#アメリカ
ママのクリスマス ジェ−ムズ・ヤッフェ~読書記録316~
安楽椅子探偵ママの第3弾。
いかにクリスマスだとはいえ、連日深夜までお祭り騒ぎをしてもよい、ということはないだろう。教会の騒音に悩む老夫婦は困り果て、ラビの勧めに従って、デイヴたちのところへ相談にやってきた。これが謎のダイイング・メッセージとユダヤ人差別を巡る難事件の幕開けだったのだ! 黄金時代を思わせるママの鮮やかな名推理!
主人公のデイヴィッド、その母はユダヤ系アメリカ人である。この作品は
病院のスケッチ~読書記録224~
若草物語で有名なルイザ・メイ・オルコットの作品。谷口由美子先生が訳されている。
これは、小説ではなく、ルイザ・メイ・オルコット自身の体験を元にしている。主人公の名前は変えてあるが、若草物語に登場する姉妹たちのことだな、とわかるものである。
この本が書かれたのは、1863年。
当時のアメリカは、リンカーン大統領が奴隷制度反対を唱え、南北戦争の中にあった。
熱烈な奴隷制度廃止論者であったルイザは
村岡花子著 ハリエット・ストー伝記 ~読書記録153~
原書は昭和30年に刊行された村岡花子が書いたストウ夫人の伝記だ。
ストウ夫人と言えば、「アンクルトムの小屋」が世界各国で翻訳されて有名な作家である。本書は、その作品が世に出るまでの出来事を丁寧に描いている。
私も含め、世間一般が知らなかった事を知り、感謝の1冊でもある。
ハリエット・ストウは、父親、夫と共に牧師なのだ。
日本や韓国などでは、「なんちゃって牧師」なんかは、かなり見受ける。
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