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Day1 9.28 MUSIC CITY TENJIN 2019

今年で開催18回目となる、天神のフリーフェス。ここ数年はシーンの潮流に合わせたナイスブッキングが続いていて、およそ無銭とは思えないラインナップ。昨年は2日目が台風でほとんどキャンセルとなっていたので、その無念を晴らすべく2日間しっかりと参加するつもり。

13:45- キセル
昨年設立のスペースシャワーTVがプロデュースするステージ、若手多めのブッキングだけど20年選手が登場。1曲目から代表曲であり名提供曲「くちなしの丘」をがっちり決める。ソラリアプラザは服飾系の店舗も多く入ったモールだけど、このステージには木々がセットとして設置されてて。そこに流れる小鳥のさえずりともマッチしてまるで自然の中みたい。その後も、郷愁を誘うふわふわしたナンバーで酔わせてくる。持続力のあるバンドは常にマイペースだ。

-setlist-
1.くちなしの丘
2.山をくだる
3.エノラ・ゲイ
4.君の犬
5.ベガ
6.ひとつだけ変えた


15:30- NYAI
福岡でゆるゆると活動中の社会人バンド。じわじわと全国区でも名前が響きはじめた折にようやく観れた。野外でのライブがはじめてだったようで音のバランスとかだいぶ苦戦してたけど、なんせ曲がいいので成立してしまう!男女混声のオルタナパワーポップ、スーパーカーもナンバガもベボベも大好き!みたいなてんこ盛り感。メロディが完璧なんだよな、絶対に外さないキャッチーさがあって。「Backwheat」聴けて良かった。今福岡で1番推せるバンドだな。

-setlist-
1.Jackie Chan’s J
2.Noise
3.Buckwheat
4.コマソン(新曲)
5.Chinese daughter
6.Welcome to showhey’s house
7.yumeshibai

ここでゲリラ豪雨に見舞われタイテが大狂い。betcover!!観たかったな、、

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17:15- ROTH BART BARON
存在自体は随分前から知ってたけど、昨年のアルバム『HEX』を今年に入って聴いてビビビと来てたのでこの機会で見れて良かった。演奏中も降りしきる冷たい雨、そのムードによく馴染むクールな楽曲が徐々に熱を帯びていきながら、雨が上がる頃には大爆発。音源の孤独で神秘的なイメージを、ホーン隊を加えた贅沢なグルーヴで豊潤なものに仕上げていた。最後には三船さんが柵前まで降りて熱く歌唱。こんなタフなアクトだったとは。狂祭のようだった。

-setlist-
リハ:JUMP
1.Skiffle Song
2.Homecoming
3.Demian
4.けものの名前(新曲)
5.HEX
6.氷河期#2(Monster)


19:05- kiki vivi lily
ラッパー界隈で名前を見かけるようになっていたけど、持ち歌はすごくポップで愛らしい。ヒップホップに寄った土岐麻子、といった趣で、これこそまさに新時代のAOR/シティポップなのでは、と思うような編曲だった。で、途中に聞き覚えのある<80デニールのタイツを履いてきたわ>というフレーズ、寺島由芙の「80デニールの恋」じゃないか!ビートメイクは違うけど、彼女が提供した曲だったとは。リズムに対してややズレてのっかる歌唱がすごく心地よい。

-setlist-
1.Brand New
2.Why
3.Waste No Time
4.80デニールの恋
5.Blue in Green
6.At Last 


20:05- WONK
鍵盤の江崎文武は小6から18歳までこのフェスに出続けており、久々の凱旋でこの日のメインステージのトリ。バカテク集団な上にスマートだしユーモラスでもある、みたいなモテの煮こごりバンドで参っちまったぜ。特にドラムの荒田洸の手捌きには見惚れてしまう。シンプルなループから気づいたらどんどん展開していく明快な気持ち良さが。長いセッションは常にドラムVS.他楽器っていう構造だったのも納得。バンドのリーダーってこういうことなんだろうな。 


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