股関節と足関節の統合的アプローチ!臨床の運動療法・ピラティスの活用!
今回は、股関節と足関節など全身を統合的に考えてアプローチする考え方や臨床的に運動療法やピラティスを活用する際の考え方のコツについてお伝えしてきます。
実際に股関節や足関節に問題を抱えている方も臨床上は非常に多いですし、症状が股関節や足関節になくても、介入が必要になるケースは多いです。
この股関節・足関節から統合的に考えて介入する方法までお伝えしていますので臨床現場での運動療法やピラティスにご活用頂ければと思います。
股関節と足関節の共同運動
この関係性を理解しておくことが非常に重要になります。
例えばですが、、
足関節底屈している時は、股関節は屈曲しやすく
足関節背屈している時は、股関節は伸展しやすい
(この反対のことも言えるわけです)
そのため、足関節も股関節も動きの種類によってセットで動きやすい動きと動きにくい動きに偏ってくるため、どちらかの関節のポジションを評価すると反対側の関節の状態もある程度の仮説は可能になってきます。
実際に、歩行においても立脚初期の荷重応答期あたりまでは足関節底屈方向に動き股関節も屈曲したポジションにあります。
ですが、股関節伸展方向に動くにつれて足関節背屈方向に動いてきますので、姿勢や動作から見ても足関節の動きと股関節の動きには関連性があることが分かります。
股関節と足関節の動作パターン
ヒップヒンジの様に、お尻を最大限後方に引きながらしゃがみ込むことで、股関節屈曲をメインに使った動作になってきます。
股関節は屈曲するほど、足関節は底屈しやすくなるため足関節背屈可動域を必要としなくても動作の遂行が可能になります。
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