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千速 典(ちはやふみ)〜瞑想と伊勢での日々を綴る場所
2024年4月20日 17:49
1. 瞑想小咄〜いるべき場所へ自分にとって居心地がいいと思う場所。そこで生きることで、最も自分らしく、生き生きと過ごすことができるだろう。居心地がいいと思える場所は人それぞれで、人によっては「最高」でも、人によっては「最悪」になる。十人十色で、心地よいと感じる場所は異なるものだ。果たして、自分が今いる場所は自分にとっているべき場所なのだろうか?もし今、生きづらさを感じている人がいるとした
2024年2月2日 17:41
1. 瞑想小咄〜家探し(後編)田舎でいい物件を見つけるのなら、不動産情報に頼らず、人づてで情報入手するのが大切。そんな話を聞いていたので、これまでは色々な人に「空き家を探している」と伝えることにしていた。実際、今までに何軒かそんな情報を聞くことはできたものの、具体化するに至らず。一体どうしたものかと思っていたところ、知人の知人の家が空き家になるという話を聞き、目星をつけていたところだった。
2023年12月29日 15:52
1. 瞑想小話~移住の成功と失敗新年が目前となり、もしかしたらこれから新しい環境で挑戦が始まる方もいらっしゃるのではないだろうか。新しい職場、新しい学校、そして新しい土地。私も2022年の1月から新しい挑戦を始め、伊勢に移住してきてからもうすぐで丸2年になる。地域おこし協力隊としての活動は2024年が最終年。翌2025年の2月末で契約満了ということになる。私は契約終了後も引き続き伊勢で現
2023年10月7日 19:33
1. 瞑想小咄〜空き家のロマン(後編)いい空き家を見つけたいと思っても、本当にいい空き家は市場に出回ることが少ない。だから、地元の人たちに積極的に「空き家を探している」ことを言い回っている。その甲斐もあって、ちらほらと空き家の情報を聞くことが最近増えてきた。いつかはいい空き家に出会って、買うことになるのか、もしくは借りることになるのか。その日の訪れが待ち遠しい。先日、地元の友人が空き家を借
2023年5月4日 19:36
1. 瞑想小咄〜出会う準備ができている人の生きる道は、どんな人と出会うかによって千差万別。人との出会いがまた別の出会いを引き寄せ、人と出会うことで自分が作られていく。幼い頃は自分の家族が中心で、それから徐々に社会と交わることによって、一人一人異なる道を歩いていく。人生において、人との出会いが与えるインパクトは計り知れないほどに大きい。前の仕事と現在の仕事、どちらも人との出会いは多い方なのだ
2022年12月2日 17:33
1. 瞑想小咄〜人間の役割タイトルにしてみると、ずいぶん重たい印象を受ける。内容はそんなに重たくなる予定ではないので、気楽にこの先も読んでみてください。最近始めることにした協生農法。耳慣れない農法なので怪しさを感じている人も多いのではないかとは思う。この農法は実はソニーの研究所の方がまとめた農法。この方と、伊勢で協生農法を共同で研究されている会社の代表者の方によって提唱・実証されているのが
2022年11月24日 19:40
1. 瞑想小咄〜新嘗祭と勤労感謝の日11月23日は勤労感謝の日。当然のように毎年訪れる祝日のうちの一日。勤労感謝の日と言われても、毎日の労働に対して一体何を感謝するというのか、これまではなんとも理解がし難く思っていた。私たちの日々の勤労に感謝して、お上が休みを与えてくれている。そんなふうに理解をしていた。伊勢にやってきて初めての勤労感謝の日を迎えてみて、自分がこれまでに抱いていた疑問のよう
2022年10月27日 18:13
1. 瞑想小咄〜巨木は一人では立てない(前編)この度縁あって林業に携わっている方とお話をすることができた。実際にその方が手入れしている山に入らせていただき、林業の実態を肌で感じることができた。林業というと農林水産業の内の一つ。しかし、農業と水産業に比べて、実態が一般の人には見えづらいという難点があり、就労人口が増えないことが課題の一つであるらしい。私も直接話を聞くまで林業の実態をよく知らな
2022年10月13日 18:57
1. 瞑想小咄〜移住希望の理想と現実(後編)前編のDay360では、地方で空き家を探す上での実情をご紹介した。結局良い空き家物件というのは、なかなか公に情報が上がってこない。それは、その空き家のコミュニティの人たちが、新たにその空き家に入居する人を選別する権利を持っているためだと述べた。そういうわけで、田舎での空き家移住生活を希望する場合には、まずは物件を探すことよりも何よりも、地元のコミュニ
2022年10月12日 17:44
1. 瞑想小咄〜移住希望の理想と現実(前編)先日移住セミナーで移住者の体験談を語ってきた。セミナーに参加していたのは10数名。年齢層は見たところ50代〜70代くらいだろうか。比較的高めの印象を受けた。今回、セミナーに参加することで地方移住をする上での移住希望者の理想と、それに対する現実について気づいたことがあったので共有してみたい。さて、今皆さんが都会に住んでいるとしよう。都会暮らしは便利なも
2022年9月13日 17:49
1. 瞑想小咄〜「普通」の変化(後編)前編に引き続き、都会から田舎へ移住してくることで生じた変化について述べていこう。前編は主に外面的な変化について述べたが、後編では内面的な変化、特に「住む家」を選択することの価値観が変わったことについて述べていこう。こちらにやってきて、私と同様に都会から移住してきた人たちに会う機会があった。彼らはこちらで家を構え、それぞれ生計を立てている人たち。都会から田舎
2022年8月12日 18:11
1. 瞑想小咄〜ハレの食事とケの食事ハレとケ。この言葉をみなさんは聞いたことがあるだろうか。ハレの日と聞くとなんとなくイメージが湧くだろう。卒業式、入学式、結婚式。もう少し身近なところを挙げると誕生日がそれにあたる。つまり、特別な日ということだ。それに対してケの日。ハレの日に対する概念なので、普通の日と捉えることができるだろう。ハレとケの考え方は、民俗学者の柳田國男によって提唱されたそうだ。そ
2022年8月4日 20:51
1. 瞑想小咄〜自然観と日本思想・承前編のDay288に続いて、『水と森とお米の国』(高井和大著、日本政策研究センター)を読み進めていく。ここからは具体的な日本思想と自然観についての著者の考えを見ていこう。この本のタイトルにもなっている「水」と「森」と「米」。そしてそれらと深く関わりのある日本思想。これらの関係について、著者はある章の冒頭に次のように述べている。日本人の清らかな精神が生まれ