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アンティークコインマニアックス パート2 〜崩れゆくローマ帝国 セウェルス朝時代〜

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さあ、旅の準備はもういいかい?これからコインで歴史を辿る長い冒険が始まるよ。当時の人間はコインに刻んだ図像や文字で何を伝えたかったのだろうね?当然、そこにはひとつひとつ深い意味があって、バックグラウンドとなる歴史や神話が存在するんだ。

それじゃ、早速見てみよう。「アンティークコインマニアックス パート2」では、ローマの帝政中期以降のコインから歴史を見ていく。パート2のシリーズ第1回目にあたる今回は、セウェルス朝について探究するよ。けれど、まずは前回のおさらいも兼ねて、ネルウァ・アントニヌス朝晩期のコインを見てみよう。


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表図柄:コンモドゥス
裏図柄:ゼウス 
発行地:ローマ
発行年:179年
額面:セステルティウス 
材質:黄銅 
直径:30.5mm 
重量:24.71g 
分類:RIC III 1612 
状態:VF- 
銘文表:L AVREL COMMODVS AVG TP R PM(ルキウス・アウレリウス・コンモドゥス・アウグストゥス、護民官特権保持者、最高神祇官)
銘文裏:IMP III COS II P P S C IOVI VICTORI(最高軍司令官3回、執政官2回、国父、元老院決議、勝利のユピテル)

マルクス・アウレリウスの治世に発行されたセステルティウス黄銅貨。彼の息子コンモドゥスの若き頃の姿が刻まれている。裏面には雷神ユピテルが玉座に座し、手には勝利の女神ウィクトリアを載せている。この構図はギリシアコインの流れを継いでおり、ヘレニズム時代の王たちが好んで採用していたものだ。
コンモドゥスは思慮深い父とは異なり、暴力を好んだ残虐な皇帝として知られている。あまりに酷い治世だったため、アウレリウスの妻の小ファウスティナが剣闘士との間に儲けた隠し子という噂が流布されるほどだった。
賢帝アウレリウスの死をもって五賢帝時代は幕を閉じる。そして、コンモドゥスの暗殺により、ネルウァ・アントニヌス朝も終焉を迎えた。帝国の黄金期は去り、ローマは滅びの道をしだいに歩んでいく。

コンモドゥスが暗殺されると、ローマでは帝位を狙った激しい抗争が繰り広げられた。帝位が競売にかけられるなど、信じられないほど荒廃した時期もあった。その時に帝位を落札したのはディティウス・ユリアヌスと呼ばれる富豪だった。だが、彼は即位して数ヶ月で暗殺されてしまう。

最終的にはコンモドゥスに仕えていた将軍セプティミウス・セウェルスが動乱を収束し、帝位に落ち着いた。彼から始まる王朝は便宜上、セウェルス朝と呼ばれている。息子のカラカラは暴君として有名だが、アントニニアヌス銀貨の発行、アントニニアヌス勅令(税収入アップを狙ったローマ市民権の拡大政策)、カラカラ浴場の建設など、日本の教科書でも触れられる政策を行った人物としても知られている。

ローマでは五賢帝時代までイタリア出身の人物が皇帝を務めていた。ハドリアヌスらはスペインの生まれだが、親の赴任先がスペインということで、血筋としてはイタリアの家系である。セウェルスはこれまでの慣例から外れた初めてのアフリカの家系の皇帝だった。

セウェルスは最も大切にすべきものは軍だと考えていた。これは彼がもともと軍人だったことにもよる。彼は軍団兵の給与を引き上げ優遇した。自身の息子カラカラとゲタにも軍を最も贔屓するようにと遺言したほどだ。だが、のちにこの軍の優遇政策が帝国の資金不足を招く最大の要因となってしまう。


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図柄表:セプティミウス・セウェルス
図柄裏:ウィクトリア
発行地:ローマ
発行年:207年
額面:デナリウス
材質:銀
直径:17mm
重量:3.38g
状態:VF+ toned
分類:RIC 211
銘文表:SEVEVS PIVS AVG(セウェルス・ピウス・アウグストゥス )
銘文裏:PM TR P V COS III PP(最高神祇官、護民官特権保持者5回、執政官3回、国父)

