3作目から見たって何ら支障はないZ級サメ映画!古代ザメとあのフランケンザメがついに直接対決!?「ジュラシックシャーク-3.0」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(741日目)
「ジュラシックシャーク-3.0」(2023)
マーク•ポロニア監督
◆あらすじ
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街は人食いザメの噂に慄いており、その姿を悪魔と表現する者もいた。そんなさなか、お宝の絵画を積んだ窃盗団の船がサメに襲われたとニュースになっていた。海辺の船では何も知らないモデルのブリーがカメラマンと撮影中に、数人の強盗が現れボートを乗っ取られた。強盗たちは海にバラまかれた絵画が目的だったのだ。しかし彼らの仲間割れが原因で海上で立ち往生に。彼らの前に立ちはだかったのは全長約15mの巨大古代鮫メガドロンだった!この絶望的な状況の中、どこかで見覚えのある博士が現れた…(Amazon.co.jpより引用)
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この企画ではもはやお馴染みの悪名高いクソ映画数々の名作Z級サメ映画を世に生み出している“ペンシルバニアのスピルバーグ”ことマーク•ポロニア監督の作品です。
『違法な石油掘削作業によって蘇った古代ザメ•メガロドンが誰彼構わず襲いまくる』という王道のZ級サメ映画ならではのストーリーですし、
•『サメに両足を食べられた船乗りが次のシーンでは車椅子に正座で座り、足を失ったように見せている』
•『サメに襲われて海に引きずり込まれると明らかに場面がプールに変わる』
•『クライマックスでヒロインがショベルカーを運転するシーンが引きの映像だと明らかにおじさんが運転している』
など例によってツッコミどころ満載の低予算演出が盛りだくさんで最高でした。また、終盤にはポロニア監督ならではの仕掛けと言いますか、Z級サメ映画ファンには堪らないあの人気サメが作品の垣根を越えて登場するサプライズがあり、最後の最後まで楽しめました。
そのタイトルからもわかる通り、今作は2012年に公開された「ジュラシック•シャーク」の3作目にあたります。この一作目は“サメが出ないサメ映画”と称されるなど酷評に次ぐ酷評で、当時のZ級映画愛好家たちの胸を躍らせたそうです。
一応、一作目のあらすじとしては
とのことで今作もこの巨大ザメ•メガロドンが登場します。登場する度にサイズが変わりますが…
また、伏線や重厚な人間ドラマなど皆無なので、この3作目から見てもおそらく理解度は大差ないと思います。実際のところ、ストーリーや登場人物などで行き詰まることはなく、「前作を見ておけば…」となる瞬間もほぼほぼ無かったです。
この一作目に関しては現在アマゾンプライム、U-NEXT、WOWOWで配信中とのことで、前後してしまいましたが年内には視聴したいと思います。
ちなみにこの一作目で監督を務めたブレット・ケリー氏は後にSNSでバズり倒した「ウィジャ•シャーク 霊界サメ大戦」(’20)や、ご自身の子供たちと一緒に作った「パペットシャーク」(’22)など個性的なZ級映画を数多く発表しております。
なお、2作目である「ジュラシック•シャーク 2」(’21)に関してはサブスク等での視聴も今のところはやっていないようですが、この2作目からマーク•ポロニア監督がメガホンを取っています。
ちなみに公式等では『一作目から12年の時を経ての続編!なのに2をすっ飛ばしての3.0?』みたいな感じの謳い文句がチラホラ見受けられるんですけど、2作目はシリーズに含まれないんですかね?
同じポロニア監督作品ですし、予告を見る限りは同じ設定っぽいのでまったくの別物ってわけじゃないと思うんですけど、もし何か情報をお持ちの方は教えていただけると嬉しいです。
いつかは全シリーズを制覇したいですし、日本にまだ入ってきていないサメ映画も早くサブスクなどで視聴可能になることを願うばかりです。そういうZ級のインディペンデント映画メインのサブスクとかあったら需要あると思うんですけどそんなことないですかね?
