『面接対策ってどうしたらいいですか?』と部下に聞かれた時にお勧めしている本。
超有名な書籍で、noteでも解説している方がごまんといらっしゃる本ですが備忘録や、私と同じように部下がいる方への参考になればと思ってまとめてみます。
この本を取り上げたきっかけ
先日、隣の課の方から話しかけられました。
『ケツアゴさん(僕のことですが、当然本名ではないですよ)、来週昇進試験用の面接があるんですが、何かアドバイスもらえませんか?』
正直しびれますよね?隣の課の方から、アドバイスが欲しいとリクエストされるなんて、課長冥利に尽きるじゃないですか!!
(こんなことばっかり言ってるから仕事請負体質なのかもしれませんが・・)
ともかく僕のしてきた学びを通して出してきたアウトプットが自分の組織の中で評価され、それを自分のものにしたいと思ってくれる人がいる。
自分が何かを組織に与えられる大きなチャンスですよね?
正直僕に相談してくれた人自体は非常に優秀なのでアドバイスもへったくれもないんですが、一発勝負の面接やプレゼンに臨むときに僕が参考にしている要素がたくさん詰まった本を紹介しました。
別にアフェリエイトとかやり方わかんないんで、もしほしい人はAmazonで直検索するか、メルカリでどうぞ。
この本の要約と僕の解釈
この本を一言で表せばタイトルの通り『1分で話せ!』なのですが、僕なりにもう少し言葉を足してみると
忙しい人に自分の話を聞いてもらえるチャンスなんてそうそう来ないんだから、1分で話して相手にちゃんと納得してもらえるようにしっかり考え抜いて、準備してから本番に臨みなさい!
(やり方ちゃんと書いておいてあげたんだからね!)
と、いう解釈で僕の中に吸収しました。
1分で話せ!ちゃんと準備しておけよ!
だけだと厳しいのですが、この本の(著者様の)やさしいところは実例を交えつつその方法をしっかりと解説してくれているところです。
見事なまでのツンデレです。
1分という極端に短い時間で相手に伝えるためには?
多くのビジネス本や、多くの偉大なる先人の誰しもが言っていますが、この本の大きなポイントもまた『結論から話しましょう』ということです。
変に前置きしてたらあっという間に1分なんて経ってしまいますよね?
だからこそ結論を伝える。そして、その結論を理解してもらうための根拠を準備せよ。というのがこの本の主張です。
この本は随所に様々なわかりやすいAB比較をしてくれていて、正直その比較例だけを読むだけでもエッセンスの4割くらいが伝わってしまうような気がしています。
Aさん
この商品はお客さんが絶賛していました。
販売店も受注に前向きです。
実際に数字も上がっています。
Bさん
この商品は増産すべきではないでしょうか?
これです。同じシチュエーションに置かれた場合の伝わらない話し方と伝わる話し方の実例がたくさん載っています。
(この本を初めて読んだとき、正直言って僕もほとんどAさんでした)
型にはめてしまうことでハードル激下がり
そして、この本の優しいところは、ただ単純に結論をはじめに持ってくるだけではなくて、この後の準備として
・この結論を納得させるための根拠として付帯情報を説明しよう
・根拠は複数持ってこよう
・根拠はちゃんと結論を補強できるように加工しよう
・根拠は事実で支えよう(事実に基づいたものにをもってこよう)
といったことを推奨してくれています。
根拠を支える構造のことをこの本の中では『ピラミッド構造』と呼んでいます。
このピラミッド構造の図解はぜひとも本を購入してご覧ください。
宝物レベルに使えます。
初めに言われた1分で伝わるように準備せよというミッションは非常に難しいものに思えたのですが、上のような方にはめてしまえば非常に簡単になります。
要は材料として結論と、根拠3つと、その根拠を裏付ける事実を1,2個用意して、あとは順番に話せばいいだけです。
逆に言えばこの構造に絞って話をすれば、無駄なものがそぎ落とされるので相手に伝わりやすい話し方ができるようになります。
めちゃくちゃ素敵です。
この本で得た気付きをまとめると
繰り返しになりますが、この本の主張は『1分でも伝わるようにしっかり準備をせよ』ということです。
これは言い換えれば、
誤:自分視点の物語で語る
正:相手に伝えるために語る
ということだと思います。
自分の経験を時系列的に話すから。
自分の努力を聞いてほしいから。
自分が相手に嫌われたくないから。
こういった自分本位で相手に話をしてしまうとどうしても相手に伝わらない。
そりゃそうです。なぜなら相手のことを考えて持ってきた話ではないからです。
だから常に相手目線で構成を考える。
これが僕がこの本を読んで最大に食らった気づきです。
1分で話せ!と言われて1分で話した後、相手から質問が返ってきます。
その時も回答をする際には相手目線でなければいけません。
だからまず『相手が答えてほしいと思っていることは何なんだろう?』としっかり考えてから回答をするべきなのです。
これもこの本に書いてあります。
本当にすごい本です。
冒頭のアドバイスを求めてきてくれた隣の課の方にも『相手が何を聞きたいかを自分なりに考えて、まず結論を言いきって、それから2,3個補足すれば大体すっきりしますよ。』
と、この本の要約をつたえました。
そして、『大きな声でちゃんと話してくださいね!どんなに素敵な構成でも聞こえなければ伝わらないですから!』
と付け加えました。
実はこれもこの本の受け売りです。
とにかくたくさん勉強になることが書いてあります。
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