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少年野球のこと

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野球少年の息子たちを支えながら思うこと、野球に関することあれこれ。
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#野球少年の母

最後の夏に向けて、一眼レフを買い換えた話。

最後の夏に向けて、一眼レフを買い換えた話。

だいぶ長いこと悩んでいたけど、高校野球がシーズンオフに入ったのを機に買い換えた。一眼レフカメラ。

これまで使ってきたのはCanonのEOS Kiss  x4。

長男誕生を機に買ったものだから、十数年前のもの。エントリーモデルなので使い勝手も良く、写真の仕上がりもとっても綺麗で、普段使いには問題ない。

でも・・・。高校野球最後の夏に向けて、もう少しいいやつが欲しい。

画素数も上げたいし、シャ

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野球写真撮影のマイルール

野球写真撮影のマイルール

長男の高校硬式野球部の写真撮影を今年から引き受けました。

上手くないけど笑

でも数打てば何枚か奇跡のショットが生まれる。

その奇跡が増えるように、とにかくシャッターを切りまくっています。

球場の熱気の中にいられるだけで幸せですが(暑さはともかく)、ファインダー越しに見る球児はひときわカッコいい。

学童時代から写真を撮り続けてきて、これまでいろんな失敗を重ねてきました。そんな経験を踏まえた

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粉末洗剤の容器、変えてみた。

粉末洗剤の容器、変えてみた。

毎週末、野球で泥汚れのひどいユニフォーム洗うのに我が家で欠かせないのがこちら。

もう何年も使っているのだけど、紙の箱の中に入ったビニール袋から洗剤を専用スプーンで出すのが面倒で。

早々に詰め替えとして使ったのは100均で買ったプラスチック容器。これはこれで良かったのだけど、子供たちが自分で下洗いするようになってから洗剤をこぼす率が増えた・・・。

