千速 典(ちはやふみ)〜瞑想と伊勢での日々を綴る場所

「日本を元気にしたい」思いに正直に、直感に従って生きるようにしてみたら、あれよあれよと…

千速 典(ちはやふみ)〜瞑想と伊勢での日々を綴る場所

「日本を元気にしたい」思いに正直に、直感に従って生きるようにしてみたら、あれよあれよという間に人生が大変化。伊勢から日々の気づきを発信します。《満月新月のオンライン瞑想会申込はこちらから⇒https://reserva.be/wacon_musubitrip

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めいそう日記Ver3〜Day32(+1000):無から生まれる

1. 瞑想小咄〜無から生まれる ゼロからイチを生み出すのは大変なことだ。しかし、世の中にあるすべてのものは、生み出される前はゼロだった。だから考えてみれば、全てはゼロ=無から生み出されているというのは当然と言えば当然のことだ。 ちなみに、日本神話においても最初の神様はゼロから生み出されている。「生み出されている」という表現は正しくないかもしれない。正確にいうと、何もないところからポッと出現した、というのが正しいだろうか。 私たちの住む物質世界においては、この表現はとて

    • めいそう日記Ver3〜Day31(+1000):卵を温める【魚座満月の瞑想(後編)】

      1. 瞑想小咄〜卵を温める【魚座満月の瞑想(後編)】 昨日は満月、そしてその前は中秋の名月。ここ二日間にわたって、夜空を見上げたという人も結構いらっしゃるのではないだろうか。秋の空に浮かぶ月は、いつもよりも綺麗に見えるのが不思議だ。空の影響だろうか、それとも気候の影響だろうか。はたまた単に自分の心持ちの影響なのかもしれない。 さて、昨日は魚座の満月だった。いつものようにまりこ先生とオンライン瞑想会を行ったので、その中で話されたことの一部を記事として書き残しておきたいと思

      • めいそう日記Ver3〜Day30(+1000):ビジョンを描く【魚座満月の瞑想(前編)】

        1. 瞑想小咄〜ビジョンを描く【魚座満月の瞑想(前編)】 今日は中秋の名月。日本全国各地できっと、お月見を楽しんでいらっしゃる方がたくさんいるのではないだろうか。 ここ伊勢では例年中秋の名月の夜に観月会が催されている。これは伊勢神宮が主催するイベントで、和歌と俳句の秀句が読み上げられると共に、雅楽や舞が奉納される。夜空に浮かぶ月の下で厳かに執り行われる会を見ていると、不思議と平安時代の頃のような、雅な時代が目の前に蘇っているような気持ちになるものだ。 そんな雅な夜が行

        • めいそう日記Ver3〜Day29(+1000):人生を変えた出会い

          1. 瞑想小咄〜人生を変えた出会い 誰しも、自分の人生が変わるターニングポイントを経験したことがあるのではないだろうか。そのターニングポイントには、後になって気づくことも多いだろう。それらのポイントを経て、今の自分が作られている。 ターニングポイントを振り返ってみると、ほんの些細な出会いがあったと気づくこともあるのではないだろうか。その中には、幼い頃の原体験が元を辿ればターニングポイントになっている場合もあるだろう。 あなたにとってのターニングポイントとなる出会いは、

        めいそう日記Ver3〜Day32(+1000):無から生まれる

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        • 旅先のセレンディピティ
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          めいそう日記Ver3〜Day28(+1000):ワーク・ライフ・バランス

          1. 瞑想小咄〜ワーク・ライフ・バランス 今となってはもう昔のことだが、モーレツ社員と呼ばれる人たちがいた時代があった。その頃の働き方といえば、とにかく働くこと。一度会社に勤めたならば、そこで定年まで働くこと。それが常識だった時代があった。しかし、今やもうその姿はとんと見かけることがなくなってしまった。 その後世の中には、ワークライフバランスという言葉が登場した。仕事ももちろん大事だけれども、自分のプライベートも大事にしたい。ワーク=仕事、ライフ=私生活。それぞれのバラン

          めいそう日記Ver3〜Day28(+1000):ワーク・ライフ・バランス

          めいそう日記Ver3〜Day27(+1000):体に馴染む

          1. 瞑想日記〜体に馴染む 新品の一張羅。初めて袖に手を通すのは、とてもウキウキする。そういえば、最近新品の衣類を買った記憶がない。買ったのは果たして一体どれくらい前になるのだろうか…。衣類を全く買っていないというわけではなく、買うとしてもメルカリで中古品を買うことがほとんど。メルカリのいいところは、元々の質がいいものを安く買えるところ。実際に試着できるわけではないので、自分に合うかどうかは賭けの要素が大きいのだが。 そんなわけで、新品の衣類を手にすることはここ最近とんと

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          めいそう日記Ver3~Day26(+1000):過去の自分と対話する

          1. 瞑想小咄~過去の自分と対話する 自分を客観的に見ることはなかなかに難しい。ましてや、自分自身と対話することはさらに難しい。瞑想などを通して「自分と対話する」とはいうものの、なかなかその境地までたどり着くには時間と忍耐がかかるのではないだろうか。 今現在の自分と対話するのは技術がいるものの、過去の自分と対話するのはとても簡単。対話、といっても一方的に現代の自分から過去の自分に対して思うことを言うだけなのだけれども、それはそれとして。 その方法は、日記を読むことだ。

