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大草原の小さな家で ~読書記録219~
ローラ・インガルス・ワイルダーの研究者として知られる、スティーブン・ハインズの著書。
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「大草原の小さな家」シリーズで知られるローラ・インガルス・ワイルダーの信仰に光をあて、その生涯と物語の底に流れるスピリットを読み解く。「真実はいつの時代も変わらない。誠実であること。うそをつかないこと。物事がうまくいかなくても朗らかに。そして勇気を抱くこと」。大草原で信仰を育んだ永遠のパイオニアガール、ローラの人生に今こそ学びたい。
「父が、大草原の小さな家のテレビドラマにとうさんのチャールズ役で出演しましたので、ローラ・インガルス・ワイルダーが原作の中で印象深く描き出した思想、価値観に、長きにわたり称賛の思いを抱いてきました。インガルス一家の心の中心に神への真摯な信仰があったことは誰もが認めるところです。本書は、ローラの信仰の旅路について実に興味深く掘り下げて記しており、読む者に深い満足感と感動を与えてくれることでしょう」(マイケル・ランドン・ジュニア)
【著者プロフィール】
スティーブン・W・ハインズ
ローラ・インガルス・ワイルダーの研究者として知られ、『Little House in the Ozarks』『Laura Ingalls Wilder, Farm Journalist』、ローラの言葉をまとめた『大切なものはわずかです。−ローラ・インガルス29の知恵』(いのちのことば社)など、ローラに関する著書を多数執筆。また、作家、雑誌や新聞の記者として活躍するかたわら、テネシー州児童福祉局の働きに携わる。大草原の小さな家シリーズのファンウェブサイトwww.littlehouseontheprairie.com の運営にも貢献している。テネシー州ナッシュビル近郊にて妻グウェンドリンと暮らす。
日本語訳は、キリスト教出版社の「いのちのことば社」から出版されている。
ローラ・インガルス研究家の第一人者である、アンダーソンや、ローズの養子となった弁護士、マクブライドなどが書いた著作よりも、信仰の書という感じがした。
小さな家シリーズ、他の研究者の本は、何の下地もなく読めるが、この本は、ある程度キリスト教的な基礎がないと難しいかなと思った。
実際に、昔は教会に行っていた私ですら、実は組合教会とかバプテスト教会の違いなどよくわかっていない。
しかし、インガルス一家ら、アメリカの開拓者たちの精神というものが何であったかをよく知る事が出来た。
小さな家シリーズに出て来る賛美歌の紹介など。納得できるものであった。
ローラの娘、ローズについては、信仰による希望よりも現実的な面を知ることも出来た。
ただ、彼女が育った時代もあるかと思う。既に、アメリカ大陸の開拓は終わり、第一次世界大戦を経て、文明の発展と人々の内外での変化。
著者のハインズ氏が書かれていたが、教会での持ち寄り食事会なども、今ではケンタッキーフライドチキンなどを買って持って行く家庭も多くなっている。
ローラがまだ少女だった頃、父母が教会を創立した頃は、婦人たちは時間のかかる料理を作り、持ち寄ったのだ。
アメリカとは?開拓とは?
大草原の小さな家シリーズから深く知る事が出来ると再度思うのだった。
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