今作は現在アマゾンプライム、DMMTV、U-NEXTにて配信中です。
◇近頃港町では人々が巨大なサメに襲われる事件が頻発しており、そのサメは“悪魔のサメ”とも呼ばれていた。そんな折、とある窃盗団の船がそのサメに襲われて全員死亡と見なされ、盗まれた貴重な絵画は行方知れずと報道される。そんなニュースは我関せずと売れないモデルのブリーはようやくテレビへの出演が決まり、カメラマンとマネージャーと港で撮影をしていた。しかし、海に沈んだ絵画をサルベージしようと企む強盗3人組にボートをジャックされ、ブリーたちは人質として一緒に沖に出ることとなる。絵画の捜索は難航し、次第に強盗たちは苛立ちから暴挙に出るようになり、狭いボートのうえでいざこざが始まる。しかしそんな彼らの元へあの悪魔のサメが忍びよっているとはまだこの時は誰も知る由もなかった…
というのが今作の中盤までの流れです。
ポロニア監督作品にしては序盤からテンポよく展開していきますし、登場人物の個性も光っていました。ちなみにブリーたちの撮影に同行するカメラマンのスタン役はポロニア監督です。
滑り出しは良かったんですけども、強盗3人組がブリーたちのボートをジャックして沖に出てからの中盤は少々グダついてしまったのが勿体ないように感じました。
基本的には強盗3人組の紅一点であるボイドがブリーに対して「あんたイイ女だな」等とちょっかいをかけ、それを止めようとしたカメラマンのスタンやおばちゃんマネージャーのデスティニーが問答無用で彼女に撃たれてしまい、海に落ちたところを巨大な古代ザメに食べられてしまうというくだりを繰り返すだけです。
つまらなくはないんですけどほとんど話が進みません。おそらくはポロニア監督お得意の引き延ばしなので個人的には全然良いんですけど、繰り返しますが話は進みません。ボートの鍵を持っていたカメラマンのスタンがサメに食べられたことで早々に海上で立ち往生することになるのもストーリー停滞の一因かもしれませんが…
また、海にいるはずなんですけど、なぜかサメに襲われるシーンになると撮影場所がプールに変わります。水がキレイですし見やすくなります。親切ですね。
また海中の絵画をサルベージしようとしたジェラルドや過激派のボイドもサメの餌食となり、いよいよ残すはブリーと強盗のリーダー•クラークのみとなります。
頼りの救助ヘリも古代ザメに潰され、ブリーとクラークは必死に近くにある島•キャットアイランドへ避難しようと試みます。
するとここで!
なんと!
突如としてマーク•ポロニア監督の名作サメ映画「シャーケンシュタイン」(’16)のシャーケンシュタインが襲いかかってきます!
シャーケンシュタインは古代ザメを一瞬にして葬ると、ボートに体当たりし、海に落ちたクラークも餌食となってしまいます。いよいよひとりぼっちとなったブリーはなんとか島に上陸するも、水陸両用のシャーケンシュタインは当然のごとく彼女を追いかけてきます。
ほぼジョギングペースで必死に逃げるブリーもいよいよ絶対絶命か!?
と思われたその時!
今度は同じく「シャーケンシュタイン」に登場した世界征服を目論む悪のマッドサイエンティストであるネオナチスのクラウス博士が現れ、光線銃でシャーケンシュタインを追い払ってくれます。
クラウス博士の目的はブリーを助けることではなく、逃げたシャーケンシュタインを捕らえるための囮が欲しかっただけでした。そして「フカくて長い実験」、「あっちからシャークっと見つけてくれるさ」など言葉巧みにブリーを上手いこと丸め込み、木に縛り付けてシャーケンシュタインを呼び寄せます。
すぐに姿を現したシャーケンシュタインでしたが、クラウス博士の光線銃は照準がズレてしまったのか当たらず、逆に体当たりされてしまったクラウス博士は“びよよよ〜ん”というダサい効果音と共に遥か彼方に飛んでいき、“チン“というこれまたショボい効果音と共に海に落下して行方知れずとなります。
逃げた先の小屋にあったショベルカーでシャーケンシュタインに果敢に立ち向かうブリー。寄りの映像ではブリーが運転しているように見えますが、引きの映像だと明らかに知らないおじさんが運転しているのが確認できます。見間違いであることを願ってます。
見事シャーケンシュタインを撃退したブリーが海に向かって「本当にこれで終わり?」と呟いたところで物語は幕を閉じます。ポロニア監督のことですからおそらくは終わりじゃないと思いますので続編を心待ちにしております。
悪魔の古代ザメVSシャーケンシュタインの夢の共演が実現しただけで私としてはもう大満足です。やはりサメ映画は定期的に摂取しないと駄目ですね。近い内に「ジュラシック•シャーク」も視聴します!
あと大分前に書いた記事なのでかなりショボいですが、もしよかったら「シャーケンシュタイン」の方もご覧になってみてください↓
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