフの募集も同時並行でやっているのですが、よくこんな文面でボランティア応募メッセージがきます。

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「学校が嫌い」だから教員として仕事している

「学校が嫌い」だから教員として仕事している

前の日曜日、神戸で開催された多様な教育の博覧会「エデュコレ」に、ブース出展側として参加してきました。

終了後の懇親会で「エデュコレ」の大きな企画のひとつであるトークセッションに登壇された、世田谷区立桜丘中学校の西郷先生とお話する機会に恵まれました。そこで僕が中学3年間不登校だったのにいま教員として働いていることが話題になりました。

「どうして学校の先生になろうと思ったの?」

自然な疑問だと思

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大人たちよ、子どもにもっと「楽しむ」姿を見せていこう― #8月31日の夜に

大人たちよ、子どもにもっと「楽しむ」姿を見せていこう― #8月31日の夜に

木曜日に受けたNHKのインタビューは「不登校の子どもたちの居場所」というテーマがありました。そのとき放送には乗らなかったのですが「子どもと関わる上で意識してることってありますか?」と聞かれたので、僕はこう答えました。

「とにかく『子どもたちと楽しむ』ということを意識しています」

実際、弊団体のフリースクールには「遊びに行っている」ようなもので、勉強を教えたり話し相手になるというよりかはいっしょ

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想像してほしい。あなたの子どもが平日の朝、何時になっても起きてこないとしたら・・・?【武香織『朝起きられない子の意外な病気 - 「起立性調節障害」患者家族の体験から』中公新書ラクレ】

想像してほしい。あなたの子どもが平日の朝、何時になっても起きてこないとしたら・・・?【武香織『朝起きられない子の意外な病気 - 「起立性調節障害」患者家族の体験から』中公新書ラクレ】

「早くしないと遅刻するよ」と無理ぐり布団をひっぱがすか。
「いつまでも怠けているんじゃない」と一喝するか。
はたまた、愛想を尽かして放置するか。

「起立性調節障害」の観点から言えば、上に挙げた3つの対応策は、「大間違い」である。

中学生の息子が、ある日から突然「頭が痛い」と毎朝訴え、学校にいけなくなった。母親(著者)は最初、我が子のサボり癖を疑ったが、ふと「死人のような蒼白な顔」に気が付き、こ

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「不登校は不幸じゃない」。でも、「学校は必要」?その理由も腑に落ちる、不登校経験談の集合体の1冊。【小幡和輝『学校は行かなくてもいい―親子で読みたい「正しい不登校のやり方」健康ジャーナル社】

「不登校は不幸じゃない」。でも、「学校は必要」?その理由も腑に落ちる、不登校経験談の集合体の1冊。【小幡和輝『学校は行かなくてもいい―親子で読みたい「正しい不登校のやり方」健康ジャーナル社】

この本の書評はどうしても今日書いておきたかった。

もうすぐ夏休みが終わる。実はこの時期に「18歳以下の自殺者数」というものが格段に増える。それは、2学期が始まるにあたって学校に行きたくない、学校が辛くてしんどい子どもたちが、耐えきれずに「死」の道を選んでしまうからだ。

でも、それっておかしくないか。
「学校に行く」以外に、選択肢が許されないのっておかしくないか。
もし「学校に行く」以外の選択肢

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