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不登校支援の現場において、その人の不登校経験がほとんど役に立たないたった1つの理由
不登校のボランティアに携わりたい、または不登校の子どもと関わりたいと考えているあなたへ。
「自分も不登校だったので、その経験を活かしたいです」。
僕がスタッフをしているNPO法人では、不登校の子どもたち向けにフリースクール事業をやっています。正直、人手が足りているとは言えない状況なのでボランティアスタッフの募集も同時並行でやっているのですが、よくこんな文面でボランティア応募メッセージがきます。
想像してほしい。あなたの子どもが平日の朝、何時になっても起きてこないとしたら・・・?【武香織『朝起きられない子の意外な病気 - 「起立性調節障害」患者家族の体験から』中公新書ラクレ】
「早くしないと遅刻するよ」と無理ぐり布団をひっぱがすか。
「いつまでも怠けているんじゃない」と一喝するか。
はたまた、愛想を尽かして放置するか。
「起立性調節障害」の観点から言えば、上に挙げた3つの対応策は、「大間違い」である。
中学生の息子が、ある日から突然「頭が痛い」と毎朝訴え、学校にいけなくなった。母親(著者)は最初、我が子のサボり癖を疑ったが、ふと「死人のような蒼白な顔」に気が付き、こ
「不登校は不幸じゃない」。でも、「学校は必要」?その理由も腑に落ちる、不登校経験談の集合体の1冊。【小幡和輝『学校は行かなくてもいい―親子で読みたい「正しい不登校のやり方」健康ジャーナル社】
この本の書評はどうしても今日書いておきたかった。
もうすぐ夏休みが終わる。実はこの時期に「18歳以下の自殺者数」というものが格段に増える。それは、2学期が始まるにあたって学校に行きたくない、学校が辛くてしんどい子どもたちが、耐えきれずに「死」の道を選んでしまうからだ。
でも、それっておかしくないか。
「学校に行く」以外に、選択肢が許されないのっておかしくないか。
もし「学校に行く」以外の選択肢