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編集とライティング

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フリーランスになりたてのころから書き留めていたお仕事関連の葛藤や学びについての記事たちをこのマガジンにまとめました。稚拙なものばかりですが、いつかの私と同じような迷いを抱えている…
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「できなくてイケてない自分」を認めてからが勝負 -新社会人時代の後悔-

「できなくてイケてない自分」を認めてからが勝負 -新社会人時代の後悔-

リクルートスーツとそう変わらない格好で、東京の街を先輩に連れられて歩く新社会人さんたち。これから歓迎会なんだろうな。

がんばれー!と心から思うのは、きっとわたし自身の当時を振り返ってみて、辛かった思い出がたくさん蘇るからだ。

でもその辛さは、実はほとんどが必要のない感情だったんじゃないか、って今になって思う。

わたしの言葉が彼らに届くかはわからないけど、それはそれだ。

✳︎

ひとことでわ

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ライティングノウハウの「マイベスト」共有、はじめます。

ライティングノウハウの「マイベスト」共有、はじめます。

先日、夜中にインタビュー記事を書いていて、気晴らしにこんなことをつぶやいてみた。

自分の中で一番効率的だと思った方法をメモ的に記しただけのつぶやきに、色んな人から反応がきて、どきっとした。

決め手となったのは、直接お会いしたライターさんからの
「ああいう、記事作成のやり方って、他の人がどうやってるのかあまり知らないから参考になりました」
というひとこと。

そうなのだ。
私たちは、他のライター

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\書きました!/に対する違和感の正体

\書きました!/に対する違和感の正体

きのうのよる。

いつものように締め切り間近の原稿を書いていたら、ふっと「これ、面白いのかね?」ともう一人の自分にたずねられた気がした。

私の「もう一人の自分」はほんとうに空気のよめないやつで困る。
もう大枠はできていて、あとは推敲すれば納品できたのにさ。

***

家で原稿を書くときは、布団の上でうつ伏せになったまま上体を起こした体勢が基本スタイルなのだけど(だから寝落ち率たかい)
気がつい

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お仕事の「ご縁」は努力あってこそだと思いたい

お仕事の「ご縁」は努力あってこそだと思いたい

いわば自分の思想が企業でいうところの「ビジョン」であり「ミッション」だし、自分の人生計画が「ロードマップ」だし、自分の性格を「社風」として生きてくことが、フリーランスの宿命なのかもしれません。



先日Twitter上で流行ってたSarahahの波に乗ってみたら、こんなご質問を頂いた。

「フリーライターとしての仕事の作り方」について書いてほしいです。気になる!

私なんてほんとにライター

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カメラマンさんはいつだって偉大だ

カメラマンさんはいつだって偉大だ

君の明日の仕事は、カメラマンさんが気持ちよくシャッターを押せるようにすることだよ。

新卒時代はじめて編集者として現場に立ち会うときに、ボスにこんな風に言われたことがいまも忘れられません。

私のカメラマンさん好きは、ここから全てはじまってる。
※「カメラマンさん」じゃなくて「フォトグラファーさん」のほうが本当はいいのかもだけど、今回はカメラマンさんで統一します。

***

今はライターが撮影も

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何かが生まれるといいな。と思ってするインタビュー

何かが生まれるといいな。と思ってするインタビュー

すっごく、すごーーく嬉しいことがありました。

ずっと憧れだった雑誌『CYAN(シアン)』で、ジュエリーデザイナーの杉村萌弥さんのインタビューをさせてもらったのです。

うれしかったのはそれだけじゃなくて、杉村さんがインスタでこんなことを言ってくださっていて。

CYANのインタビュー、記事の文頭は『この人が選んでくる石を身につけたいと言ってもらいたい』という私の言葉。これは用意していた言

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「実は読まれてない問題」について本気出して考えてみた

「実は読まれてない問題」について本気出して考えてみた

―◯◯について本気出して考えてみた
って、言ってみたかっただけでもある。すみません。

でも「実は読まれてない問題」は、記事を作るときに大事なことだと思うから備忘録として書いておこうと思いました。

前に、こんな投稿をしたことがあったんだけど

これってわりと、つくり手側の落とし穴なんじゃないかと思ってたりする。

この文章いいね!

…ていうのは業界人の考え方であって、本当に届けたい

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拝啓おともだちへ

拝啓おともだちへ

先日この記事↓で、SNSの公私混同問題についてぼやいてみたのだけど

ちなみに、「今日はショーパン履いた」ってどうでもいいツイートしたら今朝フォロワーさん減った。無益を通り越して足出して公害にすらなる人間です反省。

そんなことは置いといて、「このことについては後で書く!」と豪語してそのままになってたプライベートのお友達との関係性についてちょっと言いたいことがある。

早速言うと、「ありが

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自分だってナナメ読みしてるくせに

自分だってナナメ読みしてるくせに

この間、お仕事関係の人から、参考用としてとあるインタビュー記事のリンクが送られてきた。

何かコメントしなければと思った私は、ひとまず記事全体に目を通して、すごく生意気な感想を言った記憶がある。

写真がキレイじゃないとか、見出しが刺さらないとかそんな感じのこと。何様だよおい爆発しろ。

***

夜になって仕事が一息つき、バスに乗っている間に、同じ記事をもう一度読み直してみた。

そしたらなんと

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フリーライターなんて基本「浮いてる」

フリーライターなんて基本「浮いてる」

きのう久しぶりに、新卒で就職した制作会社のときにものすごくお世話になっていた女性ライターさんと飲みに行った。

その(ライターとしての)先輩は25歳で独立していて、私よりも5歳年上の、ビジュアルも申し分ないすごく可愛い方なのです。

色恋ネタが不足することがなくって、普通よりもハードでビターな恋をしてたりするので、ついつい「最近はどうなんですか?」と聞きたくなってしまう。

私を初めて「しおりん」

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SNSは仕事なのか、娯楽なのか問題

SNSは仕事なのか、娯楽なのか問題

SNSは完全に仕事の一部だと思っている。
そんな風に断言している人がいた。

それくらいに割り切れたら、私の発信力にも良い変化が起きるんだろうか。

メディアの世界に入ったばかりの頃、「業界人!」て感じの編集者やライターの先輩方に憧れつつも、自分がSNSでメディア関連のことを投稿することにめちゃくちゃ抵抗があった。

だって、靴下に穴空いたとか、今日の服装ミスったなとか、どうでもいいことをつぶ

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