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めいそう日記Ver3〜Day27(+1000):体に馴染む

1. 瞑想日記〜体に馴染む

新品の一張羅。初めて袖に手を通すのは、とてもウキウキする。そういえば、最近新品の衣類を買った記憶がない。買ったのは果たして一体どれくらい前になるのだろうか…。衣類を全く買っていないというわけではなく、買うとしてもメルカリで中古品を買うことがほとんど。メルカリのいいところは、元々の質がいいものを安く買えるところ。実際に試着できるわけではないので、自分に合うかどうかは賭けの要素が大きいのだが。

そんなわけで、新品の衣類を手にすることはここ最近とんとご無沙汰だった。そして、最近買った最も新しい衣類は合気道用の袴だったりする。

7月末頃に袴が破れて、チクチクと自分で繕ってどうにかこうにか履き続けていた。しかし、このまま続けるのはおそらく不可能と判断して、新しい袴を購入する決意をした。10年以上使ってきた愛着のある袴だったので、手放すのはなんとなく寂しい気持ちにはなったものの、致し方なしだろう。

そして、注文をしていた袴がつい先日ようやく私の手元に届いた。注文してから時間がかかったのは、道場でまとめて道着などの購入のタイミングで依頼したというのもあるし、袴に名前を刺繍してもらったからというのもある。袴の背面に自分の名前が刺繍されているのを見ると、どこか背筋が伸びるような気がする。

おろし立ての袴には、しつけ糸が施されてあった。一本ずつ丁寧に切り取って、ようやく履けるようになる。そしていざ履いてみたところ、まだ糊がしっかりと効いていて、少しガチガチな感じがする。以前使っていた袴は度重なる稽古でクタクタになっていた。新しい袴はこんなにもピシッとしているものなのだ。しかしどこか、他人行儀な感じもする。

私はこれまで、剣道用の袴を合気道の袴として使っていた。今回初めて合気道用の袴を買ってみたのだけれど、明らかな違いがあることに驚いた。私が合気道を始めた当時は多分合気道専用の袴はなかったから、剣道用の袴を代用していたのだが、それはそれで問題があった。

例えば、合気道では受身を取るわけだけれども、その際に袴の後ろ板が硬いため下手な受身を取ると痛くなる。また、袴がずれないようにするため、後ろ板にはヘラがついていて、それを帯に挿すようになっていた。これもまた、受身の仕様によっては腰骨に当たって痛いのだ。

一番大きな問題は帯が短いこと。合気道の場合、袴の帯をしっかりギチギチに占めることでずれないようにするのだけれど、剣道袴は帯の長さがやや短く、いつも苦労しながら締めていた。これらの問題が、今回買った合気道用の袴では全て解決されていたわけだ。やはり、状況に合わせて進化しているということなのだろうし、合気道の愛好家が増えて合気道用の袴のニーズが増えたのも要因ということなのだろう。

そんな初めて履く合気道袴を履き始めてしばらく。最初はガチガチだった袴が少しずつ自分の体に馴染んできた感覚がある。以前本つげ櫛を買った時もそうだったのだが、毎日使って、ちゃんと手入れをしていると、自分の体に馴染んでくるような感覚になる。私にとってはそれがとても心地のいいものだと気づいた。

新しいものには新しいものなりの魅力があるけれども、古くなっても体に馴染んでいるものにはまた別の魅力がある。すぐ壊れてダメになってしまうものではなく、ちゃんと心を込めて作られたものを大切に長く使うことは、自分自身にとっても環境にとってもプラスになるだろう。

あらためて、物との向き合い方について考えさせられたのだった。

ちなみに、古くなった袴は、また別の用途を見出したのでまだしばらく活躍してくれそうだ。

2. 今日の瞑想〜2024.9.13 Fri 6:05〜(10min)

金曜日の朝。ここのところ忙しくて、瞑想をした記録をアップする余裕がなくなってしまっている。とりあえず、今日もまずは瞑想。

今日の瞑想音楽はこれ。

姿勢を整えて座る。ここのところ瞑想中はかなり雑念が湧いていたが、今日は比較的静か。眠いというのもあるが、それだけではないような気はする。ちゃんと集中できているということだろうか。ゆったひと瞑想して終了。

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