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めいそう日記〜Day411:人間の役割

1. 瞑想小咄〜人間の役割

タイトルにしてみると、ずいぶん重たい印象を受ける。内容はそんなに重たくなる予定ではないので、気楽にこの先も読んでみてください。

最近始めることにした協生農法。耳慣れない農法なので怪しさを感じている人も多いのではないかとは思う。この農法は実はソニーの研究所の方がまとめた農法。この方と、伊勢で協生農法を共同で研究されている会社の代表者の方によって提唱・実証されているのが協生農法だ。

農法を秘匿しているわけではなく、具体的な農法についてはすでに公開されている。未来の子孫へ、物を生み出すことができる大地を残すために、これからの新しい農法として、今後より一層注目されるようになるのではないか。私はそう感じている。

私自身、協生農法をこれから実践する人間なので、詳しいことはまだよくわかっていない。ただ、先日協生農法の農園を見てみて、そこを管理していらっしゃる方の話を聞いたとき、そこから学べることがいくつもあった。その中の一つが「人間の役割」ということだ。

協生農法においては、1畝に多種多様な植物を茂らせる。大切なのは多様性なのだという。それ以外にも大切なことはあるようだが、多様性が大切なことは間違いない。

自然界を見渡すと、多様な植物で彩られていることがわかる。しかしよくよく見ていくと、自然界の中でも特定の植物だけが繁茂している場所があることはお気づきだろうか。ススキの原、針葉樹林で覆われた森、竹林などなど。そして、特定の植物が繁茂している場所の多様性が低くなっていることにも気づくだろう。

植物の世界においても、最終的にはその場所に対して適性があり、繁殖力や生育力が強いものが勝利する。特定の植物がその一帯を支配してしまうと、それ以外の植物はそこで生きていけなくなってしまうのだ。

協生農法の考え方は、多様性を保つための収穫や間引きをすること。特定の植物のみが繁茂しすぎないように、バランスを整えてあげることが大切らしい。植物は自分の力で自然に成長していく。人間の役割は、植物を成長させることではなく、植物同士の多様性を整えていくことなのだそうだ。そうすることにより、植物同士が互いに補助しあい、無農薬・無肥料であっても豊かな実りが得られるのだと。

その話を聞いてみて、人間の役割とはなんだろうかと考えた。植物の世界から、人間の世界に目を移してみた。人間の世界においても、多様性というのは今後重要なキーワードの一つである。しかしまぁ、今の世の中を見渡してみると、植物の世界と同じように一人勝ちをしたいと考える人たちのなんと多いことか。

植物の世界の多様性は、人の手が入ることによって整えられる。では人間の世界の多様性は、どのようにして整えられていくのだろうか。神の見えざる手だろうか?それともまだ出会ったことのない第三者の手だろうか?

私は、人の手自身ではないかと思う。そして、人間は植物と異なり、自らの力で考えて、決断して、行動することができる。自分自身で自分にストップをかけることができる生き物のはず。

行き過ぎた環境破壊や止まらない世界の紛争の原因は、当然ながら人間にある。これ以上の進行を食い止めるためにも、本質的な多様性を守ること。これが鍵なのではないか。それを協生農法の農園の姿から感じたのだった。

2. 今日の瞑想〜2022.12.2 Fri 6:30〜(20min)

早くも今週が今日で終わる。瞑想をしよう。

今日の瞑想音楽はこれ。

姿勢を整えて目を閉じる。今日はどうしたことか、うまく姿勢がハマらない。何度もしっくりする姿勢のためにガタガタと体を揺らした。

姿勢が整わないからか、思考がどんどん湧いてくる。瞑想に集中できていない感じ。

結局最後まで姿勢を気にしつつ終了。



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