セプティミウス・セウェルスの肖像と勝利の女神ウィクトリアの姿が描かれている。軍人出身のセウェルスにとってウィクトリアの存在は特に欠かせないものだっただろう。
銘文を観察してみると、シンプルで短いものとなっている。「PIVS」は「敬虔な」の意で、この名を用いていたのは、五賢帝の一人アントニヌス・ピウスが有名である。
「PM」とは「ポンティフェクス・マクシムス」という役職で、日本では「最高神祇官」と訳されることが多い。ローマ宗教の長であることを示す称号だ。
「TR P」とは「トゥリブヌス・ポテスタス」という役職で、不可侵権を有する「護民官特権保持者」を指す。もともとは政治介入する平民を守るために考案されたもので、暴力によって意見が出せない状況を避けるために設置された。
「COS」は「コンスル」という役職で、「執政官」と日本では呼ばれている。ローマ政界のトップの役職で、共和政期では国を動かすリーダーとして国策を切り盛りした。
「P P」とは「パテル・パトリアエ」という称号で、日本では「国父」と訳される。この称号自体は何ら権限も持たないが、偉大で畏れ多いイメージを市民に与える意図があった。


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図柄表:ユリア・ドムナ
図柄裏:ハルポクラテスを抱くイシス
発行地:ローマ
発行年:201年
額面:デナリウス
材質:銀
直径:18mm 
重量:3.25g
状態:VF
分類:RCV II 6606
銘文表:IVLIA AVGVSTA(ユリア皇妃)
銘文裏:SAECVLI FELICITAS(豊穣の年)

セプティミウス・セウェルスの妻ユリア・ドムナのデナリウス銀貨。彼女はもともとシリアの都市エメサの女性神官だった。セウェルスはこのエメサの女性神官と結婚した者は世界の頂点に君臨するというお告げを信じ、結婚を申し込んだと言われている。だが、そのエピソードが真実なのかは定かではない。
本貨はユリアのエジプト旅行を記念して発行された。ユリアの肖像の裏側には王権と子どもの守護者イシスの姿が描かれている。イシスはエジプトで古くから崇拝されていた女神で、ローマ帝国領でも彼女は広く信仰されていた。


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図柄表:カラカラ
図柄裏:セラピス
発行地:ローマ
発行年:216年
額面:アントニニアヌス
材質:銀
直径:23mm
重量:5.44g 
状態:VF+
資料:RIC 280e
銘文表:ANTONIVS PIVS AVG GERM(アントニヌス・ピウス・アウグストゥス、ゲルマニア征服者)
銘文裏:PM TR P XVIIII COS IIII PP(最高神祇官、護民官職権保持者19回、執政官4回、国父)

カラカラを描いたアントニニアヌス銀貨。この銀貨は膨れ上がった軍費を捻出するために発行された粗悪な銀貨だ。銀の含有率が従来のデナリウス銀貨の半分以下であるにもかかわらず、額面はその倍に設定され流通していた。こうした粗悪な貨幣の発行は一時的には状況を打開できるかもしれないが、のちに激しいインフレが起こる要因となる。この頃からローマ帝国は衰退の道を歩み始める。貨幣の質は国力と言っても過言ではないのだ。
ちなみに、カラカラというのは彼につけられたあだ名であり、本名ではない。ガリア人の着衣であるフード付きのチュニック「カラカラ」を好んで着ていたことからそう呼ばれるようになった。本名は、ルキウス・セプティミウス・バッシアヌス。


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図柄表:ゲタ
図柄裏:儀式中のゲタ 
発行地:ローマ
発行年:199〜202年
額面:デナリウス
材質:銀
直径:18.4mm
重量:3.28g
状態:VF
分類:RSC231/RIC24
銘文表:P SEPT GETA CAES PONT(プブリウス・セプティミウス・ゲタ・カエサル、神祇官)
銘文裏:VOTA・PVBLICA(誓約、国家) 