          めいそう日記Ver3~Day26(+1000):過去の自分と対話する

          めいそう日記Ver3~Day25(+1000):ガクチカ

          1. 瞑想小咄~ガクチカ 言葉というのは絶えず変化し続けるものだ。どんどん変化して、いつしか失われるものもあれば、生み出されるものもある。生み出された言葉の中には、その後市民権を得て長く使われるものもあるし、一時の間のみに使われることもある。流行語がまさにそれだろう。 流行語でそのまま定着するものもあれば、すでに死語になっているものもある。当時、若者たちが盛んにつかっていた言葉は、今や過去の歴史の産物になってしまっていることも。「チョベリバ」とか「チョベリグ」とか。そう

          めいそう日記Ver3~Day24(+1000):悩める現在の過ごし方【乙女座新月の瞑想(後編)】

          2. 瞑想小咄~悩める現在の過ごし方【乙女座新月の瞑想(後編)】 順調に進んでいたかと思えば、思わぬところで歩みが止まってしまうことがある。このままそのペースで進んでくれたらよかったのに!とついつい思ってしまうのだが、そううまくいかないこともあるわけで。 立ち止まってしまうことが悪いわけではない。特に変わり目のときこそ、どんどん進み続けるだけではなく、時には振り返って自分がこれまでに歩んできた道のり、選んできた道を見直すことも重要だし、すぐに決断をしないことも重要だった

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          めいそう日記Ver3~Day23(+1000):ちょっと小休止

          1. 瞑想小咄~ちょっと小休止 年齢を重ねれば重ねるほど、時間の流れが速く感じられるようになる。去年の今頃のことを思い出すと、あっという間に一年が経ってしまったと感慨にふけりたくなるものだ。 去年の今頃始めたのは、ライターとしての仕事を受けることだった。ちょうど去年の夏は最も路頭に迷っているタイミングで「これからどうすればいいのか」と途方に暮れていた。そんなときに出会ったのが、ライターという仕事。もちろん存在は知っていたものの、文章を書くことで対価をいただくという発想が

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          めいそう日記Ver3~Day22(+1000):足元をよく見て【乙女座新月の瞑想(前編)】

          1. 瞑想小咄~足元をよく見て【乙女座新月の瞑想(前編)】 台風一過。皆さまのお住いの地域は大丈夫でしたでしょうか。私がいる伊勢は、幸いにも大きな被害はなかったものの、近隣市町においては被害が大きかったところもあるようで。やはり自然災害は侮ることはできないなと感じる。自分の近くで被害が発生しなかったからといって、「今回はニュースで言っているほどのことではなかった」とは言えないだろう。 今回の台風のニュースを見ていて、避難に関する情報提供でよく言われていたのが、「足元を見

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          めいそう日記Ver3〜Day21(+1000):雨の日の午後に思うこと

          1. 瞑想小咄〜雨の日の午後に思うこと 思えば、この2週間ほどはずっと台風10号サンサンに頭を悩まされっぱなしだった。 最初のニュースでは、8月27日(火)〜8月28日(水)頃に紀伊半島に上陸し、伊勢を直撃するということで、かなり緊迫感があった。到来が予想される1週間ほど前だというのに、三重県庁から「台風に関するお知らせ」が出されるくらいだ。確かに、規模から見ても大きな被害が出る可能性がある。前もって準備しておかなければ。 しかし、ご存知のようにその後台風10号は進路を

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          めいそう日記Ver3~Day20(+1000):道を究める

          1. 瞑想小咄~道を究める 今年の夏はパリオリンピックで大いに盛り上がった!という方もいらっしゃることだろう。人生をかけて鍛錬を積み、世界の頂に立ったアスリートの姿は、私たちの心を震わせてくれるものだ。 ちなみに、私はほとんどテレビを見ないため、リアルタイムでその感動を味わうことはなかったわけだけれども。とはいえ、ネットニュースなどでオリンピックの話が常にトップニュースに上がってきていたため、なんとなくどんなことが今話題になっているのかは知っていた。 勝者の喜び、敗者の

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          めいそう日記Ver3~Day19(+1000):紙一重の繋がり

          1.瞑想小咄~紙一重の繋がり 現代では、さまざまな情報伝達手段が発達し、遠くにいる人とも簡単に連絡が取れるようになっている。お互いの消息を常日頃から確認することができるので、大切な人が遠く離れていたとしても安心ができるのは、非常に有難いことだ。 昔はデジタルを使った伝達手段などなかった。顔を見ることができる範囲が知人・友人。普段から顔が見られないほど遠く離れてしまったら、生涯の別れとなるかもしれない。今に比べると、昔は一度できた縁を繋ぎとめるためには近くにいることこそが

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          めいそう日記Ver3〜Day18(+1000):「型」の中に何がある

          1. 瞑想小咄〜「型」の中に何がある 私たちが日頃触れているもののほとんどは、目に見えるものだ。目に見えるからこそ、概要や詳細を理解することができる。とはいえ、目に見えるものだけが重要というわけではなく、目に見えるものの中にある「目に見えないもの」こそが大切だったりする。 私は現在、居合道と合気道の二つの武道と、祭祀舞を習っている。考えてみれば、伊勢に引っ越してきてからずいぶん趣味が増えたものだ。忙しくはあるものの、これらの稽古に精を出すことにより、得られるものがたくさ

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          めいそう日記Ver3〜Day17(+1000):誰を師と仰ぐか

          1. 瞑想小咄〜誰を師と仰ぐか 何か新しいことを始めるにあたって、どの先生に教えてもらうのかというのは非常に重要なことだ。最近では、一つの分野において非常に秀でている人の考え方や技をYoutube上の動画などで知ることができる便利な時代にはなっているが、やはり直接指導してもらうのが一番いい。 先生によって、身につくものがまるで異なる。学校の先生に教わった数学はわからなくても、塾の先生に教わった数学はわかった、などという経験をしたことがある人がいるかもしれない。また、教え

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