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何をやっても「体の過緊張が抜けない」という人に対しての運動療法の考え方!

臨床をやっていると、体がガチガチに固まった状態で緊張が抜けない人ってとても多いと思います。

実際に、そういう方に対して「力を抜いてください」と伝えても一時的に力が抜けたとしても少し関節運動を加えたりするとまたガチガチに体を固めてしまう人も多いですよね。


そんな方に対して、、

〇〇筋のエクササイズ・〇〇筋のストレッチなどを行なってもそもそもエクササイズやストレッチの効果を引き出せないことの方が多いです。


そのため、、

目的の動作を獲得したり、理想的な姿勢や関節運動を獲得するためにはまずは前提として体の無駄な緊張が抜ける状態を作る必要性があります。


その体の緊張を抜くためにフォーカスした運動療法の考え方について3選お伝えしていきますので、臨床で緊張が中々抜けない方に対して役立てて頂ければと思います。

呼気にフォーカスした運動療法

呼吸に対する運動療法アプローチ

まずは呼吸に対してアプローチをすることは非常に重要です。

呼吸は自律神経の調整をすることにも関与していますし、体をリラックスした状態にするのか、体を緊張状態にするのかにも関わります。


では、呼吸にどのようにアプローチをするべきなのかという話になりますが、基本的に体が緊張状態になっている方に共通していることとしては、「息を吐ききれない」ということ。


  • 肋骨のリブフレア

  • 腰椎伸展アライメント

  • 骨盤の過度な前傾アライメント

  • 大腿直筋・大腿筋膜張筋のタイトネス

  • 下腿三頭筋のタイトネス

こういう傾向にある方はおそらく、体が緊張状態になっている可能性が高く、呼吸に対しても呼気がしっかりできていない(息を吐ききれていない)というケースが多いです。


今回のコラムでは、細かい運動療法のやり方までは紹介はしませんが、呼吸に関して着目すれば呼気ができてないケースが非常に多いため、その結果として交感神経が優位な状態に常になりやすく体が緊張状態になることがあることは知っておく必要性があります。


患者さん・クライアントさんにも日頃から少し呼気を意識してもらう習慣をつけてもらうことをしてもいいかもしれないですね^^


では、2つ目に入っていきます


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