カラカラの弟ゲタを描いたデナリウス銀貨。トガを召したゲタがパテラ(浅い献酒皿)を三つ脚の祭壇に捧げている。これは儀式の様子で、神祇官としての役職を表している。また、銘文中にあるカエサルは、ここでは「副帝」としての意味で用いられている。ウェスパシアヌスの治世から「カエサル」という名は副帝の称号として利用されるようになった。
セプティミウス・セウェルスは、カラカラとゲタに兄弟で共同統治を行うようにと遺言し、この世を去った。だが、二人は幼少から激しく憎しみ合うほど仲が悪く、最終的には兄のカラカラが弟のゲタを殺害して、帝位を独占する。本貨はセプティミウス・セウェルスの治世に発行されたもので、ゲタの肖像はまだ幼い少年として描かれている。


皇帝の地位を独占したカラカラだったが、彼に皇帝としての器はなく、その治世はひどいものだった。最終的にはそうした横暴な振る舞いから、とある兵士の恨みを買い、トイレの最中の隙を狙われ暗殺された。

カラカラの急死により、再びローマ皇帝のポストに空白が生じた。彼に直系の男児がおらず、養子も取っていなかったからだ。これを好機と見た親衛隊長官のマクリヌスはいち早く帝位を僭称した。それゆえ、カラカラの暗殺はマクリヌスの差し金だったのではないかとも噂された。


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図柄表: マクリヌス
図柄裏:リベラリタス
発行地: ローマ
発行年:218年
額面: デナリウス
直径: 20mm
重量: 3.41g
材質: AR
状態:VF+toned
資料:RIC78/RSC41
銘文表:IMP C M OPEL SEV MACRINVS AVG(最高軍司令官、カエサル ・マルクス・オペッリウス・セウェルス・マクリヌス・アウグストゥス)
銘文裏:LIBERALITAS AVG(リベラリタス女神)

本貨はマクリヌスの治世に発行されたデナリウス銀貨。マクリヌスの肖像と自由の女神リベラリタスの姿が描かれている。女神は豊穣を象徴する羊の角コルヌコピアを抱えている。
「IMP」とは「インペラトール」のことで、ローマ軍の最高指揮権を持つ役職を指す。共和政期は将軍に与えられる権限だったが、帝政期に入ると皇帝がその権限を握るようになった。
マクリヌスの統治期間は一年と数ヶ月ばかりと短かかったため、コインの発行枚数が少ない。それゆえ、皇帝としての人気はあまりないにもかかわらず、コインは稀少で状態が良いものは特に高額で取引される。


帝位を簒奪したマクリヌスだったが、彼もまた暗殺により姿を消す。次に皇帝の地位を手に入れたのは、ヘリオガバルスという少年だった。彼はカラカラの親戚にあたる。また、ヘリオガバルスとは彼の本名ではなく、太陽神ヘリオスを病的なまでに厚く信仰していたことから付けられたあだ名である。本名は、マルクス・アウレリウス・アントニヌス。かの有名な哲人皇帝と同じ名前を用いていた。ローマ史では混同を避けるため、帝政中期の彼の方をヘリオガバルスないしエラガバルスと呼ぶのが慣例となっている。

ヘリオガバルスについては全くと言っていいほど皇帝としての素質がなく、歴史家たちのからの評価も著しくひどいものとなっている。終始遊びほうけており、政治に全く興味を示さなかった。そうした態度から人々の反感を買い、最終的に軍によって暗殺された。彼の遺骸は母と共にテヴェレ川に投げ捨てられ、正式な埋葬をされなかったという。この行いは死者にとって究極の屈辱だった。ヘリオガバルスがどれほど憎まれていたかがうかがえる。


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図柄表:ヘリオガバルス
図柄裏:鷲
発行地:シリア属州・アンティオキア
発行年:218〜222年
額面:4ドラクマ
材質:銀
直径:24mm
重量:11.34g
分類:Prieur 249A/McAlee 760
銘文表:AVT K M ANTWNεINOC CεB (アウグストゥス・カエサル・アントニヌス、最高軍司令官)
銘文裏:ΔHMAPX εΞYΠATOC TO B(最高神祇官、護民官特権保持者) 