泥と砂のザラザラに加えて、粉末洗剤まで床にこぼ

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スポーツはガチじゃなくたっていいじゃない。

スポーツはガチじゃなくたっていいじゃない。

次男がこの春小学校を卒業し、長男時代から10年続いた学童野球生活がようやく終わる。

そろそろ寂しさでも湧いてくるかと思ったけど、慌ただしい日々は変わらず、未だ実感が湧かない。

中学では野球続けるの?と聞いたら次男は続けないという。そして、部活でスポーツやるなら前提として「楽しんでやるスポーツ」がいいと。

勝利至上主義、実力主義で過ごしてきた6年間の野球生活。

スタメンを目指し、土日の練習に

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秋季敗退。母、時間を持て余す。

秋季敗退。母、時間を持て余す。

朝からキッチンの大掃除をしていた。

だいぶ前からやろう、やろうと思いつつ後回しになっていたのは野球の応援を優先させていたから。

でも・・・。こんなに早く掃除する予定じゃなかったのよね。

兄弟揃って同じ日に秋季大会敗退。

空けていた応援予定がすっかり白紙になってしまった。

どうしよう。ぽっかり空いた時間を持て余している。

重い腰を上げて後回しにしていたキッチン掃除を開始した。やり始めると

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聞きたくて。でも聞けなくて。

聞きたくて。でも聞けなくて。

秋季大会地区予選を控えた数日前のこと。

ビールを飲みながら、旦那と話していた。
「あいつ、背番号もらえるだろうか」

夏の大会を終え、始動した新チーム。

息子は試合に出させてもらっていたようだったけど、新チームの様子もあまり分からないまま9月を迎えた。

あちこちからメンバー入り報告が聞こえてくる中、我が息子は何も言わない。

同じ家の中にいるのに、むしろ触れてはいけないネタのようになっていた

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TikTokで見る野球部男子にハマってます

TikTokで見る野球部男子にハマってます

初めての高校野球夏大会が終わって、3週間経った。

甲子園の賑わいをネット越しに感じつつ、秋季に向けて新チーム始動。

なのに私はあの熱かった夏が楽し過ぎたのか、まだ余韻に浸っている。

試合の写真とか見返しながらあの感動を思い出しつつ、最近エスカレートして他校の野球部にも手を伸ばしている。

そのツールは「TikTok」。

若い子向けのアプリでしょ?ダンス動画アプリでしょ?(違う)と見向きもし

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チアとブラバンのいるスタンド

チアとブラバンのいるスタンド

いよいよ高校野球夏の地方大会が開幕した。

そして今年、私は初めて高校球児の母としての夏を過ごしている。

思えば、私はこの場所にすごく憧れていたのかもしれない。

***************

高校野球はいつもファンの一人として、これまで内野席から観戦していた。

そこから見える風景の中にいつもあったのは一塁側と三塁側にそれぞれ陣取り、メガホンやお揃いのタオルを掲げて応援している両チームの応

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流した涙の数だけ、君はきっと強くなる。

流した涙の数だけ、君はきっと強くなる。

うちの地域では小6になると野球の合同選抜チームが結成される。

発表されたメンバーに、息子の名前はなかった。

発表が終わり、家に着くまで息子はいつもと変わらず友達と笑っていた。

でも家に着いた瞬間、帽子の下からポロポロと涙が落ちた。

悔しい、と。

選ばれなかった悔しさ。選ばれた選手とそうでない選手がバラバラになってしまう寂しさ。いろんな思いが彼の心に刺さり、堰を切ったように泣いていた。

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長男、いよいよ高校球児に。

長男、いよいよ高校球児に。

今日、次男チームの試合に行ったら、顔馴染みの審判さんに声をかけられた。

長男の時にお世話になった審判さん。初めて公式戦優勝を飾った時にもそばにいて一緒に喜んでくださった懐かしい方。

「長男くんは?」「この春高校球児になりました」

そう答えて実感した。そう、高校球児になったのだ。

高校に合格して、野球部に入部して、練習が始まった。
新しいリズムにバタバタして実感してなかったけど、確かに高校球

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中学野球3年間を振り返って思うこと

中学野球3年間を振り返って思うこと

長男が高校受験の時期に入り、周囲ではちらほら進学先が決定し始めた。
そんな今、中学野球生活3年間を振り返って思うこと。

本当に逞しくなった。学校が終わったら急いで帰宅して着替え、電車に飛び乗って夜間練習に向かう。帰ってから「宿題が終わってない」と机に向かうことも。スキマ時間を見つけては寝っ転がり、わずかな眠りで足りない休息を補う日々。

共働きの我が家では平日の送迎はできないことがほとんどで、息

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引退試合の朝は雨で。

引退試合の朝は雨で。

ここぞという時に私は雨に降られやすいのかもしれない。

雨女の私の思いが強い日は大抵雨が降る。
気持ちが入ってしまうのは仕方ない。

だって今日は引退試合なんだから。

2年前、2期上の先輩たちの引退試合を初めて見て感動した。夕暮れから始まったナイター。スタジアムに後輩たちの応援が響いていた。

3年生は身体も大きくて、プレーもカッコよくて。
うちの息子もこんな風になれるんだろうかと不安を覚えなが

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今年最後の試合!

今年最後の試合!

寒さに凍えた昨日から一転して、今朝は日差しが暖かい。

夜の寒さで凍ったグランドが溶け出して、冬の光を受けキラキラ光っている。

今日は午後から練習試合。

今年最後の一戦。

公式戦続きのプレッシャーから解放されたのか、グランドを駆け回る子供たちも、ノックしてるコーチたちも楽しそうだ。

今年もあっという間に終わった。

凍える寒さに耐えた日も灼熱のうだる暑い日も思い返せば笑い話。一年を振り返っ

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「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」

「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」

久々に読み応えのある本に出会った。

インパクト大のタイトル、毒々しさすら漂うこの本。

夜更けに開いたAmazonでふと目に止まり、Kindleでサンプルをダウンロードした。

サンプルはほぼ一章分。
その一章にあったのは川崎憲次郎選手の引退に至るまでの軌跡だった。

落合監督の一言や振る舞いに翻弄される記者と川崎選手それぞれの目線で綴られている。巧みな文章に引き込まれて先を読みたくなり、結局K

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