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何事も考え方次第。サッカーW杯アジア最終予選。日本は「死の組」に入った?ほかの組も難敵ばかり。高校野球の大阪大会は、全国V経験の2校が毎回入る「死の組」

何事も考え方次第。必要以上の不安が自らの足を引っ張る。サッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選の組み合わせが決まった。日本はサウジアラビア、オーストラリアと同じグループに入り、「死の組」と報道するメディアも少なくない。ただ、どの組に入っても難敵ばかり。考え方によっては恵まれたとも思える。ネガティブ思考は不要だ。

27日にマレーシアで行われた組み合わせ抽選会。8大会連続の本大会出場をめざす日本はC組に入った。日本同様に前回のカタールW杯に出場したオーストラリア、サウジアラビアと同居する。ほかにはバーレーン、中国、インドネシアだ。

この組み合わせが日本にとって、楽な組み合わせとは言えない。前回の最終予選でも、日本はサウジアラビア、オーストラリアと最終予選で同じ組に入り、日本は2位通過で本大会出場権を手にしている。「死の組」と悲観するほどでもない。

日本が仮にA組だった場合、今年のアジアカップを制したカタールと戦うことになっていた。さらに北朝鮮も同じ組。アウェーの試合会場が直前まで流動的となりえる。そのストレスも大きい。

B組だった場合、今年のアジアカップのグループステージで敗れたイラクと同居することになっていた。しかも、この組の対戦相手はすべてが中東に属する国。日本にとって、中東で戦う負担は心身ともに大きかっただろう。

今回の組み合わせで見習いたいのは、韓国の報道だ。ある放送局では、韓国がB組に入ったことを「蜂蜜の組」と伝えている。韓国は中東で戦うことについて、日本のような苦手意識がないようだ。

日本がB組に入っていても「蜂蜜の組」と報じる国内のメディアはなかっただろう。対戦相手がすべて中東の国であることに警戒したムードが出たに違いない。日本はどの組に入っても、楽観視した報道がなかったと思う。

話を転じて、高校野球について書きたい。夏の甲子園に向けて、各地方大会の組み合わせ抽選が始まっている。強豪が集う大阪大会を思う。

過去10年の夏の甲子園で、大阪桐蔭は2014年、18年の2度、履正社は2019年に1度全国制覇を達成している。大阪大会は指折りの激戦区だ。

昨年の大阪大会決勝は選抜4強入りした大阪桐蔭と、ノーシードの履正社が相まみえた。大阪桐蔭には後にソフトバンクからドラフト1位指名された前田悠伍投手がエースとして君臨していた。しかし勝ったのは履正社だった。

大阪代表の甲子園切符は1枚のみ。それを全国制覇経験の2校が奪い合う。これこそが「死の組」だろう。

サッカーの最終予選で、日本はアジア屈指のライバル韓国や、アジア杯準々決勝で敗れたイランと対戦することはない。それだけで、日本は「死の組」から免れているのだ。

何事も考え方次第。ネガティブに考えれば、どんなこともストレスになる。一方で、ポジティブに考えれば、精神的なアドバンテージを得られる。

日本の最終予選の初戦は9月5日にホームゲームとなる中国戦。ここでしっかり勝利をつかんで勢いに乗りたい。前向き思考で、初戦に臨んでほしい。

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