ヘリオガバルスの治世に発行された4ドラクマ銀貨。シリア属州のアンティオキア造幣所で製造されたものだ。少年の姿のヘリオガバルスと鷲の姿が刻まれている。
銘文はラテン文字ではなく、ギリシア文字で示されている。当時の公用語がギリシア語だったため、属州で発行されるコインは現地人が読めるようにギリシア文字で表記された。とはいえ、当時の識字率は極めて低かったことが予想される。ほとんどの人間が意味を解していなかった可能性はある。


ヘリオガバルスの死後、皇帝に即位したのは彼の従兄弟にあたるアレクサンデル・セウェルスという少年だった。とはいえ、即位時は幼少だったため、実権を握っていたのは彼の母だった。だが、この少年に皇帝としての器はなく、また優柔不断な性格も相まって軍の不審を買い、自軍の兵士によって殺されてしまう。

彼の死をもってセウェルス朝は断絶し、軍人皇帝時代と呼ばれる最もローマで帝位継承をめぐる激しい抗争が行われた時代に突入する。この時代の皇帝のほとんどが暗殺か戦争によって命を落としており、またその治世も短いものとなっている。


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図柄表:アレクサンデル・セウェルス
図柄裏:パクス
発行地:ローマ
発行年:226年
額面:セステルティウス
材質:黄銅
直径:31mm
重量:21.65g
分類:RIC IV 465/Banti 73
銘文表:IMP CAES M AVR SEV ALEXANDER AVG PAX AVGVSTI(最高軍司令官、カエサル・マルクス・アウレリウス・セウェルス・アレクサンデル・アウグストゥス、パクス女神)
銘文裏:S C(元老院決議)

アレクサンデル・セウェルスの治世に発行されたセステルティウス黄銅貨。アレクサンデルの肖像と平和の女神パクスが描かれている。パクスのモティーフは好まれ、ローマコインには彼女の姿が頻繁に登場する。とはいえ、平和を擬人化したような存在であり、彼女にまつわる詳しい神話はない。ローマの神々には、こうした例がかなり多い。彼らは何でも神として表現することを好んだ。この点においては、八百屋の神々を信奉してきた日本人に類似している。
セステルティウスは大型のコインで、こうした銅貨の発行権は皇帝ではなく元老院が握っていた。初代ローマ皇帝アウグストゥスの登場以降、金貨と銀貨の発行権は元老院から皇帝の手に取って代わられた。アウグストゥスが銅貨の発行権のみ元老院に残したのは、彼らの反発を避けるためである。元老院から権力を奪いつつも、養父カエサルのように暗殺されては全てが水の泡となるため、元老院の最低限の権限とプライドは保証した。この辺りのさじ加減がアウグストゥスは絶妙に上手い。「S  C」というマークは元老院を示すもので、彼らは自身の権力をアピールするため大きくその文字を刻んでいる。


セウェルス朝はお世辞でも安定した時代とは言い難い。だが、それを超える不安定な時代にローマは足を踏み入れていく。次回は軍人皇帝時代に生きた皇帝たちのコインを観ながら、その歴史を共に辿っていこう。


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次回紹介する軍人皇帝時代は、もう毎日が戦争みたいなヤバい時代だったんだ。短期間で30名近くの皇帝が入れ替わっているくらい激しい帝位継承権争いが勃発した。

ちなみに、これは「テストゥド」と呼ばれる戦闘手法で、長方形の大きな盾を前面と上部に構えるのが特徴。前方からの槍や剣を防ぐと同時に、降り注ぐ弓矢を回避できる防御の仕方なんだ。ローマ帝国が数多くの属州を手にし、大繁栄を謳歌したのは、やはり軍の強さが大きかった。


To be continued...
See you next time.


【主要参考文献】

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Shelk 詩瑠久

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