見出し画像

夏はやっぱりド派手にいきたい!日本ハム・万波選手がプロ初の満塁アーチ。延長での値千金弾。高校時代はハマスタで2度のバックスクリーン弾。まさに「夏男」だ!

夏はやっぱりド派手にいきたい!日本ハムのスラッガー、万波中世選手(24)がプロ初となる満塁ホームランをかっ飛ばした。延長にもつれる厳しい展開で、チームに勝利をもたらす値千金のアーチだ。高校時代もプロ使用の横浜スタジアムで2度のバックスクリーン弾を放っている。これぞ「夏男」!万波選手が夏の主人公に躍り出そうだ。

6日に仙台で行われた楽天との3連戦の初戦。パリーグ3位の日本ハムにとって、このカードで3連敗を喫すれば、4位楽天に追い抜かれるタフなめぐり合わせだった。

試合は五回に日本ハムが先制するものの、九回の守備で2死から追いつかれた。厳しい流れのまま、延長戦に突入した。流れは楽天にある。これでサヨナラ負けを喫することになれば、最悪の3連敗も起こりえる。

そうはさせない。日本ハムが直後の十回表に粘り抜いた。清宮幸太郎選手の二塁打などで2死満塁の絶好機を作った。

ここで打席に立ったのは、5番打者の万波選手だ。相手はクローザーの則本昂大投手。150キロ台の直球にフォークを絡めて投げてきた。

万波選手はボールを見極め、ファールで粘るなどしてフルカウントに持ち込んだ。そして7球目。153キロの真ん中やや外目のストレートをとらえた。打球は右中間スタンドへ。値千金の満塁ホームランとなった。万波選手にとって、プロ初の「グランドスラム」だ。

今季は好不調の波が激しくベンチスタートのこともあった。それでも、絶好機でやってくれる。新庄剛志監督も「こういうところで打ってくれると外せない選手になるね」と殊勲者をたたえた。

万波選手は「夏男」と言っていいだろう。高校時代は神奈川の名門、横浜高で打棒をふるった。夏の甲子園には1年の時から3年連続出場。選抜に1度も出られなかったことを思うと、いっそう「夏男」の雰囲気が増す。

圧巻は夏の地方大会で神奈川のメイン会場となる横浜スタジアムでの活躍だ。1年と3年の2回にわたって、バックスクリーン弾を放っている。通常はプロのDeNAの本拠。プロ規格の球場で特大アーチを放ち、チームの勝利に貢献した。

きょう夏の甲子園が開幕する。万波選手のような「夏男」が現れるか期待が膨らむ。そして「本家」の万波選手も、さらに打ち続けていくだろう。万波選手よ、高校球児たちよ、夏の舞台で輝きをさらに放って!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?